お看取りの時の様々な感情

本人や家族、職員など沢山の感情がうまれている。
何がベストなのか、それは永遠のテーマなのかもしれない。

日本は超高齢化社会と言われており、65歳以上の方が沢山いる。

それでも普段生活していて、そんなにお年寄りの方と接する機会って無いと思いませんか。

実は身近に沢山いる場所があるんです。
それが、病院や高齢者施設という場所。

高齢者しか生活していない世界というのは、とても不思議で介護や看護、医療従事者以外では違和感を感じる場所だと思います。

65歳以上~生きていられるだけの年齢の方だけが何十人と生活をしている、病院の次に死に近い場所

想像つきましたか?






様々な死を看取ってきて思うことは、1人の命それぞれに色んな人の感情があるんだ、ということです。

家族も様々。
最後の瞬間にどうしても間に合いたい、連絡するも亡くなった翌日にくる、逐一連絡を欲しがる、絶縁状態で後見人しかいない。

本人にいたっては意識がない事が殆どで。
まだ会話が保てた時の希望を叶える、好きな服を着るなど。

いろんなケースがあって
家族のつよい希望で胃瘻を作り本人は意思の疎通は一切取れない状況の人も肺炎となり亡くなる方。
心不全や脳梗塞など急激に悪化して亡くなる方。
長く関わったあとに、老衰していき亡くなる方など。

何が良いとか悪いとかはないけれど。

関わる看護師や医師、介護士などそれぞれの価値観があるので一概には言えない。
でも、その人らしく亡くなれたらいいのかなと考えてしまう。

看取る側として思うこと
昔は医療従事者は涙を見せるな、と言われてきていた。
今でも聞くけれど、自分は泣いてもいいと思っている。
故人を思い涙することは悪いことではないし、供養にもなると思う。

後悔する事もあるし、大往生だったとホッとするときもある。
勿論寂しい気持ちだって抱いてしまう時もある。

看取りについての議題や考えは、きっと自分なんかが考えるより数倍の数あるけれど。

それぞれの考えや、接し方があっていいと思う。

だって、1人1人違うのだから。


最後まで読んでいただき誠にありがとうございます。

久しぶりに人を看取るタイミングがあり、綴ってみました。
家族の想いや医療従事者側の考え、介助している介護士達の気持ち。
いろんな人から話を聞き、それぞれの考えがあるんだな、と思いました。

どう考え、接することがベストなのか。
永遠のテーマなのかもしれませんね。 



有難う御座いました。


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