地球滅亡の日

2022年2月24日
マクドナルドでかみこフルーリーを食べていたらウクライナ侵攻を開始したとのニュースがスマホに入ってくる。

いくらなんでも常任理事国がそんなことしないっすよね
ロシア軍がEUの軍隊やアメリカ軍と衝突したら第三次世界大戦の始まりじゃないですか
そうになったらもう世界終わりじゃないですか
核兵器ですぐ地球終わりじゃないですか

そんなことが起こるはずないと思っていたが本当にヤバいことになっている。

2022年2月27日
侵略者を非難し平和を訴えるどころか、サカリのついた犬のように政治家が核武装論を声高に叫び、小遣い稼ぎのコメンテーターの暴論がメディアでそのまま流されている。もう終わりだよこの国。
自分さえ良ければいいワレがワレがの人が勝手なことを言い出し、それに騙されてる人たちも一緒になって意見を異にする周りに当たり散らし、縦にも横にも分断を生み出してミンチ肉のようにバラバラになっている。個性とか自分らしさばかりが良いことのように強調されるようになって、逆張りで他人とは違うことを言うことが個性か何かと勘違いしているやつが増えた。他人を思いやる心もなくなっている奴らの言葉に何の説得力も感じない。

2022年3月上旬
夢の中に出てきたはーちゃんは歌もうまくて見ても分からないくらい洗練されていて誰か分からなかったが喋ってる声を聞いたらまさしくはーちゃんで安心する。

2022年3月中旬
はーちゃんのアンジュルム復帰に一途の望みをかけて手に入れたチケットでアンジュルムのツアーに行く。久々の、はーちゃんがいなくなってからの、新メンバーにとっては初めてのツアー。本当なら待ちに待ったなのだろうが、はーちゃんがいないことだけが気になって心ここに在らずで全く楽しめず、コンサートを見てるというよりコンサートをやってる風景を眺めてるような感じ。結構いい席だったのに。メンバーは頑張っていたと思う。れらはもうグループの中核で、はーちゃんのいたアンジュルムのころと比べ物にならないほどの風格すら感じられ観ていて安心する。はーちゃんもグループに残っていたらこれくらい頼もしくなっていたのだろうかと思ってコンサート中に泣きそうになる。ライブ後の高揚感もないまま帰ってくる。4月のライブのチケットもあるので、その頃はさすがにはーちゃんのこともはっきりしているだろう。

2022年4月1日 『愛・魔性』MV公開
2022年4月6日~
はーちゃんが帰ってこないことがわかった日からベッドの上で泣いてばかりいる。ひねもすベッドに寝てるのは病人か赤ん坊。はーちゃんは大学に進学して『新しい夢』に前向きに人生を踏み出したのだから何も悲しいことはないはず。アンジュルムは新曲やツアーに忙しく充実している。なのに自分はなぜ泣いてばかりなのか?一体何がこんなにも悲しいのか分からないでいる。

2022年4月日
春の日、こんなことではいけないと、無理矢理表に出ればいつの間にか陽は暖かく桜が咲いている。桜を観にしばらくみかけることのなかった人だかりから笑い声が聞こえる。その楽しそうな人たちを恨めしそうに見つめる。そんな自分が情けなくなって視線を逸らすと、この柔らかな日差しが自分を嘲笑っているように感じる。何もかもから置き去りにされたような気になってひとりぼっちなのだと実感して涙が溢れそうになり、見られまいと下を向くと涙がこぼれ落ちる。

2022年4月 日
Twitterに書かれている『号泣している』や『ショックで寝込んでいる』とか『食事も喉を通らない』という書き込みはほぼ大袈裟に言っているだけの嘘だが、自分は本当にそうなっている。ただ食欲だけはある。やけ食いするために癪に触る春の日差しの中をなんとか出かけ回転寿司を高額皿もいとわず2,500円程食べ、その足でかみこフルーリーとさくらもちパイをマクドナルドで食べる。甘いものは別腹というのは本当だ。コロナで店員ともほぼ顔を合わさずいられるのが助かる。きっとボロボロなはずだから。帰ってきて満腹の腹でベッドに倒れ込みまた泣いている。

2022年4月15日 『ハデにやっちゃいな!』MVが公開される
アンジュルムもはーちゃんもどっちも守りたかったしどっちも裏切りたくはなかったが結局どっちにも裏切られどっちも守れなかった気分になっている。泣いてばかりいる。

2022年4月 日
もうワイドショーの類は一切見なくなった。ストレートニュースか海外のニュースメディアしか体が受け付けない。ウクライナの人たちの現状を見てこんな悲惨な状況が続くなら、もういっそのこと核でもなんでもいいから地球滅亡しちゃえばいいのにと思うが、はーちゃんの大学生活も将来の夢も無くなってしまうのかと気付き、そんなデタラメなことを思った自分が情けなくなってまた泣く。

2022年4月中旬
はーちゃんの発表があって以降はじめてのアンジュルムコンサート。もう終わったことなのだから、元に戻ることはないのだから、目の前のコンサートのことだけ考えて楽しもうと心に言い聞かせて臨む。前回よりは少しは楽しめるようになったが、以前の楽しかったアンジュルムのコンサートの感覚はなく、前は一体何があんなに楽しかったのか思い出せない。メンバーひとりひとりには見どころがあり、はーちゃんの脱退後に入った新メンバーも頑張っているし、その姿を見ると愛おしいとすら思うが、自分の中に全体としてのアンジュルムを受け付けない何かがある。帰り道再びアンジュルムを愛せるようになるためのリハビリをしてるようだなと思う。

2022年4月20日
もうアンジュルムのツアーのチケットはないが、観られるとすれば6月15日の武道館公演かなーFC更新すべきかなー武道館行こうかなーはーちゃん観に来てくれないかなーとか思いながらチケットの申込が始まったらどうしようかなーと悩む。全然楽しんでもないのにリハビリのためだけに観に来られても迷惑なだけだし、他に観たいまともなファンもたくさんいるだろうに。観たい気持ちはなくもないし、でも全然楽しめる気もしないが。病を拗らしている。

2022年4月21日
もう泣くことがなくなるのが先か、戦争が終わるのが早いか、地球が滅亡するのが早いのか、寿命が尽きるのが早いか、武道館が先か、リハビリが終了するのが早いか。

2022年4月24日
リハビリの一環でMVを久々にひと通り見る。『46億年LOVE』を見るが、愛や正しさなどもうこの世には見当たらず今や地球は風前の灯。この曲を初めて聴いた時、彼女たちの姿を見てもしかしたらまだこの世界に希望はあるんじゃないかと思わせてくれたのはまだたった数年前の話。『SHAKA SHAKA TO LOVE』偶然かわざとなのか微妙な時期に『ちゃんと磨かなきゃ〜〜!!』という歌詞を滑り込ませた雨子さんなら今のアンジュルムにどういう歌詞をあてがうのだろうか。是非聴いてみたい。リハビリ期間は続く。


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