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この子を応援してたら、自分もすごくおもしろいステージにいけるかも〜学びnote13〜

生放送で得られるリッチな視聴体験

「ソフトを考えるときにハードを考えなきゃな」って思っています。通信料の制限にビクビクするのがなくなったときになにが流行るか、僕は生放送だと思ってるんですね。なので、我々は生放送をやっていると。

なぜかというと、生放送ってすごいリッチなんですね。YouTubeとかって生じゃないというか、相手がその場にいるわけじゃないから、人間的な心の充足みたいなのがないんですけど。

でもここ(SHOWROOM)ってどんなに深夜でも、スナックみたいに「今やってる?」ってたずねると、女の子が「やってるよ」と。「今日もお疲れ」ってやってくれるわけですよ。

というのが体験としてはよりリッチだと思っていて。リッチなんだけれども、これが思いきり爆発するためにはハードの変化が必要で、それはやはり僕は、ネットインフラの環境整備だと思っているんですね。

ちゃんとビジョンというか、「自分がやっていることを通じて、世の中をどうしたいんだ」みたいなことが、きちっと話ができると、仲間も増えて、成功確度が上がるだろうなという気がします。

新人作家の制作過程をリアルタイムで配信

最近やってるのは漫画家、作家さんが絵を描いている様子をリアルタイムで配信して、作家さん個人にファンをつけるっていう取り組みをやっていて。

それこそ、新人作家さんって名前では売れないから、完成形をいきなり出しても、どうせ完成度が低いから。

であれば、プロセスの未完成な状態を出していくことによって、彼の成長ストーリーとかプロセスにファンを付けていって、彼がより完成形を売りやすくするっていうことができるんじゃないかという仮説を持ってやってます。

作品のクオリティにかかわらず、声優とかもすごいそうだと思うんですけど、それをひっくり返すっていうか、ピラミッドの一番下のほうにいる人たちでも、努力次第で上にどんどん這い上がっていくような仕組みを作りたくて。
漫画家だって、すごく悩みながら描いているんだ、人間なんだっていうことを伝えることによって、その制作過程にちゃんと共感してもらうっていう。

SHOWROOMで活きるのは「人の価値」

個人的な強い価値観としてあるのは、必ずしも物とか作品の価値だけで自分を売っていくのではなくて、「人の価値」っていうのが、すごいおもしろいなと思っていて。

例えば今、SHOWROOM上でECの仕組みがあって。人気の演者さん、男性の演者さんは女性ファンを持っているので、女性アパレルとか売るんですね。バッグとかを紹介すると1時間でバッグが50個売れたりするんですよ。
SHOWROOM上のぜんぜんみなさんご存知ないような演者さんが売ると、それだけ売れたりするので。
別にそのバッグが素晴らしくて売れたわけではないんですよね。
彼とのコミュニケーションのなかで、バックを買うと「ありがとね」とか、コミュニケーションが発生するっていうことが理由になって売れてると思ってるんですけど。

なので物ではなくて、人がきっかけで物が売れるっていう。本当に物がよければ、買ったあとにそこから2次拡散が起きるので。

試しに本当にギャラもすごいかかるような有名人を起用してもらったんですけど、3個とかしか売れなくて。


子供はテレビタレントの嘘を信用しない

今の中学生の行動パターンは、まずテレビ見ないんですよ、絶対テレビを見ない。YouTubeを見るんですね。

物を買うときもYouTubeの商品レビューみたいな、ぜんぜんよう知らんおっさんがやってるのを一番信用してるんですよ。

僕からしたらよう知らんおっさんなんですけど、この子の中では超有名人ですよ。「なんでなの?」「テレビのCMとか見ないの?」って聞いたら、「テレビのタレントさんは演技できんじゃん」と。

演技できるから信用ができないんだ」って。まずいものでも、「これおいしい」って言っちゃうから、味がよくわからない。
「タレントさん=演技するものだ」というのがある。

だから一番演技できない人(を参考にする)。だからめちゃくちゃ信用できると。まずいものはまずいと言ってくれる。もうコメントもぜんぜん冴えてないんですよ(笑)。なんですけど、おっちゃんそこに嘘がないから。だからこの子は、すごくこの人のことを信用してるんですよね。

それはたぶんタレントより力持ってますよね。
それこそさっきのちづるさんとか、完全にリアリティなわけですよね。ドキドキする。

「今、男の人が映ったな。大丈夫かな?」みたいな、本当にドキドキする。

そういうドキドキとか、ワクワクみたいなものが、テレビに関してもしかしたらちょっと欠けてきてるのかもしれないです。

ドキドキするっていいんですよ。

既存のアイドルの子たちでいくと、アイドルの既存のファンの方々が応援して、という図式はあるんですけど、新しくそのペライチのページにファンがついて熱量が高まって、「応援してこの子の夢を叶えてあげよう」みたいなことにはならない。

すごい単純に考えると、例えばクラウドファンディングで1万円とか応援したときに、「目の前でボロ泣きして『ありがとう』って言ってくれる場所」と、「ただ単にクレジットカードの画面を見つめてる自分」みたいなところだと、どっちがいいかっていう。
それはたぶん前者のほうが、人間を感じるから感情移入しますよね。

SHOWROOMであれば、叶ったあとに「どんな感じで叶っていくのか」みたいなことも生で見れて行くわけなので。

それに加えて「自分が応援して夢が叶ったんだ」ということも、いわゆるある種、承認欲求みたいなところがあって、それも充足することができるというのは。

けっこう人間の深い欲求の部分に根ざしているのが、やっぱりSHOWROOMの1つの強みだとは思っているんですけど。

だから、新しいファンがちゃんと濃く付いていくっていうのが、デカイんじゃないかなと思いますね。

まず言う

本当に言霊ってあるなと思ってるんで、まずは言うようにしています。

「まず言う」はいいですよね。それに対する反発が絶対にあると思うんですよ。

でもそういうことしたら、基本的には自分のこと嫌いな人がどれだけ増えてもゼロじゃないですか? つまりライブの動員とかCDの売上って、自分のことを好きな人しか買ってないじゃないですか。

だから嫌いな人が10人いようが1億人いようが一緒で、そんなことよりも自分のことが好きな人のことを増やしたほうが絶対に

だったらまず、自分のことを嫌い、好きっていう人の割合が9対1だったとしたら、この1を大きくしていこうと思ったら、単純に分母をデカくしちゃえば。

Googleを倒します

こうやってコソコソ言うよりかは、もうスピーカーで「Googleを倒しますよー!」って言って10億人に聞かせたら、1億人が好きになってくれるわけじゃないですか。

人って人に対して本質的にそこまで関心がないというか、基本的には自分にしか関心がないので、「流れゆく車窓の景色みたいなものだ」ってある人が言ってましたけど、いわゆるクレームだったりとか、有名人に対して嫌いだと思う感情とか。

だからおっしゃる通り、嫌いな人っていうのにそんなに意識を向けずに、自分のことを応援してくれる、好きな人に対して意識を向けるっていうのは、本当におっしゃる通りだなて。

でも気持ちいいな。いけそうですか、Google?

いきます(笑)。

いけそうかどうかわからないですけど、絶対いきますよ。

それ気持ちいいなぁ。


日本人、ぜんぜんいけるじゃん

「今日1日でいくら稼ぎましたか」とか、具体的にビジネスの成果におけるその横比較でいくと、僕は絶対に負けなかったんですよね。

なので、「日本人、ぜんぜんいけるじゃん」った当時から思っていて、「いけるじゃん」って思う日本人の勤勉性が、世界視座で見たときに強みなんだって思ったんです。

というのが悔しい。もともと、あまり日本に対して僕、強いこだわりはなかったんですけど、アメリカに行って日本を客観視するようになってから、こんなに素敵な国はないし、こんなに強い国民性ってないのに、なんか日本人って奥ゆかしいから。

自分のすごさみたいなものを前面に出していかないよな」と。僕は本当に、世界レベルで戦える人たちってすごいいると思っていて、だから出したいんですね。日本発で、「世界一のなにか」を生んでいきたいです。

「DVDを3000枚刷って、ちゃんとプラスチックケースに入れて盤にするのにどのくらいお金がかかるんですか?」って聞いたら、27万円なんですよ。800万くらいかかるものだと思ったのに。

27万円だったら、あとの残りのお金が何に使われてるのかといったら、つまり流通だとか、販売委託したりするから、そこに持ってかれるって言うんですけど、でも27万円ですよ。

27万円ということは、1枚3000円で売ったら、90枚売ればペイじゃないですか。「90枚だったらそもそも流通に乗せる必要がなくない?」みたいな。手売りでいい。ライブの終わりに手売りしたらいけるじゃないですか。

そういうのを見ると、仕組みを壊したくなりますね。
「すげえ困ってる人がいて、助けたい人がいるのに助けられない」
みたいになってたら、ああいうの壊したくなるんですよね。

それがけっこうインターネットのおもしろいところで。インターネットでメスを入れるとすぐ壊せてしまうっていうところがありますね。

「SHOWROOM」が提供する特別な購入体験

おもしろい仕組みとしては、バナーを貼れるんですよね。CDを購入するためのリンクを貼って。そこでCDを買うと配信してる演者さんに対して買ったことが伝わる仕組みがあって。
それでこの間、5000枚くらいCDが売れて。先ほど申し上げた、我々がプロデュースしているグループなんですけど。

いろんなところにエンドユーザーがCDを買う販売店があるわけなんですけど、そこで買っても誰もほめてくれるわけじゃないじゃないですか? ここ(SHOWROOM)で買うと、本人に対して買ったことが伝わって、感謝されてっていうやりとりが生じる。

「インターネット、ラブ」
もう本当に大好きです。

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