見出し画像

「お墓の住民票」!?全国初のサービス

「無縁仏にしてもらえませんか。引き取る人がいません」。
3年前に孤独死した男性はこうメモを残していました。
増え続ける一人暮らしの高齢者。生きているうちに自分が入る墓を登録できるサービスが神奈川県横須賀市で始まります。全国初の「お墓の住民票」ともいえるこのサービス、狙いはどこにあるのでしょうか。
(TBS NEWS23 18年4月17日オンエア)

神奈川県横須賀市。市役所の一室。

壁を覆い尽くすのは骨壺。すべて引き取り手のない遺骨です。

引き取り手のない遺体が年々増加し、去年は48体にのぼりました。

対応に苦慮した市が打ちだしたのが・・・

●皆川キャスター
「横須賀市では来月からお墓の所在地などの情報を生前登録する新たなサービスが始まります」

「私の終活登録」と題されたこの事業。引き取り手のいない“孤独死”を減らすための全国初の取り組みです。

仕組みはこうです。

まず、お墓の所在地や遺言書の保管場所など11項目の情報を登録。本人が死亡した際、市が遺族など指定された関係先に情報を開示するというものです。

市ではこれまでも“孤独死”への対策を行ってきました。

2015年に亡くなった男性の遺書です。相続人が見つからず、火葬費用は市が負担しました。

これを機に始まったのが所得の少ない一人暮らしの高齢者に限り、生前の葬儀や納骨先の契約を市が仲介する事業。2018年5月から始まる「私の終活登録」の原点です。

利用者の一人、堀口純孝さんは・・・

超高齢社会を迎えた日本。

行政サービスも一層の多様化が求められています。

===================

皆川キャスター)1人暮らしの方が突然亡くなった場合に▽遺書を見つけてもらえない▽お墓の場所がわからない、といったことがあるそうです。取材した堀口さんも独身で、ご兄弟とも40年ほど会えていないということで「お墓に入れなかったらどうしよう」と心配されていたそうです。

今後さらにこういった取り組みが全国で必要になってくると感じました。