ホテル療養から戻りまして。

旦那様が帰ってきた日に私1人、2度目のPCR検査を受けて陽性、有難いことにその日のうちにホテルへ。
うつさない為に早く子供達から離れたいと伝えたところ、迅速な対応をして頂けた。

保健所のお姉さんも、看護師の女性も親身になって話を聞いて下さった。

持病や、現在服用中の薬を説明すると、病院をすすめられた。
私は軽症の自覚があったし、早い方が良かったので、夕方のお迎えでホテルに移動した。

私の発症日を逆算すると、旦那さんがホテル療養を始めた日になるそうで。
高熱が出た数日も発症日より前だったので、3泊４日で帰宅した。
PCRで陰性が出てから退院、退所というルールはなくなっており、症状が軽くなってから３日で退所の最短ルートで少しの不安と共に帰宅した。

ホテルに3泊なんて初めてで、何しようとか思ってたけど、体に力が入らず特に何も出来なかった。

嗅覚がどっかに行ってしまったので、食事もお腹の空き具合の割に食べられず、少し痩せた。

お弁当が辛いと旦那さん聞いていたのだが全く辛くなかった。
料理をしなくても3食食事が出てくる有り難さが勝った。
味がしないので、食感のある物を好んで食べた。でもお腹がいっぱいになる前に疲れてしまい完食することは出来なかった。
ごちそうさまでした、残してごめんなさい。と毎食手を合わせた。

やっぱり匂いのしない世界は寂しい。

子供達の心配はあまり無かった。
旦那さんは料理が出来る。
むしろ好き。そして上手。
体調が万全ではない中での家事育児は大変だろうけど、出産の時も、私が腹膜炎で入院した時もちゃんとやってくれてたから安心して家を空けれた。

唯一、心配な事は、思春期のねーねと仲良く過ごせてるだろうか。
すんと男2人でキャッキャ盛り上がってねーねの居心地が悪くなっていないだろうか。

旦那さんから動画が届いた。
すんちゃんの変な動画かなと思って開いたら、まさかのねーねだった。
旦那さんのお腹を挟んで仁王立ちして、変なダンスでゲームの邪魔をしている。
小さい時のお調子者ダンスみたいなのをしてゲラゲラ笑っている。
すんちゃんはねーねのお尻を叩いて、ねーねが「きゃーいたーい！」と2人ともケラケラ笑っている。

私の心配をよそに。

みんなで協力して楽しく過ごしていた。

すんばらしいっ！！

頼りになる家族だ。
みんなありがとね。

帰宅した日は、すんちゃんがあまり寄ってこない。なんかスカしてる。
冷たい。
まぁ、明日になれば元に戻るでしょう。

夜ご飯は、私の好きな物が並んでいた。うれしい嬉しいうれしい！

ただ…

味がわからない。申し訳ない…
甘い、辛い、酸っぱいは少しわかるけど…
それでも美味しかったよ。
家族で食べるご飯は暖かいね。

すんちゃんは素っ気ないまま１日は終わり、

翌日は真逆の甘えたくて甘えたくて、大好きがお漏らししてずっとベッタリだった。一安心。

ねーねもどさくさに紛れる感じでくっついてきた。
よく頑張ったね。

母は幸せです。
味のしない世界でも家族が優しく仲良しであれば幸せです。

ここ数年ホントにツイてない。
なんなのってくらい。
それでも生きて帰ってこれたことに、家族で一緒にいられることに感謝をして穏やかに過ごせていることを自覚して生きようと思います。

そして暫くは家でもマスクをします。

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