マガジンのカバー画像

特にお気に入り

71
読んで試して実際に役立った。 もしくは、後で試してみようと思うことが書いてある記事のまとめです。 気に入った文章などもここに入れてます。
運営しているクリエイター

#推薦図書

存在すら知らなかった本を買う

存在すら知らなかった本を買う

先日、書店で本を買いました。仕事などで時間が見つけられず、久しぶりの来店、まとめ買い。SNSや新聞広告を通じて以前から「狙っていた」本を買うつもりが、ついつい違う本にも手を出してしまう。中には存在すら知らなかった本もありました。

たとえば、井奥陽子さんの『近代美学入門』(ちくま新書)。美術入門ではなく、美学入門というのに惹かれました。新書の新刊のようで、面陳列(表紙を前にする形での陳列)で店頭で

もっとみる
許さなくていいーミニ読書感想『毒になる親』(スーザン・フォワードさん)

許さなくていいーミニ読書感想『毒になる親』(スーザン・フォワードさん)

いわゆる「毒親」の原典にあたる、スーザン・フォワードさんの『毒になる親』(講談社プラスアルファ文庫、2001年10月20日初版、玉木悟さん訳)が勉強になりました。一番目を引いたのは、「毒親を許す必要はない」と指摘した部分でした。

回復は許すことから始まる。定型句として語られるこのテーゼに、著者は異論を唱えます。

原著が出版されたのは1989年。しかし、ここで語られていることは古びていません。

もっとみる
発達障害のある我が子をより愛するために読む

発達障害のある我が子をより愛するために読む

「発達障害のある我が子をより愛するために読む」というタイトルのマガジン(読書感想を束ねた自選集)を新たに作成しました。これまでアップした6冊を収容しています。これからどんどん追加していきたいと思います。

今年に入り、自分の子に発達障害がある(可能性が高い)ことが分かりました。最初は妻ともども、途方に暮れました。今振り返れば過剰なくらい、先行きを悲観しました。定型発達(発達に凸凹があるのに対比した

もっとみる
なめらかなお金がめぐる社会。 - あるいは、なぜあなたは小さな経済圏で生きるべきなのか、ということ。 #全文公開

なめらかなお金がめぐる社会。 - あるいは、なぜあなたは小さな経済圏で生きるべきなのか、ということ。 #全文公開

お待たせしました。家入全文公開、第二弾です。今度はこちらの作品、「なめらかなお金がめぐる社会。あるいは、なぜあなたは小さな経済圏で生きるべきなのか、ということ。」…長いですね。

「お金がすべて」の社会のその先に。クラウドファンディング、恩送りの社会。資本主義のアップデートが始まる。今、家入一真が伝えたい、新しいお金、経済の姿。

Twitterなどでは「なめ金」なんて略されたりもしたこちら。行き

もっとみる