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【読書記録・日記】ちょっと長め今週のふりかえり

こんにちは。長尾早苗です。

今週のふりかえりというか、めんどくさがり屋の日記ですね(笑)
説明するのがめんどくさいので、ここに書きます。
めんどくさがり屋でもなんとかやっていけるよ。人生は長いよ。
マイウェイを早めのマイペースでずんずん進んでいこうよ。


*エイダ・ラブレスについて

エイダ・ラブレスに興味を持っています。
この前のプログラミング教室、受講してよかったです!
世界で初めてのプログラマが女性だったこと、女性として生き女性ならではの病気で若くしてなくなったこと。
でも、彼女が遺した研究はすばらしかった。
数学が芸術性を持つこと。
わたしにとってそれは、文学においての詩だったのかもしれない。
いや、文学そのものなのかな。
わたしは読むことの専門家たちに読むことを鍛えられて、実践の場所として詩があったように思っています。
読むことを鍛えられたから読むのが早い・極端であるというのもあるんですけどね……。

わたしは趣味でいろいろな言語を学びたくて、夫の見ているイメージがつかみにくかったのもあってプログラムの言語を趣味で勉強しています。
PythonとかJavaScriptがすごいのはわかったのですが、その前にプログラムの考え方、論理的な考え方を一人の女性の数学者が作っていたということに非常に感銘を受けました。
エイダ・ラブレスも感情の波があったんだな……ちょっとわかるな。

わたしの考え方は面白いか面白くないかで最初の一歩が決まってしまうので、とても決断は早い。行動も早い。でも、論理的な思考ではない……

*家族が作品集をまとめました

自分のことではないのだけど、こんなに喜べるのはすごいことだと思います。家族だから他人事ではないのだけど、一緒の時間を確かに共有していても感じることは違って、面白いと思う。
少なくともさみしかったり切なかったりはない。この人はきっと大丈夫。

*ないものをねだりたがること・かごめちゃんへの共感

『大豆田とわ子と三人の元夫』に出てくる「かごめ」というキャラクターがいるのですが、彼女の抱える孤独もめんどくささもすごく共感できる。
わたしは結婚してしまったけれど、結婚する前、恋愛する前はこんな風に割り切るという選択肢は考えていなかった。
共感と理解しかない世界はつらいし、さみしさも抱えているけれど、かごめちゃんにとっては全てがどうでもよくてめんどくさい。
恋愛も家庭を持つことも、どんなに自分が恵まれていようとも「めんどくさいからしない」。さみしがってた人生だけど…
でも、友人の一番大事な人は奪った。最後まで手放さなかった。

人には欠けたものが全員にあって、完璧なひとなんていない。
家庭を持つこと、仕事をすること、子どもを産むこと、時間をとること、活動すること、勉強すること、自由になること、夢をかなえること、そのほかいろいろ。いろいろありすぎるな…
欠けたものをねだりたがるのは人間の常だけれど、その人間の本質を知ることが勉強なんじゃないかと思います。

*今週の読書

BRUTUS No.1008 特集「一行だけで。」マガジンハウス

ピーナッツにすべてが書かれていた。
シュルツの仕事もすごいと思う。
わたしは中学生の時、保健室に入り浸っていました。
その保健室で谷川俊太郎さんの翻訳のピーナッツ全巻を読みました。
そのころは谷川さんが20代の青年だと思っていました。すごく若い人だと思っていましたが、ココロはずっと若いのかもしれないと思いました。

他の人の「一行」を読んでいると楽しい。

山田亮太『オバマ・グーグル』思潮社

情報や詩的言語、その関係性を探りたいときにふと読みたくなる。 何年か経ってまた読もう、何年か経ってまた読もう。その繰り返しで、何年かおきに感想が変わっていく。 その時に感じたことはその時に感じた自分自身の情報と言語。 何年か経ってまた読もう

左川ちか『左川ちか詩集』岩波文庫

左川ちかが輝く理由はなんだったのか。生前に発掘されなかった彼女が現代になって読まれた理由はなんだったのか。 生きることへの執着、愛することへの執着、詩を書き続けることへのためらい。

尾形亀之助『カステーラのような明るい夜』七月堂

美しい。大いなるのほほんの詩人、尾形亀之助と、彼を愛するすべての詩人たち。 どうしてレモンだったのか。どうしてカステーラだったのか。 装丁だけでもほれぼれしてしまう。持っていると自慢したくなる。

衣巻省三『街のスタイル』国書刊行会

第一回芥川賞候補となった作家、衣巻の詩・小説の作品集。当時のデカダンの詩人として萩原朔太郎、そして左川ちかと交友があったのではとされている。馬込文士村での日々の中で、衣巻が感じ取ったこととはなんなのだろう。

箱入りの装丁。

石川敬大・草野理恵子ほか『凪の小花vol.0』

コ本やさんのクリアファイルに入れてみました! 鈴木奥さんの『百合の名』 母親は/よくまちがって/使われる の最初の三行から引き込まれました!
よくまちがえられるのかもしれないなと思っています。 他にも草野理恵子さん、橘しのぶさんの詩も読みどころ満点!

クロサキハルオミ『レイニ・ブック・マーカ』

言わなくてもわかるよ、パパはきっときみのことが大好き。 育児をしたことがなくても、きっと同じ気持ちになる。 かつて誰かの娘であったこと、誰かに発見を与え続けていたこと。 ことばは傷つけるものじゃない。誰かをきっと守るものなんだ。

梁川梨里『ら・ぶろんしぇvol.0』

「たまごの記憶」わかるー!ほんとそう!ほんとそう、なんだけど誰も言わないこと。 言ってはいけないと思っていて誰も言わなくてめんどくさいなって放っておいていること。 それでも、きっとわたしたちは尊いものであり続けること。

七月堂ほか『AM4:07』

よく眠れていますか? わりとみんなに聞きたいこの質問。 あなたにとってAM4:07、起きていますか?眠っていますか? 夜と朝の橋渡しの時間には、どうすればいいんでしょう? その質問やあわいに、詩人たちや書店店主が答えています。 本を愛するすべてのこと。

暁方ミセイほか『紙で会うポエトリー2024』

七月堂の後藤聖子さんのエッセイをはじめ、石松佳さんや谷口鳥子さん、坂多塋子さんの詩が印象的でした。
詩を「詩」としてくくりわけないこと。
すごく大事なことのように思う。

柊月めぐみ『瓜売り vol.0』


ほんとにフリーでいいの!? と思わず聞いてしまったフリー詩誌。 ベーグル、スープと読んでいるとお腹が空きます。 生き物の本質、食べるものの本質。 誰かと誰かが、誰かと何かが接する時に必ず発生するものを考えました。

*文学フリマ東京お疲れさまでした!

1万歩あるいたら人は休む。
当たり前のことですが、設営・展示職人の長尾は設営・展示が終わらないと職人じゃなくなります。帰宅するまでが遠足ってほんとによくいったものだよ…
へいたさんのファンなので、ご本人にお会いできたときはめちゃくちゃうれしかった。
町にベンチがあるとうれしい。文学フリマ東京に椅子があってうれしい。


職人の技です。

詳細は詩誌La Vagueのnoteに書きました!
こちらをご覧ください~!

推しのへいたさんのnote

*近況のようなもの

文学フリマが終わってからそわそわ、BRUTUS旋風もあって

落ち着きません……

文学フリマ翌日も、眠くてもほてる時間が続いてどうしたもんかなと思い、あんまり眠れないことがどれだけ怖いか思い知りました。

よく食べてよく寝よう。

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