らくらく自衛隊用語

リアルに使う自衛隊用語を解説します。あいうえお順に投稿したいけど思い出した順に行こうと…

らくらく自衛隊用語

リアルに使う自衛隊用語を解説します。あいうえお順に投稿したいけど思い出した順に行こうと思います。 陸です。

記事一覧

【か行】喫食(きっしょく)

食事を摂ること、ご飯を食べること。 あんまり普段の生活、というかこれまでの人生で聞いたことがなかった言葉だが要するに「喫煙」とか「喫茶」とかと同じ熟語でご飯を食…

【さ行】ジューじゃん

ジュースを賭けたじゃんけんのこと。 自衛隊は普段の業務でも肉体労働が多いことから、休憩も多い。 現場を指揮する作業の長は、指揮下の作業員の体調管理のために作業の…

【あ行】宴会(えんかい)

飲み会のこと。 自衛隊はとにかく飲み会が大好き。 歓迎会や送別会はもちろん、訓練前の壮行会、激励会、打ち上げなどなどいろんな理由をつけて飲み会が開かれる。 そんな…

【た行】当初(とうしょ)

「まずは」「最初」という意味。 特に変わった意味ではないが、自衛官はとにかく多用しがち。 口癖のように乱用する人もいる。 作業の指示をしたり、命令を伝達する際によ…

【か行】激烈指導(げきれつしどう)

めちゃめちゃに怒ること。 自衛隊言うところの「指導」には「教え導く」と言う一般的な意味が転じて「叱る」「怒る」と言う意味がある。 それの激烈な指導なので「激烈指…

【は行】プレス

衣類のアイロンがけのこと。 自衛隊はとにかく服装に厳しい。 行事や式典の時に着用する制服類はもちろん、普通の勤務日に着る作業服(迷彩服)もしっかりアイロン掛けを…

【か行】外出(がいしゅつ)

営内者(駐屯地内に居住している人)が休日や課業外に駐屯地の外に出かけること。 駐屯地内に住む自衛官も休みの日には駐屯地外に出かけることは全然オッケー。ただし休み…

【は行】反省(はんせい)

やらかした時に課せられる罰則的な腕立て伏せ。 特に新隊員教育で見られる。 一般的には腕立て伏せのことが多いが、腹筋(胴回し)だったり空気椅子だったり内容はその時…

【さ行】卸下(しゃか)

荷台などから荷物等を下ろすこと。 「当初、車から荷物の卸下を実施」のように作業の指示の時によく使われる。 もはや漢字でどう書くのかもわからないうちから自然と使っ…

【は行】班長(呼びかけ)

自衛隊部隊には営内班長や「なんちゃら班長」のようにちゃんとした役割として班長という肩書きがつくことがあるが、単なる呼びかけとして班長を使うこともある。 この場合…

【ら行】了解

「わかりました」「承知しました」の意味で使われる返事。 ビジネスマナーでは実は失礼な言葉の代表として扱われがちだが、自衛隊では平然と上司(というか上官)にも使う…

[や行]山(やま)

1.演習場のこと 2.演習場で行われる訓練のこと 1について 自衛隊の演習場はたいてい山にあるため。とはいえ全然山じゃないところにあることもある。 2について 演習場に…

[さ行]掌握(しょうあく)

実際に手に持つことや、把握する、確認するといった意味で使う。 これはマジでよく使う。普通の会話でこれを使うひとは間違いなく自衛官。 辞書の意味は「自分の意のまま…

[あ行]営内(えいない)

駐屯地内の寮のことと思ってもらっていいと思います。営内に住んでる人を営内者といいたいていは若い隊員。(駐屯地外に住んでる人は営外者) 営外に出るには結婚するか、そ…

[さ行]ジャー戦(じゃーせん)

駐屯地での課業外(勤務時間外)の基本服装。 迷彩帽(または識別帽)に迷彩服の上着、ジャージのズボン、運動靴という普通に考えたら意味不明な服装。 みんな当然のようにこの…

[あ行]RVボックス(あーるぶいぼっくす)

プラスチック製の蓋つきコンテナ。一部支給されるところもあるようですが基本自分で用意する。 自衛官なら必ず持っているはず(陸だけか?) 営内者(寮にすんでる自衛官)に…

【か行】喫食(きっしょく)

食事を摂ること、ご飯を食べること。

あんまり普段の生活、というかこれまでの人生で聞いたことがなかった言葉だが要するに「喫煙」とか「喫茶」とかと同じ熟語でご飯を食べることだから「喫食」。

おそらくほとんどの人が日常生活で使ったことがないと思うけれども自衛隊では普通に日常会話で聞ける。
「喫食したんか?」みたいに。

他にも「喫食時間は1200〜1250」とか「今月分の喫食申請」とか「明日の昼食は

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【さ行】ジューじゃん

ジュースを賭けたじゃんけんのこと。

自衛隊は普段の業務でも肉体労働が多いことから、休憩も多い。
現場を指揮する作業の長は、指揮下の作業員の体調管理のために作業の進捗に合わせてしっかり休憩を取らせなければならない。

大体1〜2時間に一回、10〜15分の休憩になることが多く皆そのタイミングでタバコを吸ったり水分補給したりする。

そんな時に催されるのがジューじゃんである。

じゃんけんをして負け(

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【あ行】宴会(えんかい)

飲み会のこと。

自衛隊はとにかく飲み会が大好き。
歓迎会や送別会はもちろん、訓練前の壮行会、激励会、打ち上げなどなどいろんな理由をつけて飲み会が開かれる。
そんな飲み会をひっくるめて全部大体「宴会」と呼ばれる。

規模も隊や中隊などの大きいものから、班や仲のいい同期数名の小さいものまで全部宴会と呼ぶ。

肌感覚的には事前に計画されたもののことを「宴会」と言っている気がする。

【た行】当初(とうしょ)

「まずは」「最初」という意味。

特に変わった意味ではないが、自衛官はとにかく多用しがち。
口癖のように乱用する人もいる。
作業の指示をしたり、命令を伝達する際によく聞く。

「当初、全員で荷物の搬出を実施し…」(まずは、の意味)
「作業が終わったら当初の位置に集合」(最初、の意味)

【か行】激烈指導(げきれつしどう)

めちゃめちゃに怒ること。

自衛隊言うところの「指導」には「教え導く」と言う一般的な意味が転じて「叱る」「怒る」と言う意味がある。

それの激烈な指導なので「激烈指導」

自衛隊はなんでも「0から10まで」教えてくれる組織で、「こんなことまでいちいち言われなくてもわかるわ!」と言うものまで先輩から教育される。
しかし、その分一度言われたことがいつまで経ってもできなかったり、やらなかったりすると指導

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【は行】プレス

衣類のアイロンがけのこと。

自衛隊はとにかく服装に厳しい。
行事や式典の時に着用する制服類はもちろん、普通の勤務日に着る作業服(迷彩服)もしっかりアイロン掛けをしておかなければならない。
特に若い隊員は部隊にもよるが、着隊してしばらくの間は毎日先輩陸士にアイロン掛けの点検される。

自衛隊のアイロン掛けはただシワを取るだけでなく、上着の袖・ズボンの中央にビシッと線が入るようとにかく「プレス」する

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【か行】外出(がいしゅつ)

営内者(駐屯地内に居住している人)が休日や課業外に駐屯地の外に出かけること。

駐屯地内に住む自衛官も休みの日には駐屯地外に出かけることは全然オッケー。ただし休みになったら自動的に外に出られるわけではなくて外出するためには事前に「この日に出たい」という申請をして上司から許可を受けなければならない。

許可が降りたのち「外出許可証」という小さい札が交付されることで、駐屯地の警衛隊(門番)が門を通して

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【は行】反省(はんせい)

やらかした時に課せられる罰則的な腕立て伏せ。
特に新隊員教育で見られる。

一般的には腕立て伏せのことが多いが、腹筋(胴回し)だったり空気椅子だったり内容はその時の班長助教による。

腕立て伏せは回数を定められる場合と定められない場合があり、前者はどちらかというと軽い罰則(「腕立て50回やっとけ!」みたいな感じ)。
後者は助教がよしというまで続くので終わりが見えない分地獄の気分を味わうことになる。

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【さ行】卸下(しゃか)

荷台などから荷物等を下ろすこと。

「当初、車から荷物の卸下を実施」のように作業の指示の時によく使われる。
もはや漢字でどう書くのかもわからないうちから自然と使っている言葉。

ちなみに荷物だけでなく患者などの人間を下ろす際にも使われる。

【は行】班長(呼びかけ)

自衛隊部隊には営内班長や「なんちゃら班長」のようにちゃんとした役割として班長という肩書きがつくことがあるが、単なる呼びかけとして班長を使うこともある。
この場合はただの呼びかけとしての言葉なのでそいつが実際に何かの班長であるかどうかは関係ないし、知らなくても良い。

明確な使い分けがあるのかはわからないが、肌感覚的には若手陸曹〜中堅陸曹に使うことが多い。

特に他部隊との協働作業時など、名前も階級

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【ら行】了解

「わかりました」「承知しました」の意味で使われる返事。
ビジネスマナーでは実は失礼な言葉の代表として扱われがちだが、自衛隊では平然と上司(というか上官)にも使う。

一応先輩には「了解しました。」「了解です。」のように丁寧語的に使うこともあるが、小慣れてくると「了」だけになる。

さらにベテランになると「わかったか?」という確認の質問も「了解か?」になる。

[や行]山(やま)

1.演習場のこと
2.演習場で行われる訓練のこと

1について
自衛隊の演習場はたいてい山にあるため。とはいえ全然山じゃないところにあることもある。

2について
演習場にはやはり訓練でいくことが多いので、演習場で行われる訓練のことを山と呼ぶことがある。
「あー来週から山だ」(来週から演習場で訓練だ)
「山が終わったら休暇だ」(訓練が終わったら休暇だ)のように使われる。

[さ行]掌握(しょうあく)

実際に手に持つことや、把握する、確認するといった意味で使う。
これはマジでよく使う。普通の会話でこれを使うひとは間違いなく自衛官。

辞書の意味は「自分の意のままに使いこなせる状態にしておくこと」だが、あらゆる場面で使われる。

例(1)「荷物を掌握して集合」(荷物を持って集合)
(2)「明日の予定を掌握しておけよ」(明日の予定を確認しておけよ)などなど

[あ行]営内(えいない)

駐屯地内の寮のことと思ってもらっていいと思います。営内に住んでる人を営内者といいたいていは若い隊員。(駐屯地外に住んでる人は営外者)

営外に出るには結婚するか、それなりの年齢でそれなりの階級になるしかないのでほとんどのひとは入隊後数年間は必ず営内に住むことになる。
まれに入隊以来ずっと営内に住んでいる主のような古参陸曹も。

営内では駐屯地の日課時限や規則に合わせた生活が余儀なくされるので朝晩の

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[さ行]ジャー戦(じゃーせん)

駐屯地での課業外(勤務時間外)の基本服装。
迷彩帽(または識別帽)に迷彩服の上着、ジャージのズボン、運動靴という普通に考えたら意味不明な服装。
みんな当然のようにこの変な服装で食堂に行ったり売店にいく。

意味不明なことにこの格好がそれなりにちゃんとした服装とみなされていて、たとえば課業外、部屋着に着替えてしまった後に忘れ物に気づいて事務室に行かなければならなくなったとき、ジャージや私服でいくと残

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[あ行]RVボックス(あーるぶいぼっくす)

プラスチック製の蓋つきコンテナ。一部支給されるところもあるようですが基本自分で用意する。
自衛官なら必ず持っているはず(陸だけか?)

営内者(寮にすんでる自衛官)にとっては貴重な収納スペースでありだいたいひとり3〜4個くらいをベッドの下に入れて持っている。

中身は洋服だったり装備だったりお菓子だったりゲームだったり人によって使い方は様々。

最初は私物なんかぜんぜん持ってなかったのにいつのまに

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