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私の「うつ抜け」

 やっと鬱が晴れた。今日は作業所に行って、久々に仕事をして来た。

 父(とペット)亡き後、ずっと鬱状態が続いていた私。朝から晩まで布団から起き上がれない。当然仕事も行けない。お風呂どころか歯磨きすら難しい。「セルフネグレクト」一歩手前だった。

 食事は受け付けず、食べたら腹痛と下痢に苦しむ。体重は5kg落ちた。珍友D(彼氏でもある)曰く、「胸が小さくなった」だと。ナンダヨソレ()

 主治医に相談して薬を調節してもらい、少しずつ気分を上げていくことにした。ちなみに私は双極性障害、躁鬱病だ。急に上げると、とんでもないことになる。

 過去やらかしたことは、ひと月で数十万の買い物(注:当時無職)、思い立ったら吉日でアパートを借り、その日のうちに引越し、道行く人皆んなに高らかなご挨拶、初めて会った通りすがりの人と握手してサヨナラなど、とんでもないことばかり。

 だから急に気分が上がるのは危険なのだ。慎重に服薬し、自力でじわじわ上がって来た。まず、寝たきり状態から脱出した。初めは夜全く眠れなかったが、次第にリズムがついて来た。

 そして風呂や洗顔など、身支度が出来るようになった。やめていた日記や家計簿が付けられるようになり、本を読むことが出来だした。休日には車で買い物が出来るようになった。

 めでたく今日数週間ぶりに職場復帰した。私の通うA型事業所(就労継続支援A型事業所)は、規則が厳しくなく、思い切って休める。休んででも長く通えることを重きに置いている。

 軽作業とはいえ、大事な仕事。少し時間配分に失敗したけれど、上等だ。続きはまた明日やればいい。1人で黙々と作業が出来るので、広汎性発達障害(自閉スペクトラム症)を持つ私でもノンストレスだ。

 身体が軽く動き、気分はほんのり心地良い。この感じをずっと続けていけたらなぁ。父も空から見て喜んでいるだろう。あとは、安定して作業所に通うことが目標だ。

 長い長いトンネルから抜けたような、私の「うつ抜け」。精神疾患は人生に関わる病気である。一生付き合うこの病気、これから先も躁や鬱を何度も繰り返すんだろう。自分の機嫌は自分で取る、うん、いい言葉!

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