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【詩人の読書記録日記ミニ】北爪満喜『Bridge』(思潮社)を読んで―自分は自分として過ごすこと―

こんにちは。長尾早苗です。

昨日は夜遅くまで作業でした。

企画に参加してくださったみなさま、ありがとうございました!

今日はなかなか自分の仕事のペースを取り戻しづらかったので、

自分なりに自分を整えることをお話ししようと思います。


あの人はたぶんこう思ってる、から抜け出すこと

「怒ってる?」

これは、よく聞く質問第一位……だったのが学生時代。

自分のことをどう見られているのか、

評価をいちいち気にしていました。

でも、だからこそだけど、その「怒ってる?」でたいへん人を怒らせてしまったことも事実。

「怒ってる?」と聞いたら、

求めている解答は「そんなことないよ~全然怒ってないよ~」なのですが

逆にそれは優しさではなく、怒っていたら「怒ってる」と受け手が言えないこと。

受け手の気持ちを考えない質問だったんですね。

あの人は多分こう思ってる、だからわたしはこうだ

というある意味で思い込みがあるのですが、

その「多分こう思ってる」から「ひらめいた、あの人はきっとこうなんだ」にたどり着くまでは方向がかなり違って、

自分や他人を縛っているような気さえ感じます。

できるだけ生きやすく

今日は朝作業場所に来て、

眠い目をこすりながら作業をしていました。

でも、カバンの中には詩集があって、一息つきたいとき

リフレッシュしたいときに読んだのが

北爪満喜さんの『Bridge』(思潮社)です。

北爪満喜さんの『Bridge』

この詩集の語り手も、読んでいくごとに出生に大きな秘密を抱えていて、

お父さんを「おじさん」と呼んでいることがわかります。

自分の育て親、生まれの親。

少女だったころに戻りたいけど戻れずにいる。

そんな詩語の背景がしみるのです。胸がきゅっとしめつけられる。

目を覚ましたいときに心地よく、切なく、朝一番のコーヒーのようにしみわたる詩集です。

光の方へ―多作の詩人だからこそ―

北爪さんとは日常的にやり取りしていますが、

お互いに日々ライフワークのように

「書いてまとめる」ということを繰り返していることは一緒です。

現代詩の会の合評会で毎回新作を出してくること、そして北爪さんの著書の多さに圧倒されています。

多作の詩人だからこそ、「書いてまとめる」ことで頭の中が整理されていくのもありますし、

書くということで光の方へ向かっていけることができるように感じます。

社会とのつながりを作ること

日曜日と祝日はわたしは家で作業していました。

でも、いつもは9時~13時まで作業場所で作業していたくて。

持ち帰り仕事ももちろんあるけれど、

ランチは家とは別の場所で食べたいという思いはあります。

ほかのひとがしている雑談も楽しいものです。

わたしは社会との接点を作る「場所」に行くのが非常に大事で、

そういう時に作業場所で多くの人に会うこと、

通勤がほどよくあること、

オンオフの切り替えがきちんとできることを大事にしています。

年末年始は集中してファストフード店で仕事をしていたくらいなので……笑

なんだかんだ、外に出てみたいんでしょうね。

今日は事務所から「明けましておめでとうございます」が飛び交い、

もうお正月休みは終わったのだなあ

と感慨にふけりました。

終わりに

さて、三連休も終わり、

お正月休み明けという方も多いのではないでしょうか。

わたしはカレンダー通りには動いていないのですが笑

それでも、自分は自分という芯をしっかりと保っていきたいと思っています。

わたしの仕事はわたしのカレンダーで動いている。

それが家族に影響を及ぼさなければ、

わたしは散歩をする気分で

仕事や作業に没頭できるような気がしています。

今日からもリズミカルにやっていきましょう!

今日の詩です。

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