日々の家事

私は特に家事が苦手ではありません。でも、好きってわけでもないです。料理は割と好きだけど。妻が妊娠して意識的に家事をやるようにしているのだけれど、家の中の舵取りは妻まかせにしてしまっていると思う。家事をしないわけではない。でも家事をマネージメントしているわけではない。

博士論文を執筆しているとは言っても、時間のマネージメントは自分でできる。新型コロナウイルスの感染拡大が始まるまでは勉強するときは大学に行っていたけど、今は入構するのも手間だし滞在時間に制限がかかっているから家で勉強することにしている。だから会社勤めの人よりは自由に使える時間はたくさんある。とはいえ、これは今後の人生でずっと続いていく(あるいは続いて欲しい)ことだけど、「あ〜仕事終わった〜」みたいな瞬間が訪れるのは論文が無事学会誌に掲載されたときくらいで、基本的には「あそこのこと調べなきゃ、ああここの繋がりがおかしい」とかそういうことに頭を悩まされている。今学期はやっていないけど、非常勤で講義を持っていたらその準備だってある(オンライン授業、学生も教員もお疲れ様です)。

だから家事をして体を動かすことは苦にならないんですけど、家事の段取りを考えるのはあんまり得意ではない。それでもなんとか床に猫のトイレの砂が多少散らばっているくらいで生活できているのは妻のおかげなんだろう。今は妻が産休に入ったので食事の支度をしてもらうことが増えたけど、私は献立を考えるのが好きではない。食事の支度において、作ることそのものよりも献立を考える方が重要だと思う。冷蔵庫の中のものを使い切りつつ、食べ合わせを考え、前日と被らないように、バランスよく、でも節約して…なーんて考えてたらキリがないので私はあんまり考えないようにしてるけど。献立を考える時に一つの軸になるのは、「何を食べたいか」だけど、食べることはめちゃめちゃ好きなのに何を食べたいかってなると「うーん」となってしまう質だからメニューを考えるのは得意じゃない。でもいざ食べるとなるとめちゃ食べ流という迷惑な存在である。

日々の生活でいかに頭を使わずに生活出来るかということばかり考えている。誰だって家事なんて嫌いだろう、家事が好きなんて物好きがいるならあってみたい。それは家事をした結果が好きなのであって(ex綺麗な家)、家事というアクションそのものが本当に好きなんですか?昨日テレビを観ていたら、自分も元芸人で今は芸人と結婚してる野々村某さんという人が、「お前ほんまに家事しとんのか??」って男性アナウンサー?にいうてはりましたけど、そこで出てきた家事リストを見て、私もまだまだやね、となった。妖精さんがやってくれとるんちゃうねんぞ、って。うちは家庭環境がアレだったので、完璧に片付いている状態でなければならない、とは全く思わないので「あ〜細け〜リストだぁな〜……」となったけど。

しかしやはり片付いている家の方が居心地が良い。掃除しないと猫がトイレの砂を撒き散らし、それが足の裏にくっついてしまうのだ。猫の毛が集積されて、フワフワしたのが飛んでしまう。猫を撫でると毛がツヤツヤしていたりフワフワしていたりしてとても気持ちいけど、毛がぬけるから大変なのだ。

あ〜猫を撫でながら眠りたい。夏はあちぃから全然猫がベッドにきてくれない。梅雨明けて残暑を抜け、紅葉した葉っぱが散り、栄養なんかないぞと言わんばかりの姿をした木が寒さに耐えてる、そして猫は人間と共に寝るzzz

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