【は行】プレス
衣類のアイロンがけのこと。
自衛隊はとにかく服装に厳しい。
行事や式典の時に着用する制服類はもちろん、普通の勤務日に着る作業服(迷彩服)もしっかりアイロン掛けをしておかなければならない。
特に若い隊員は部隊にもよるが、着隊してしばらくの間は毎日先輩陸士にアイロン掛けの点検される。
自衛隊のアイロン掛けはただシワを取るだけでなく、上着の袖・ズボンの中央にビシッと線が入るようとにかく「プレス」するよう指導される。そのためアイロン掛けをプレスと呼び、「ちゃんとプレスしてこいよ」「プレス不十分!」など使われる。
ちなみに、アイロン掛けに厳しいといいつつも部隊や人によりけりで、普段の生活では新隊員でもない限りそこまで厳しく見られることはない。もはや指導できる人がいないレベルのベテラン陸曹たちが結構しわしわな服装なのは往々にしてある。
とは言っても洗濯したままのしわしわで着る人は流石にいない。
当然、訓練で演習場に入っている時はプレスでどうこう言われることはない。といいうか流石に演習場でプレスするのはクレイジーすぎる。
(ただし、演習終わりに着れるようにピシッとプレスした着替えをガーメントケースに入れて大事に持ってくる人はいる。)