6 念願のおもちゃメーカーに入社して

ブラック企業を経て、念願のおもちゃメーカーに入社することになる。
正直、転職活動は至極スムーズに進んだ。
あまりに早く決まりすぎて、2社目の失敗がよぎる。
でも念願のおもちゃメーカー!と思い、入社した。
応募したのはプロモーション関連。
開発職と悩んだけど、やはりそこは転職のしやすさを選び、
前の職と親和性の高い職に応募した。
今思えば年齢的にも別の職に応募してみればよかったな、と思う。
(大体今までの経験を見られるのは28歳以降から)

ちなみに私は今までの転職全て、
一応転職先が決まってから退職手続きをとっている。
これは人によるよね。
私は空白期間が出るかもしれない状況が怖かったのと、
「今の会社を辞めたるぞー!!」という気持ちが、
一番転職活動のやる気を出させたというところが理由としては大きい。
別にお金に困っていなかったり、少し休みたい人は、
先にやめても良いと思う。
失業手当の申請もできるし(時間はかかるけど)。

そんなわけで入社したはいいものの、
入社直後から世間でいういわゆるハラスメントが始まる。
と行っても最初は軽微なものだけど。

突然だけど皆さん、おもちゃメーカーにどんなイメージ湧きます?
「楽しそう」「子供に優しそう」「福利厚生良さそう」・・・とか?
私は前者2つをまず思い浮かべた。
そして私の場合は、上記のイメージ+エンターテイメント業界って進んでそう!
って思っていた。
進んでいそう、というのは、エンターテインメント業界って流行り廃りが激しいので、それだけ世の中の動きに敏感な人たちがいる、というイメージだった。

が、実際は違った。
これは私の勤めている中小企業だからこそ感じたのかもしれないけど、
個人的には業界全体に、古い気質が残っている、という風に感じた。
働いている他の人も「おもちゃ業界はテキ屋からスタートしてたりするから柄が悪い」なんて言っている人もいた。

でも私の勤めていた会社ってあの愛さんと勇気くんしか友達のいないあの商品を
扱う会社だし、幼少期絶対家にあるおもちゃを作るような会社だよ?!
それなのに?!なーんて思っていた。いや、なんなら今でも思っている。
一番やっちゃあかん会社だろ、って思う。
が、あくまでリアルを伝える。

まず入社直後、「この子キャバクラ勤務だったんです」と突然本部長が言い出した。
・・・・・・・・・?!
えーっと、私?私がキャバクラ?お酒飲めないのに?!(アレルギーのため)
しかも取引先に言いやがる。
「働いてないです!」ともちろん否定するけど、中には信じちゃう取引先の人も居て、「本当にそうなんですか?」と言った質問を受けたりした。
ちなみにこれ、半年間続いたからね。
中間職の女上司に「嫌なんです」と伝えたら、
「偏見はなくても嫌か〜!私働いてたことあるから別に!」と言われた。
いや、そんなこと言われたら否定しづらいやないかい。
ちなみに直接言ってきたのは一部取引先の人だけだったけど、
中には内心信じちゃった人もいるんじゃないかな。ムカつくな。
と、まぁこんな感じのハラスメント大国で働くことになった。

登場人物ほぼほぼ頭おかしくて、とても令和を生きているとは思えないので、
これ、次回からフィクションと思われてしまうんじゃないのかな…と少し不安。

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