セヌ太郎

猫、子供、文学博士。日々の生活を書く。

セヌ太郎

猫、子供、文学博士。日々の生活を書く。

最近の記事

二月の終わりに。

 気がついたら爆速で時がすぎ二月も終わろうとしている。閏年だとかそんなことを考える余裕もなく、日々子供と遊び家事したりジムに行ったりしている。非常勤講師のいいところは春休みがガチで春休みであることで、幸い本は読めている。論文書かないとなぁとか考えながら現実逃避的に文字を眺めているのである。  二月といえば確定申告シーズンで、複数の大学を掛け持ちしているから当然私も確定申告をするわけだけど、給与所得なので別にレシートを逐一とっておくわけでもなし、そんなに大変でもない。事業の人た

    • 下の子の保育園

      もう下の子が一歳になった。早いものです。 我が家は経済的な事情により0歳から保育園に子供を預けている。 上下ともにそうなんだけど、上の子の時は特別研究員、下の子の時は非常勤講師。保育園に預けられるのかなぁ?と思い結構不安だった。 結論から言うと、大丈夫だった。私の住んでいる自治体ではある程度のコマ数(私は申請時で9コマ)を持っていれば、非常勤講師でも保育園の点数は10点になります(できます、が正しいか)。 どういうことかと言うと、各大学の勤務証明書を持って役所に行き、「学

      • おっぱい

        うちの子供は一歳を過ぎてもおっぱいを吸っている。断乳した方が母子ではなく父親である私も楽なのではないかと思う時がある。 いつも保育園から帰るとママのおっぱいを飲む。でも昨日は妻が遅くなったので、保育園から帰って、時間が経っても一向におっぱいが飲めない。そして、泣いてしまった。そういう時はなかなか泣き止んでくれないのだ。お気に入りのおもちゃも絵本も、抱っこもよちよちも、お茶も、受け付けない。時が過ぎるのを待つのだ。 ただ、断乳したからといってそれが必ずしも解決するとは限らな

        • 保育園

          子供が保育園に行き始め、毎日決まった時間で生活するようになった。子供が大体5時から6時の間に目が覚め、20時過ぎに寝る。保育園に行ってる間と、寝てからの時間が自分の時間になるので、その間に諸々を済ませる。翌日の準備とか、掃除とかタイミングを逃すとぎりぎりになっちゃうので、うるさくない範囲でやる。 むしろ子供ができてからの生活の方が、1日のオチを逆算して生活するようになった。いわゆる、ケツが決まってるっていう状態。やることは無限にあるからずーっと作業していたいけど、絶対に子供

        二月の終わりに。

          寝かしつけ

          うちの子供は、まぁ、よく寝る方だと思うんだけど、それでも寝る前にグズることはある。 最近妻が教習所に行っていて、その間は私が子供と一緒に過ごすわけだけど、「子供が寝てる時間=勉強時間」だから、とにかく寝かしつける。もちろん、時間帯的に寝ない場合もあるし、諸々の条件が整ってないと寝ない。勉強そのものは子供が本格的に寝た後がゴールデンタイムって感じだけど。 で、条件を揃えていざ寝かさん、って布団かけたのに「ぴえん」ってなった時、「そういえば以前ツイッタランドでティッシュで顔を

          寝かしつけ

          目次の重要性

          研究者は本を読むとき大体目次を見て、内容にあたりをつけ、先読みしながらざっくり読む。必要な箇所をじっくり読む。そういう人が多いと思います。 これは知識の積み重ねがなせるワザであり、修行が必要。しかも熟練すればするほど、本を読む速度も得られる情報の精度も上がってくる。完全に筋トレみたいなものです。 noteには目次機能があって、私は私的なノートとして思いついたことをだらだら書いてるから使ってないんだけど、アウトラインを意識するという意味ではいい訓練になる。非常勤先の講義で学

          目次の重要性

          学振と保育園

          無事、保育園が決まって博論提出に向けて集中して執筆に取り掛かれそうだ。ということで、役所に提出した書類に関するポイントを一つだけ書きます。役所の人にもアドバイスされると思いますけど。 私は今DC2(文学系の情報はあまり見ない気がするので、いつかこの話もします…)をもらっているので子供がいても全身バキバキになるくらいは毎日パソコンに向かってちゃんと勉強しているのですが、保育園に入るに当たって就労時間とか証明する書類を区に提出する必要があります。 まず通常通り、役所から指定さ

          学振と保育園

          指導教官

          文学研究、とは言っても色々なやり方がある。が、私の分野で多いのは作家を決めてその作家の作品を掘り下げていくというやり方だ。しかし、作家といっても無数にいるではないか。じゃあ自分の選んだ作家・テーマに詳しい先生に指導をお願いしようか。 文学研究の場合、実験装置などの縛りがないからどの大学でも研究することができます(図書館の蔵書には差があるけど)。なので、外国文学を専攻することのできる院そのものが限られているとはいえ、選択肢は非常に開かれていると思います。そして文学専攻を設置し

          指導教官

          子育て①

          毎日子供と一緒に過ごしていると、ほんの小さな変化を感じることができて楽しい。私はあんま日々の出来事に心を動かされることがないように生活しているのが、子供のことだとすぐ楽しくなっちゃう。 もう首が座って結構経って、抱っこが楽になった。その反面、少しずつ重くなってきて、腕は疲れるね。でも娘が20歳になっても抱っこできるように鍛えておかなきゃ。させてくれないんだろうなぁ。親の手を離れるときのことを想像するだけで泣きたくなる。 最近は「パパ」って発音ができるようになって、もう毎日

          子育て①

          文献

          英語の文献、読んでますか?私は普段あまり読みません。英語以外の外国文学専攻だとあまり英語の文献ってなかったりするんですね。ごくたまに重要な文献もありますが。 母国の文学についてあえて英語という外国語で書く方が不自然なので、英語ファーストじゃないんですね。ここは多分文学の独特なところだと思います。いわゆる文系にまとめられる社会学や経済学も英語で論文執筆する人はたくさんいると思いますけど、国文学の最先端というか中心になってる論文ってやっぱり母国語の場合が多い。 だからって言っ

          修士課程の時の生活

          今日は研究生活の入り口、修士課程についてです。私は修士課程の時にどんな生活をしていたんでしょうか。 まず修士1年生の時は毎日授業があったので毎日とにかく8時半に大学に行っていました。朝から本を読むか授業の予習をするか。そして当時はまだ結婚していなかったので、バイトがある日は16時くらいに大学を出て、塾で講師をしていました。バイトは一日2コマか3コマを週2〜3くらいやっていました。バイトがない日は18時から19時くらいまで大学で勉強していたと思います。当時は彼女(=現在の妻)

          修士課程の時の生活

          カレーの染み

          昨日カレーパーチーをして、子供の服にカレーの染みがついた。そして朝、私が鼻血を出してその服に血がほんの少しついた。それを落とそうとしてウタマロ石鹸で落としたろと思ってウタマロで擦ったら、血は落ちたけどカレーの染みが紫色に。化学!と思って調べたら、カレーの染みはアルカリ性のものをつけると赤色になるそう。ウタマロ石鹸は蛍光増白剤が入ってるからカレーの染みが紫になったのだと。 で、結局掃除用の歯ブラシに塩素系洗剤をつけて染みのところをチョンチョンして汚れを落としたわけだけど、これ

          カレーの染み

          常にうっすら眠い

           子供が生まれて、生活が不規則になった。以前は朝方で、7時半には本を読んでいたけど、そういうルーチンはできなくなった。その代わり、徐々に家で勉強できる環境を整えていることもあって、夜に集中して執筆できるようになってきた。  子供が生まれて一ヶ月が経って、ようやく何かに取り組むことができるようになった。産後一ヶ月の間、いわゆる産褥期は全ての家事をやっていたので、極々細かい作業しか出来なかったのだが、妻が家事に復帰してくれたおかげで楽になった。今年はたまたま働かなくても生きてい

          常にうっすら眠い

          日々の家事

          私は特に家事が苦手ではありません。でも、好きってわけでもないです。料理は割と好きだけど。妻が妊娠して意識的に家事をやるようにしているのだけれど、家の中の舵取りは妻まかせにしてしまっていると思う。家事をしないわけではない。でも家事をマネージメントしているわけではない。 博士論文を執筆しているとは言っても、時間のマネージメントは自分でできる。新型コロナウイルスの感染拡大が始まるまでは勉強するときは大学に行っていたけど、今は入構するのも手間だし滞在時間に制限がかかっているから家で

          日々の家事

          論文という業績

          こんにちは。 今日は博士論文の完成にたどり着くまでに、博士課程の学生がどのように研鑽を積んでいるのかをお話しします。これは私の専攻分野での話なので、分野によってスタイルは全く違うことを事前にお断りしておきます。 私の専攻(外国語文学)では、博士論文の完成までに、何回かの学会発表をし、そこで行われる査読を経て学会誌に論文を載せる、というのが一般的です。そしてそれを博士論文に組み込むことで、ある程度の学術性を担保します(博士論文の審査には公開口頭試問があり、そこできちんと学術

          論文という業績

          妻の妊娠

           私は大学院生で、結婚しています。そして妻が妊娠中です(文学の授業であれば「この文章は筆者自信についてのもので、筆者が男性で、異性愛者である」という情報をここから読み取ってくださいと言うでしょう)。「学生なのに結婚しているの?」と思う人もいるかも知れませんが、結婚しています。周りでもちらほら聞きます。個人の事情は様々ですが、国立大学だと独立家計として認められ、学費免除が通りやすくなるとか……(私は国立大学の大学院生ではないので、正確な制度は知りません、間違ってたらサーセン)。

          妻の妊娠