目次の重要性

研究者は本を読むとき大体目次を見て、内容にあたりをつけ、先読みしながらざっくり読む。必要な箇所をじっくり読む。そういう人が多いと思います。

これは知識の積み重ねがなせるワザであり、修行が必要。しかも熟練すればするほど、本を読む速度も得られる情報の精度も上がってくる。完全に筋トレみたいなものです。

noteには目次機能があって、私は私的なノートとして思いついたことをだらだら書いてるから使ってないんだけど、アウトラインを意識するという意味ではいい訓練になる。非常勤先の講義で学生にレポート課題を出したとき、本文の横に「その段落で何を伝えたいか」を書いて考えを整理するようにと言っていたけど、「全体で何を伝えるか、そのためにその章で何を伝えるか、そのためにその節で何を伝えるか、そのためにその段落で何を伝えるか、そのためにその文で何を伝えるか」という構造で書いてくれれば、読むのがとっても楽になるのだ。

テーマと問いを設定してレポート書くという訓練をこれまでほとんど受けたことがないと、執筆時のアウトラインを意識することはほぼない。読書感想文てどう書いたらいいのか謎だったから大嫌いでした。「感動しました。なぜなら〇〇だからです」みたいな文章をいくらうまく書けても、それはレポートではない。

で、目次を使って書くと何がいいって、話の横滑りが減ること。いつの間にか「学生のレポート」の話になったりすることを防げる。文を書くときには目次・見出し機能を使うと、大した内容じゃなくても「読める文章」が簡単に書けるって話。

そして個人的にnoteは普段こうやってある程度の文字数を適当に書き散らすことないからストレス発散になって良い。アウトプットしたい欲望が満たされるのである。ブログとかもね、もうようやりませんからね。


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