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🍳一週間のフード・デリバリー関連ニュースまとめ[2022/6/27~7/3]

結局のところ、最後の一押しはシンプルなものほど強い…!




📰プレスリリース

📰KDDI、ローソン、menu、デリバリー事業拡大に向け提携

KDDI株式会社株式会社ローソンmenu株式会社三菱商事株式会社は、デリバリー事業の拡大に向けた業務提携を締結。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000130.000046860.html

第1弾の取り組みは3社をうまく絡めた送客クーポンという形ですが、これだけのプレイヤーが提携したということは、もっと大がかりな施策ができそうな予感がします。



📰フードデリバリー事業における全国の加盟店舗向け中古タブレット端末の回収・再利用事業開始

伊藤忠商事グループの株式会社Belongは、株式会社NTTドコモUber Eats Japan合同会社と、フードデリバリー事業「Uber Eats」における加盟店舗向けの中古タブレット端末の回収、再利用事業を開始。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000073.000044035.html

2021年12月に実証を開始し、現在数千店舗レベルでの回収および再利用・流通を実現。Uber Eatsが本来新規で購入する必要があったタブレット台数の約27% が削減可能になった。」ということで、実証実験段階からかなり効果が見込めていたようです。

とはいえ、そもそも店内で「故障していたものが放置されている、使われない端末が返却されていない」等の理由から、このような取り組みに繋がっている、ということなのか、どのような理由で回収・再利用すべきタブレットが存在しているのか気になります。



📰日本初のクイックコマース、10分で届く次世代コンビニ「QuickGet」が3.5億円の資金調達を実施

食料品や日用品などコンビニ以上の品揃えを10分でお届けする、次世代コンビニ「QuickGet」を展開するクイックゲット株式会社はSpiral Capital株式会社、マネックスベンチャーズ株式会社、株式会社ココナラスキルパートナーズの3社と個人投資家から、総額3.5億円の資金調達を実施。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000033440.html

PRの上手さからなのか、時々OniGOが日本初と書いている記事があったりしますが、正確にはQuickGetが日本初です。

単純な資金調達だけを伝えるものではなく、簡易的な売上高の推移や平均配達時間等も載せているのはいいですね。

今後の目標として「3年で200店舗の拡大、現在20名のフルタイムを1年で4倍の80名へと拡大。」とあるように、何はともあれまずは規模の拡大というところです。

また、これからは規模に加えてオリジナリティの要素も必要になってきますが、以下の記事も参考になりそうです。


こちらは、顧客が欲しいのは食品ではなく最終的には料理なので、食品+レシピを訴求することで、本質的な課題解決に繋げている、という記事。


また、こちらは冷凍食品が注目されているという記事。


なんにせよ、コンシューマーの需要に細かくスピーディーに応えていくことが、継続したサービスにつながっていくと思います。
取り急ぎこの酷暑が続く現時点では、清涼飲料やアイスの需要が高いとのこと。



📰2022年7月1日(金)アトレ浦和にて食料品即日配送サービス『atre Home Deliverly』がスタート!

株式会社アトレが運営するアトレ浦和で、食料品即日配送サービス「atre Home Deliverly(アトレ ホームデリバリー)」をスタート。JR浦和駅周辺の約8万世帯を対象に、対象ショップの店頭でお買い上げいただいた商品を3時間以内にご自宅にお届け。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000087.000070988.html

まだ、対象ショップが少なかったり、最低利用金額が高かったり、配送時間が長かったりしますが、あくまでもオフライン注文商品の個別配送なので、逆に配送時間はこれくらいタイムラグが無いと、家に誰もいないということが起こりそうですね。
(もはや個別の配送依頼なので、なぜ対象ショップを絞ったのか気になります。)

配送業務自体はウィルポートという企業に外注している模様。



📰飲食店のフードテック導入調査 人件費と手間の削減に大きく寄与

国内最大級の顧客満足度向上プラットフォーム「ファンくる」を運営する株式会社ROIは、飲食店を対象に、フードテック導入についての意識調査を 実施。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000105.000040075.html

飲食店の81%がフードテックを導入」とありますが、果たしてフードテックとは何か?という定義も必要な気がします。(キャッシュレスなんてフードに限った話ではないですし…。)

ただ、「導入しなければよかったフードテックは?」という質問は面白いですね。具体的な項目が気になります。



📰上島珈琲店のフードロス削減プロジェクト「Food Hope Project」が7月1日(金)からスタート!

UCCグループで外食事業を担当するユーシーシーフードサービスシステムズ株式会社は、全国の上島珈琲店にて、食品の廃棄を減らすため、フードロス削減プロジェクト「Food Hope Project」をスタート。

https://nordot.app/915411775376343040

具体的な取り組みとしては、「閉店3時間前をめどに、当日の在庫状況に合わせて、上島珈琲店こだわりのサンドウィッチ・ケーキ・ゼリーを150円割引、ショーケース商品、菓子パンなどを50円割引して販売。」ということで、スタバも実施しているタイムセールですね。
(タイムセールもフードロスプロジェクトと言うだけで、なんだか視座の高い施策に聞こえます。)




🗾国内のニュース

🗾「日清食品公式ストア 楽天市場店」オープン。完全メシや即席麺など60品以上をラインアップ

日清食品公式ストア 楽天市場店がオープン。完全メシや即席麺など60品以上を販売しており、3980円以上購入で送料が無料になる。もちろん「楽天ポイント」を貯めたり、貯めたポイントを支払い時に利用できる。

https://gourmet.watch.impress.co.jp/docs/news/1420266.html

以前から公式サイトはオープンしていましたが、大手プラットフォームにも出店するということは、それなりに需要があるということでしょうか。

これからもメーカー側としては、小売だけに頼らない様々な販売手法を取り入れていく必要がありそうです。



🗾塩レモンにたまり醤油…冷たい唐揚げ缶が好評 横浜の宅配弁当店が考案、自販機で販売

横浜市営地下鉄上永谷駅近くのビル1階に、唐揚げの自動販売機がお目見えした。自慢の逸品がいつでも非接触で購入できる方法として、地元の宅配弁当店が考案。

https://nordot.app/915064873135816704

500ミリリットルの缶の中に冷たい方がおいしい唐揚げが2、3人前入っており、目標を上回る売り上げを記録するなど、評判は上々だ。」ということで、その販売手法もさることながら、唐揚げなのに"冷たい方がおいしい"とはおもしろいですね。

価格は880~900円と2,3人前なら無難な金額感ですが、やはり味が気になります。


なかなか美味しそう!


また、こちらは靴下が自販機に入っている事例。

靴下の生産量日本一の奈良県広陵町内の7か所に設置し、今後は同町内の施設や企業へ展開していく。」とのことで、もはやサイズが許せば何でも販売できちゃいますね。




🌎海外のニュース

🌎DoorDashの特許申請で、検討中の自律走行車の存在が示唆される

ドアダッシュは、生鮮食料品の保管庫を備えた自律走行車に関する特許を火曜日に申請。この車両には、音声、映像、電波、反射光などのデータを受信するセンサーモジュールが搭載され、ナビゲーションのために使用。

https://www.restaurantdive.com/news/doordash-autonomous-vehicles-patent-application/626384/

あくまでも特許の申請なのでまだ具体的な詳細はわかりませんが、これからあと2~3年もするとロボット化が主戦場になっていきそうです。



🌎ウォルマート、カナダで仮想コンビニの運営開始 最短30分で商品配達

ウォルマートのカナダ法人、ウォルマートカナダは、仮想コンビニエンスストアの試験的な運営を始めた。オンラインで注文を受けた商品を店舗から最短30分で配達する。

https://diamond-rm.net/flash_news/218883/

サービス名はウォルマートナウ(Walmart Now)で、トロント都市圏の約40%の世帯を配達対象とする。」とのこと。
約6万5000品目のうち、購買頻度の高い生鮮食品、加工食品、日用品など4000品目近くを注文できる」ということで、ウォルマートの店舗ではなく、小型のダークストアを構えるようですね。



🌎今週の注目5社:フードデリバリートラック / 脱炭素天然ガス / ソーシャルインパクト管理SaaS / Z世代向けSNSアプリ / ペット保険マーケットプレイス

フードトラックを活用したフードデリバリーサービス。アプリで注文するとフードトラック内で調理された出来立ての料理が自宅まで届けられる。有名シェフと提携し、Wonder向けの特別メニューを開発している。

https://scrum.vc/ja/2022/06/29/scrum-funding-news-20220629/

すでにニュージャージー州で19のモバイルレストランを展開しており、30店舗にまで拡大予定。」ということで、調理しながら届けるとはなかなか面白そうなサービスです。

この動画を見ても、さすが料理の質は高そう。




以上。

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