見出し画像

ソーシャルVRライフスタイル調査2023

メタバースでのライフスタイルを可視化するため、全世界のユーザーを対象に行った大規模公開アンケート調査のレポートを公開しました。第2回となる今回は回答数が2,000件と過去最大になりました。ご協力ありがとうございました。要望の多かった「人口急増による変化」「コミュニティ」「経済」を重点テーマに設定しました。人類とメタバースの未来に向けたオープンな議論を活性化させるため、全80ページ無償公開します。ぜひ感想をお寄せください。
English portal here

※11/8 追記:東京芸大でのゲスト講義で紹介しました
※11/9 追記:本調査プロジェクトの日本語名称「ソーシャルVR国勢調査2023」(#VR国勢調査)を「ソーシャルVRライフスタイル調査2023」(#VRライフスタイル調査 )に変更しました
※12/4 追記:マルタ大学の授業で発表しました
※12/9 追記:有志ユーザーの方々により、VRChatで100名に街頭聞き取り調査することで本調査 の一部項目の偏りの追試実験が行われました
※12/10 追記:バーチャル学会2023で発表しました
※2024/1/6 追記:学術DB「J-STAGE」に掲載されました
※2/1 追記:本調査を題材としたnote投稿企画「"仮想現実での生き方"を考えよう」を開催しました
※2/22:日本デジタル空間経済連盟様「Digital Space Conference 2024」でデータ紹介しました
※2/24 追記:イリノイ大学VRクラブの講演で発表しました
※3/20 追記:東京大学メタバース工学部の授業でデータ紹介しました
※4/2 追記:毎日新聞で引用されました
※4/14 追記:NHK「最深日本研究」にNem x Milaが出演しデータ引用されました


はじめに

コロナ禍とVRゴーグルの低価格化を受けて、ソーシャルVRのユーザー数はここ数年で5倍以上に拡大したと言われており、人類の新たな生活空間「メタバース」として注目されています。本調査では、全世界のVRユーザーを対象に行った大規模公開アンケートの回答2,000件を分析することで、そのライフスタイルを可視化しました。第2回となる今回は「人口急増による2年間での変化」に着目します。また、事前アンケートでも住人のみなさんから非常にリクエストの多かった「コミュニティ」「経済」のトピックを重点テーマとして追加し、詳しく分析しました。今大きく広がり始めた仮想世界で、果たして私達はいかに繋がり、いかに生きていくのでしょうか? 本レポートは進化し続ける世界のほんの入口を紹介したに過ぎませんが、来る新時代の一端を照らし出し、より良い未来に向けた議論のきっかけになれば幸いです。

Nem x Mila

目次

Part 1. ライフスタイルとコミュニティ 
ソーシャルVRの利用動向・利用目的・コミュニティ
Part 2. アイデンティティ
ユーザーによる名前・アバター・音声表現
Part 3. コミュニケーション 
ユーザー間の距離感・スキンシップ・恋愛・セックス
Part 4. 経済
仮想空間における支出と収入の金額と内訳
Part 5. ファントムセンス
感覚の種類・感じやすさ・触覚を感じる部位
※一部性的な行為に関する統計も含まれますのでご注意ください。

レポート無償配布中「ソーシャルVRライフスタイル調査2023」

▶▶▶ レポートはこちら ◀◀◀

※レポート形式:pdf、日英バイリンガル対応、81ページ
※共有するときはpdfのリンクではなく、このポータルページ自体を共有頂けると幸いです (レポート更新でリンクが変わる可能性があるため)

読後アンケートのおねがい

レポートをご覧いただきありがとうございます。更なる分析と今後の調査活動の参考にぜひ読後アンケートにお応え下さい。あなたの感想やご意見をお待ちしています。

▶▶▶ 読後アンケートはこちら (Googleフォーム) ◀◀◀

YouTube Live 調査報告会

11月26日 (日) 21:00からは、調査を実施した研究ユニット「Nem x Mila」がYouTube Liveでメタバースから調査報告会を実施します。視聴者からの質問もリアルタイムで受け付けます。

公式サポーター

全世界のソーシャルVR住人から回答協力を募るため、関連企業やコミュニティに情報拡散等に協力頂きました。
株式会社HIKKY
PANORA
メタカル最前線
VRアジト
AXON PARK
株式会社ブイノス
マルタ大学(助言・総評:ヴァネッサ・カミッレーリ博士)

運営:研究ユニット「Nem x Mila」

「ソーシャルVRライフスタイル調査2023」はバーチャル美少女ねむとリュドミラ・ブレディキナがVTuberやメタバースが人類に与える影響を調査するために結成した研究ユニット「Nem x Mila(ねむみら)」による第4弾大規模調査プロジェクトです。取材などのお問い合わせはTwitterのDMかレポートに記載のEメールアドレスで受け付けています。

研究ユニット「Nem x Mila」

バーチャル美少女ねむ
日本のVTuber/作家で、メタバース文化エバンジェリスト。HTC公式VIVEアンバサダー。2022年に解説書『メタバース進化論(技術評論社)』を出版。「ITエンジニア本大賞2023」ビジネス書部門で大賞を受賞。
・Twitter : @nemchan_nel
・学術ポータル : researchmap.jp/nemchan_nel
・参考:『メタバース進化論』"原住民"が贈るメタバース解説書の決定版

リュドミラ・ブレディキナ
マルタ大学社会福祉学部ジェンダー&セクシャリティ学科で博士課程在籍。2022年に「バ美肉」「VTuber」に関する修士論文でジュネーブ大学のジェンダー分野の学術賞「プリ・ジャンル」を受賞。
・Twitter : @BredikhinaL
・学術ポータル : malta.academia.edu/LiudmilaBredikhina
・参考:ミラが「バ美肉」論文で学術賞「プリ・ジャンル」受賞

国連IGF京都2023で登壇

※参考:国連 IGF京都2023 Nem x Mila「メタバース住人との対話」

TBWA Worldwide インタビュー

※参考:Nem x Mila、国際メディア TBWA Worldwideドキュメンタリー出演

過去の大規模調査プロジェクト
メタバースでのハラスメント (Nem x Mila, 2022)

ソーシャルVR国勢調査2021 (Nem x Mila, 2021)

新型コロナはバーチャルコミュニケーションを加速したか (Nem x Mila, 2020)

発表歴・掲載歴

11/8 東京芸大でのゲスト講義で紹介(ねむ)

東京藝術大学の講義で「人のクリエイティビティを解き放つメタバースの可能性」というテーマでねむがゲスト登壇しました。VRライフスタイル調査のデータも紹介しました。

12/4 マルタ大学の授業で発表(ミラ)

ミラがマルタ大学でVRライフスタイル調査を発表しました。発表は調査に協力してくれたヴァネッサ・カミッレーリ博士の授業の中で行われ、デジタル世界における人間の相互作用について様々な議論が行われました。

12/5 VRChatお砂糖JUST街頭聞き込み調査報告書(有志による追試実験)

有志VRChatユーザーのTMPKDThametaroさん等により、VRChatで100名に街頭聞き取り調査することで本調査 の一部項目(恋愛とバーチャルセックス)の偏りの追試実験が行われました。差分についても深く考察されており非常に興味深いです。(これは相当大変だったと思います。調査・回答頂いたみなさん、お疲れ様でした)

12/10 バーチャル学会2023で発表(Nem x Mila)

バーチャル学会2023でVRライフスタイル調査を発表しました。口頭発表とポスターセッションを行い、たくさんの意見やコメントを頂きました。

2024/1/6 学術DB「J-STAGE」掲載

「バーチャル学会2023」で行った「ソーシャルVRライフスタイル調査2023」の発表資料が学術データーベース「J-STAGE」に掲載されました。

2024/2/1 本調査を題材としたnote投稿企画「"仮想現実での生き方"を考えよう」を開催

2023年12月18日から2024年1月20日にかけて募集した「note投稿企画「仮想現実での生き方」を考えよう【VRライフスタイル調査】」に33件ものご応募を頂きました! どの作品も個性的で、素敵で、かけがえのない「生き方」が詰まっていて胸が震えました。仮想現実という無限の荒野でこれから人類は一体どんな人生を送るのか? なにを望むのか? それはまるで、未来への切ない祈りのようでした。みなさんのおかげで未来の人類の「生き方」が垣間見えるような投稿企画になったとおもいます。たくさんの投稿ありがとうございました。今後の私の活動の参考にさせて頂きます。

2024/2/22 日本デジタル空間経済連盟様「Digital Space Conference 2024」でデータ紹介

岸田総理も出演した日本デジタル空間経済連盟様「Digital Space Conference 2024」で仮想空間でのコミュニケーションに関するデータを紹介して議論しました。

2024/2/24 イリノイ大学VRクラブの講演で発表

米国の名門州立大学・イリノイ大学VRクラブの学術フォーラムで「バーチャルキャラクターとして生きる:アカデミアとメタバース原住民の視点」と題してオンライン講演を行いました。メタバースでの生活についてデモを行い、全世界のメタバースユーザー2,000名を分析した大規模調査「ソーシャルVRライフスタイル調査2023」を紹介、主に各国のVRコミュニティのアバター文化の違いについて様々な議論が行われました。

2024/3/20 東京大学メタバース工学部の授業でデータ紹介

東京大学「メタバース工学部」で稲見昌彦教授・アシュトンさんと共に「メタバースのアバター文化と最新ファッショントレンド」と題して中高生向けの講義を行いました。オリジナルアバターや改変アバターの利用比率などのデータを紹介して議論を行いました。

2024/4/2 毎日新聞で引用されました

2024年4月1日に公開された毎日新聞の記事『VRの世界で居場所見つけた ジェンダー、「らしさ」に縛られず』で、私バーチャル美少女ねむがスイスの人類学者ミラと実施した「VRライフスタイル調査」のデータを引用頂きました。

2024/4/14 NHK「最深日本研究」にNem x Milaが出演しデータ引用されました

”バ美肉”研究者ミラ - 出典:NHK「最深日本研究」
日本人男性が使用するアバターの性別 - 出典:NHK「最深日本研究」

海外メディア

国内メディア

その他(個人ブログ等)


note / Twitter / YouTubeでメタバースの興味深い文化について発信していますので、ぜひ「フォロー」や記事の「いいね」をお願いします。頂いたサポートはメタバースでの生活費や取材費として活用させて頂きます。