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信じるって難しい。


すんちゃんの不登校は先週の金〜月曜日、週末を挟んだので休んだのは2日間。

私が先生と話してもイジメの問題は解決出来ないと悟った旦那さんが学校に電話をした。

簡潔にいうと担任の先生は、

『ごめんね→いいよ』

を繰り返していただけだった。
それでは根本的に解決にならないと。
学校のホームページにはイジメ撲滅的な事を掲げていますが学校側はご存知ですか?と聞くと「報告していません。」と先生は声を震わせたそうで。

そこからは学校側に報告をして、どういった対策を取っていくのか聞かせてくださいと。
旦那さん怖い。

私には出来ない。

モンスターだと思われるかもしれないけど、ただ、普通に学校に通ってほしいだけですと。

頼もしい。
同じ気持ちなのに淡々と進めて凄い。

先生は事実を把握せずにすんちゃんにただ謝らせてしまった事を認めて謝ってくれた。
謝って欲しかったわけではないけど、すんちゃんは少しホッとしたと思う。


だからといってイジメは簡単にはなくならないのが現実だけど。

火〜木曜日まで頑張って登校した。


が、しかし、今朝出発直前になって、

「やっぱり行きたくない。」


「ねーねもテストだから行きたくないって言いながら行ったよ〜?
お父さんも行きたくないけど行くよ〜?」



「みんなは殴られたりしないでしょ!!!いっしょにしないで!」


と怒りながら泣いた。


「誰に殴られたの?」

「毎日なぐられてるよ!」


「昨日も??」


「きのーは後ろから背中殴られたの!!!」


「こわかったね。その時すぐに先生に言った??」

「先生に言っても◯◯君嘘つくから意味ない!!!」


「そこだよねぇ…嘘つかないで!って大きい声で怒っていいんだよ?お家でねーねに怒る時みたいにさ。」


おいでって言ったら、


ギュゥーーー


っとしがみついて泣いた。


子供達もイライラしてるんだなぁ。
でも嘘つかれちゃうとガックリくるよね。


いつもは旦那さんと一緒に出るすんちゃん。旦那さんに「あとは任せて。仕事行って。遅刻しちゃうよ。」
旦那さんは後ろ髪を引かれながら出発した。


「すんちゃーん。これ干しておいて〜?」と枕カバーを渡した。
一緒に洗濯物を干した。

「もし学校行きたくなったら言って?
2時間目からとかでもいいし。」


テレビを消して黙々と洗濯物を干して、
私は朝ごパン。


「いいにおーい。」


「すんちゃんも食べる??」


「うん!」

はんぶんこ。
トーストにみかんをのせて。

「どうぞ。」


「ありがと。
ママの朝ごはん減っちゃうね。」


「いーの。ママは食べてももぅ身長伸びないし、太るだけだから。」



「2じかんめからいこうかな…
 でもこわいな。」


「何が怖い?」


「なぐられるのこわい。」



「そうだよね。怖いよね。」


「でも行きたいきもちもある。」


「お任せしますよ。行くなら送るし。」


「あるいて??」



「そりゃね、うち車ないじゃん。」


ケラケラ。


「おれ2じかんめからいくわ。」



「おっけー。」


平然を装い気持ちが変わる前にテキパキと用意して出発。頑張れすんちゃん!


学校の玄関のインターホンを押して、
「1ねん1くみの◯◯すんです!」
と自分で元気よく言った。

しっかりしてるんだよなー…

上靴に履き替えたところでお別れ。
「いってきます。」と振り返らず行った。
ラスカルの別れのシーンかと思った。
全然内容違うけど。

1時間後学校から着信。

「すんちゃん絵の具セット忘れたので届けて頂けますか?」


おーまいがー…

ごめんよーチェック忘れてたよー…


急いで教室まで届けに行くと先生に、
「今日はお休みと連絡がありましたが、すんちゃん何かありましたか?」


殴られて先生に言ってもお友達が嘘をつくから言っても意味がないと言っていた事、先生がいない時にやられる事、学校行きたいけど殴られるのが怖い事を伝えた。


「わかりました。すいません。」

「いえいえ、ずっと見てるわけにもいかないですし。私も全部信じてる訳ではなかったんですけど、行きたいけど殴られるのが怖くて行きたくないって聞いた時に信じたんです、それまでは話半分で聞いていた所もあったんですけど。」

「そうですね。本当じゃないと出ない言葉ですね。しっかり見るようにします。」


「宜しくお願いします。」



嘘をついてる人を信じるのは危ない。
嘘をついていない人を信じないのは心を傷付けてしまう。

我が子だからといって全て信じるのは危うい。

とーーーっても難しいです。


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