見出し画像

実は危ない厳しい目の糖質制限食。厳しい目の糖質制限食の盲点について

「糖質を含んだ食べ物(主に炭水化物)を食べるから、血糖値が上がる」
「じゃあ、炭水化物を食べなければ血糖値は上がらない」
「炭水化物をほとんどとらない、厳しい目の糖質制限食を実践すれば、
血糖値上昇を抑えられるから、糖尿病を克服できる『だろう』」
 
厳しい目の糖質制限食を信じている人はそう考えるのかもしれません
けれども。
 
「そんなに甘くはないだろうな」というのが私の見立てです。
 
糖尿病は生活習慣病なので、生活習慣を改善しなければ根本的な
ところが解決しません。
 
食生活を改善するのも大切なことですが、『炭水化物(糖質)を
ほとんどとらない食生活に切り替える』ということが、人体に
とって長期的に観て安全なことかといえば、大きな疑問があるの
です。(それは本当に『改善』なのかと)
 
厳しい目の糖質制限食を長期的に続けた場合、発生するリスクに、
 
(1)肉食中心になることで体の老化が進んでしまう。
 結果、血管が硬化してしまう。
(2)腸内の細菌の生態が、悪玉菌優勢に切り替わってしまう。
 (善玉菌の主食である炭水化物の分解物がないせいで)
 
などがあります。
 
たまに、「糖尿病になったら、肉とチーズと卵を主に食べればいい
んだ」といって実践している人がいますが、危険すぎます。
 
私の意見ですが、糖尿病は生活習慣を軌道修正しながら立て直して
いく必要があるので、メンタル面含め、食生活から運動習慣まで、
あらゆる面にわたって修正しなければならないものなのです。
 
あらゆる面にわたって修正できるチャンスともとれます。
 
決して、『インスリンの注射をするだけで解決する』ものでは
ありませんし、『炭水化物を食べないようにすれば解決する』
ものでもありませんし、『秘境の奥地で見つかった幻の薬草を
食べればこの病気は解決する』ものでもありません。
 
とても地味な話ですが、根本的な解決をもたらしたい場合に、
『楽な解決方法』なんてないんです。
 
生きていく限り、『適正な範囲で体を動かすべき』ですし、
自炊して『適正な糖質量の体に良い食事を食べるべき』です。
 
当たり前なことを当たり前に実践できれば、糖尿病はどうやら
寛解に向かうようです。(私の場合はそうだった)
 
何事も盲信せず、その時自分に一番合ったやり方を常に模索
しましょう。
 
一時的になら、糖質制限食も役に立ちます。
いいとこ取りして、望ましいゴールを目指してください。
 
やれば出来ます。 糖尿病を、治しましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?