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  • リップの色を選べることだけがアイドルの自由なんかじゃない

    アンジュルム

  • 誰がアイドルを救うのか~ひとりの少女とアンジュルムの明日。

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はーちゃん

非公開にしていた太田遥香ちゃんのことについて書いたブログ記事を考えた末再び公開しました。 非公開にしたのは、元々彼女がアンジュルムに復帰したらすぐに消そうと思って書かれたものだし(復帰しませんでしたが)、もう一般人である彼女の不名誉な出来事も含まれた内容を晒すのは今後の彼女のためには良くないと思ったからですが、実際には彼女の名前で検索すれば噂でしかないことや明らかなデマも含まれた情報がゴマンと出てくるような状況で、これらは今後も多分消えることはないだろうし、それなら少しはマシ

    • 地球滅亡の日

      2022年2月24日 マクドナルドでかみこフルーリーを食べていたらウクライナ侵攻を開始したとのニュースがスマホに入ってくる。 いくらなんでも常任理事国がそんなことしないっすよね ロシア軍がEUの軍隊やアメリカ軍と衝突したら第三次世界大戦の始まりじゃないですか そうになったらもう世界終わりじゃないですか 核兵器ですぐ地球終わりじゃないですか そんなことが起こるはずないと思っていたが本当にヤバいことになっている。 2022年2月27日 侵略者を非難し平和を訴えるどころか、サ

      • ヲタクと事務所のホモソーシャル

        アイドルが突然辞めていなくなることにいったい何の意味があるのだろうか。そんなことを今も許してアイドルの人権を軽んじている構造を残そうとしているのは誰なんだろうか。 それで一体誰が喜ぶのだろうか。もしこの事で喜んでる人がいるなら、明らかにそいつが犯人だ。 犯人が守りたいのはアイドルという仕組みやアイドルが演じている虚構だけだ。さらに言えばそれに参加する女の子がどんどん入れ替わって次々若くて新しいアイドルが『供給』されていく構造そのものだ。 アイドル本人の人権や感情といったもの

        • ④リップの色を選べることだけがアイドルの自由なんかじゃない

          アンジュルムに『アイドルの自由』を拡大してくれることを求めるのは単なるファンのわがままな願望であることはよくわかっている。リップの色が派手だと難癖つけた人たちと同じことをやっているというのもよくわかっているつもりだ。だから今までメンバーの言動や心情にあれこれ言うことは避けてきたし今後もそうしたいと思っている。 だが、これは単なるこうなったらいいなあというファンの絵空事の話だけではない、メンバー自身が直面する現実の問題でもある。実際にはーちゃんというかけがえのないメンバーをグ

        はーちゃん

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        • リップの色を選べることだけがアイドルの自由なんかじゃない
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        記事

          ③アンジュルム第2章

          一方で、あやちょの卒業後のアンジュルムは『アンジュルム第2章』と言われている。竹内朱莉が2代目のリーダーとなった第2章は波乱の中で始まった。 メンバーが立て続けに卒業し、新メンバーの募集、太田遥香の活動休止(のちに活動終了)、コロナ禍でライブを中心とした活動ができなくなるなど活動体制がなかなか安定せず、いまだに『これがアンジュルム第2章です』というものを明確に示せずにいる。 その中で今回の主題であるリップの話に端を発する『アイドルの自由』についても第2章の中でどういう風に位

          ③アンジュルム第2章

          ②この話はそれからどうなったのか

          しかしこの話からもうだいぶ経っているのに、今この『アイドルの自由』はその時よりも特に前進したり広がったりしたようには感じない。 本当はリップの色という象徴的な話をきっかけにもっと議論されて欲しいし、アイドル自身ももっと積極的に発言して欲しいのだが、アンジュルムにおいてもあやちょの卒業以降、そんな風なことが起きているようには感じないし、実際にはむしろ狭まっているようにすら思う。 またこの話があまりにもキャッチー過ぎたために、逆に『アイドルの自由』というものがこの『リップの色を選

          ②この話はそれからどうなったのか

          ①リップの色を決めるのは誰か

          アンジュルムらしさを語るときに「桃奈のリップの話」はその象徴的な出来事としてよく語られる。 これは当時15歳だった笠原桃奈が2018年1月12日のブログでスタッフやファンの評判として『メイクが濃い』と言われたことに触れ、『これからは年相応を目指します』書いたことに端を発するエピソードだ。それを見たファンからは『そんなこと言われるのはおかしい』といった意見がコメント欄にあふれた。 翌日のブログではこの件について多数のコメントが寄せられたこと、メンバーからも『自分の好きなように

          ①リップの色を決めるのは誰か

          アンジュルムは誰のものか

          『太田遥香の今後に関するお知らせ』が発表された。 もはや何も言うことはないのだがここまで書いておいてそのまま終わるのはどうかと思い、悔しさ、怒り、悲しみ、後悔、他にも言葉で言い表せないような感情の中、気力を振り絞ってこの際今のうちに言っておいたほうがよいことを残しておく。 はーちゃんが帰ってくることが時間が経てば経つほど難しくなるのは、最初からわかっていたことだ。だからこそこの謹慎処分はすべきではなかったし、どう転がってもアンジュルムをダメにすることにしかならないと思って

          アンジュルムは誰のものか

          補足と蛇足

          『アンジュルムの今そこにある危機』の補足と書き忘れた部分を書いてみたが、メンバーの気持ちに踏み込みすぎていて、どうしようか迷ったので蛇足とする。 前回の話でくれぐれも誤解して欲しくないのは、この危機を招いたのははーちゃんではないということだ。 謹慎でただでさえアンジュルムのイメージは傷ついているのに、事務所が責任逃れのために余計なことさえメンバーに言わせなければ、少なくともアンジュルムにとっていちばん大切なことが傷付くことはなかったし、こんな危機を迎えることはなかったのだ。

          補足と蛇足

          アンジュルムの今そこにある危機

          前回と同じくこれもはーちゃんが戻って来るなら全部は言うまいとあえて曖昧にしか書いてなかったことを、もう我慢できなくなったので書く。 事務所がメンバーにはーちゃんは言うことを聞かなかったとあえて書かせたことによって、アンジュルムのアイデンティティは重大な危機を迎えている。まるでメンバーがギクシャクしてるかの様に印象付けられたことによって、アンジュルムの強さと呼ばれていたもの、アンジュルムの歌ってきた歌詞がまるで説得力を持たなくなってしまっているのだ。 はーちゃんがこのまま復帰

          アンジュルムの今そこにある危機

          アンジュルムを形作るもの

          ここまでの話の中であえて触れていないのははーちゃんと他のメンバーの関係、またはアンジュルム内の人間関係のことだ。 なぜ触れていないかと言えばアンジュルムファンとしては彼女たちの個人的な心情や言動の部分まで立ち入ることはよしとせず、アイドル本人の自主性を大切にするために余計な事は決して口出しするまいと心掛けてきたからだ。 しかし9月になっても復帰のアナウンスがなく、はーちゃんにとってもアンジュルムにとっても状況は悪くなるばかりだ。インタビューを読んでも「メンバーの言うその『

          アンジュルムを形作るもの

          誰がアイドルを救うのか⑦~ひとりの少女とアンジュルムの明日。

          その時アンジュルムに何が起こる? 今までアンジュルムのファン達はアイドルが活動していく中での矛盾や苦悩をメンバーの言葉として聞いてそのことを気づかされ、その度に自分の考え方や行動をアップデートしてより良いメンバーとファンの関係を築こうとしてきたはずだ。 それと同時にアイドルは何故こうも言動を制限され私生活すらも他人のために捧げ何をするにもがんじがらめになっている彼女達を見て、アイドルとは一体なんなのか疑問に思うようになったはずだ。 スマイレージ時代からファン達が幾度となく「君

          誰がアイドルを救うのか⑦~ひとりの少女とアンジュルムの明日。

          誰がアイドルを救うのか⑥~ひとりの少女とアンジュルムの明日。

          はーちゃんが帰って来たら終わり?新型コロナの影響で世界が停滞し新たな展望がなかなか開けない中で、この半年の間に様々な場面で人々の人権に対する意識をアップデートさせるような出来事が起き始めている。 タレントが今までタブーとされてきた自身の政治的な立場を表明したり、ネットでの誹謗中傷により有名人が自死したことをきっかけにタレントが今後ネットで誹謗中傷に対して泣き寝入りしないと宣言する動きが日本でも出てきたり、警官による黒人の暴行死をきっかけに大きな人権運動のうねりが起きた。 ま

          誰がアイドルを救うのか⑥~ひとりの少女とアンジュルムの明日。

          誰がアイドルを救うのか⑤~ひとりの少女とアンジュルムの明日。

          なぜ誰も声を上げないのか今現在彼女の復帰を求める声はあまり大きいとは言えない。復帰を願うファンは決して少なくはないはずだが、聞こえてくる声はあまりにも小さい。またこの処分で人権上の問題を指摘する人においてはほぼいない状況だ。 インスタのコメント欄やYouTubeのコメントで「待ってるよ」「早く帰って来て」という発言が見られる程度だ。 なぜだろうか? ファンはただ待っていればいずれはーちゃんが帰ってくると思っている。 彼女の活動休止以降ブログは停止し、それ以降公に場に登場した

          誰がアイドルを救うのか⑤~ひとりの少女とアンジュルムの明日。

          誰がアイドルを救うのか④~ひとりの少女とアンジュルムの明日。

          誰が何の責任を取るべきなのか? 彼女の脇の甘さを指摘する声もある。私的にファンと会い仕事のことを含めてファンに話していたという噂だ。他のファンから見れば一部のファンを特別扱いしたとすれば不公平との声が出てくるは当然だろう。ジェラシーや色々な感情がないまぜになって彼女自身に批判の矛先を向ける気持ちはわからなくもない。 しかしそのアイドル自身がこのような結果になることを事前に察知し、一度親しくなった人物に踵を返すようなことがそう簡単にできるだろうか? やはりそこは所属事務所がき

          誰がアイドルを救うのか④~ひとりの少女とアンジュルムの明日。

          誰がアイドルを救うのか③~ひとりの少女とアンジュルムの明日。

          何が問題か? 所属事務所は活動休止になった経緯について詳細を明らかにしていないが、噂ではその女性ファンは握手会などイベントに何度も通い、なんらかの方法で連絡を取り合いプライベートでも会うようになったようだ。 ファンが私生活にまで入り込みSNSでそのことを書き込み、それが結果的にタレントのプライベートを暴露することになった。 この女性ファンはまだ10代の未成年に対する気づかいや配慮が欠けると指摘されても仕方がないのではないか。 ただタレントとファンが出会って個人的に親しくなる

          誰がアイドルを救うのか③~ひとりの少女とアンジュルムの明日。