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店長がバカすぎて

買ったまま積み本となってた1冊を、今夜1冊消化。
それが『店長がバカすぎて』。

思っていたのと違う!!
割と序盤から、良い意味で覆された。

働いてると、あるある。
訳分からんけど誰も止めないし、止められないこと。
どんでん返しというか、
最初と最後の文章のつながりが良かった。
全体構成が個人的にとても好き。

登場人物がそれぞれいるけれど、
あくまで主人公目線の主観的な文章で進んでいく。
だけど、最後に主人公の言葉が本人も知らないところで
客観的なものへと変えられている。
こういう驚き非常に面白かった。

本を大事にする人の気持ちが、少し分かった。
図書館や書店の漫画や本を読む方だと思う。
本は”伝えたい”が形になってる。

本屋なのに「本を貸す」って言う店長に怒る主人公が好き。
自分にない視点で物事を見れたのは良かった。

なんだろう。
頭の中には芯のある自分がいて、
しっかり立っている。
なのに表面に出るのは、確固たる意志を持つ自分ではなく、
その場を穏便に済ませることなのだ。
不甲斐ない。
つまらない。
だから仕事帰りに飲みにいくんだ。
言えるなら言ってるさ!!

いや、言っても現状虚しくなることが多いのか?
疲れてばっかりのこの世の中、
ちょっと息抜きしたいときに最高。

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