補足と蛇足

『アンジュルムの今そこにある危機』の補足と書き忘れた部分を書いてみたが、メンバーの気持ちに踏み込みすぎていて、どうしようか迷ったので蛇足とする。

前回の話でくれぐれも誤解して欲しくないのは、この危機を招いたのははーちゃんではないということだ。
謹慎でただでさえアンジュルムのイメージは傷ついているのに、事務所が責任逃れのために余計なことさえメンバーに言わせなければ、少なくともアンジュルムにとっていちばん大切なことが傷付くことはなかったし、こんな危機を迎えることはなかったのだ。
この状態から唯一アンジュルムを救うことができるのははーちゃんだけだ、ということである。
そして「9人で傷ついたアンジュルムの信頼を回復していくしかない」と書いたのは、よく考えたらおかしな話だ。メンバーにとっては勝手に危機にされて勝手にその重荷を背負わされるからだ。本当は誰が責任を負わなければならないかは明らかだ。

前回書き忘れたのは
差し迫った今そこにある危機を避けるタイムリミットはいつなのかということだ。それは3つ考えられる。このうち3つ目は最も早く起こるかもしれず、最も現実に起こり得る可能性があり、そして考え得る限り最悪の事態を引き起こす。

1つ目はーちゃんの誕生日である10月21日だ。
本来ならその時期にバースデーイベントが行われるはずだが、このままだともうすぐ在籍2年を迎えるはーちゃんのバースデーイベントはまだ一度も行われない異常事態ということになる。ただ誕生日を過ぎただいぶ後にバースデーイベントをやったメンバーはいるので、はーちゃんの誕生日に何も起こらなくてもすぐに危機を迎えることにはならないかもしれない。バースデーイベントははーちゃんの復帰を祝うイベントとしても是非やらせてあげて欲しい。

2つ目は時期は未定だが船木結の卒業公演である。
メンバーであるのにも関わらず、卒業公演に参加できなかったとすれば室田瑞希の卒業公演に続いて2回目になる。それまでに何のアナウンスもないとしたらあまりにも不誠実だし、せっかくのメンバーの卒業にも水を差すことにもなる。

3つ目は新メンバーをお披露目する時だ。
この時点ではーちゃんが万一辞めていたり、まだ謹慎中だったとして、例えばこんな場面を見せられたらあなたはどう思うだろうか。

リーダー「それではここで重大発表がありまーす!」
メンバー「えーなになにーーー!」
リーダー「アンジュルムのぉ〜」
メンバー「おおおーーーーー!」
リーダー「新メンバーがぁ〜」
メンバー「おおおーーーーー!」
リーダー「決定しましたーー!」
メンバー「イエーーーイ!!」
リーダー「それでは新メンバーどうぞー!」
メンバー「ワーーーー!」

見ていてこんなシラける場面があるだろうか。本来はファンにとっても楽しい場面のはずなのに、はーちゃんのことを置き去りにしてこんな場面を見せられたら、キムタクでなくても「チョマテヨ」と言いたくなるだろう。
こんなことをやらされるかもしれないと想像するとメンバーが不憫でならない。なにより入って来る新メンバーが気の毒である。そして傷つくのは放ったらかしにされるはーちゃんである。
これではファンとしてはたとえメンバーは何も悪くなくても、「はーちゃんも救えないのに新メンバーかよ」とアンジュルムへの気持ちはさすがに覚めてしまうだろう。
つまり新メンバー発表の場面にはーちゃんは必ず立ち会っていなければならないのだ。そうでなかったらアンジュルムの危機は現実のものになるだろう。

謹慎してることだけでも辛いはずなのに、その間にブログであんなこと書かれたり、むろの卒業に参加できなかったり、自分のいない新曲が出たり、それ以外にもはーちゃんがダメージ受けそうなことが多すぎるのだ。この半年間のはーちゃんの心情は本当に察するにあまりある。
そのことも考えれば残された時間はもうそんなに長くないということがわかるだろう。それを自己責任だとか仕方がないで済ませられるなら、もうそこまでして9人がアンジュルムを続ける意味なんてないだろう。

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