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猫のライオン

ここは地球から遠く遠く離れた
どこかの惑星。
どこにあるのかと聞かれても
こちらにもわからない。
遠く遠くのどこかに存在している
謎の惑星のお話。

そこには「猫のライオン」という生きものが
ひっそりのんびりと暮らしていた。

猫のライオンもこの惑星のことは
実はあまりよく知らない。
でもずっと、この名も知れぬ惑星に住んでいる。
どこにあるのかよくわからないこの惑星だが
ほとんどのことは地球と一緒である。
空があり、山があり、海がある。
ね、一緒でしょ?

そしてそこに住む猫のライオンは
今日も一人で
森の中を散歩していた。

散歩の途中、猫のライオンは
見慣れない者に出会った。

猫のライオンは少しの間考え込んでいたが
とりあえずその何者かに
挨拶をしてみることにした。

「猫のライオンです」

その人物は少し驚いた顔をしていたが
「はい」と答えてくれた。

だがそれ以降何も言わなかったので
猫のライオンは軽く会釈をし
そこから去ることにした。

その帰り道…

「無事、挨拶はできたと思う。自己紹介、今ので大丈夫だったかな…」

猫のライオンは、ちょっぴり人見知りだ。
突然見知らぬ者に出会い
そのうえ挨拶までしたもんだから
すごく緊張して疲れたのだろう。

「とりあえず、最低限はできたかな。」

そうして反省を繰り返しているうちに
もうすっかり家の近くまで来ていた。

猫のライオンのお家は星の形をしている。
形をしている、というか「星」だ。
どこからか飛んできてこの場所にささった。
そして猫のライオンが一番最初にこの星を見つけた。

この星には星型のシールで紙が貼ってあった。

欲しい方 お好きにどうぞ 差し上げます

こう書かれてあったので、猫のライオンは
この大きな星を有り難くいただくことにした。

そしてここを
「自分の家」とした。

現在、森の中にあるこの星のお家には
猫のライオンが一人で住んでいる。

ちなみにこの星は少し傾いてはいるものの
半分は地面にしっかりささった状態である。
なので地上には星の上半分だけが出ている。
残りの半分は地面の中にあって
家に入るとそこは「地下室」となっている。

これは猫のライオンがそう造った。

猫のライオンは一人暮らしなので
上半分でも広さは十分足りるのだが
地下室があるこの家を
猫のライオンはなんだか妙に
気に入っているのだ。


***


「猫のライオン」のお話は今回はここまで。
さて続くのか続かないのか…?
それはねじりにもわかりません。

今後のことは
猫のライオンさんに聞いてみますね。

では今日はこの辺で
おしまい。


*****


読んでいただきありがとうございました。
この謎のお話を最後まで読んで下さる方が
どの位いるのかいないのか…

この「猫のライオン」は以前、夢に出てきた子です。
その時それをつぶやきに書きました。

誰にも反応してもらえないかも…と思っていたら
皆さん温かく受け入れて下さりとても嬉しかったです!
また、コメント欄にも有難いお言葉をいただきまして。
それがもう本当に嬉しくて嬉しくて…
なので嬉しくてついついそのまま物語にしちゃった!
という感じです。
へへへ。笑

このお話が続くのか続かないのかは全くわかりませんが
せっかく頭に浮かんだ物語を大切にしたいので
時々はこうして書きたいなぁと思っております。

最後まで読んで下さった皆さま
本当にありがとうございます!
もし続いていたら
ぜひともよろしくお願いします🐨


ではまた。

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