興味の赴くままに
学習でも仕事でも連続的、段階的に成果を出す事を求められます。
それは、学習面においては、画一的な日本の教育スタイルを、
仕事面においては、一定の成果を生み続ける事で利益の創出を
行なっている為、ある意味仕方がない事だと考えています。
しかしながら、未知の領域や発展的に物事を考えようとすると、
それでは足りず、「徹底的に掘る」活動が必要になります。
それは、研究領域では、基礎研究や過去実績の事例を
洗い出す事から始まり、どこの領域が攻められていないのか等を
調べる所から始まるのですが、これと同等の事が、
ビジネス上の新規事業・プロジェクトでも存在する事になります。
これは、途方もない時間と労力が掛かる事なのですが、
ここを丁寧に行なっておかないと、後々になって
落とし穴に落ちる事もよくあると考えています。
上記のような面倒な事を、個人の利益ベースで考えた場合に、
見合う給料を出せる企業なんて中々ないと思います。
何故なら、業務の時間内だけで、新規事業・プロジェクトを
路線に乗せるなんて、不可能と言わないですが、とても難しい為です。
そこで大事なのは何かというと、「知的好奇心」です。
業務時間外でも自ら学び、自ら取り組み、手と足を動かすこと、
挑戦する事が何より大事な価値観と捉え、能力を磨いている人、
そこに共通する人の共通の価値観と言えるのが、
私は「知的好奇心」と考えています。
「知的好奇心」が「徹底的に掘る」ことを生み出し、
その後の活動の躍進を決めると言っても過言ではありません。
そして、「知的好奇心」を持つ事の何が良いかと言うと、
「単純に楽しい」と言えます。
世の中に存在していないものを生み出して、形にする。
それ自体が楽しいと言え、それ自体が取り組む意味ともなります。
だからこそ、いつ、どの方向に自分が進む事になっても
ついていけるよう、自分の「興味の赴くままに」生きるって
すっごく大事だと思います。
よく出てくる事例として、スティーブ・ジョブズの名言があります。
You can't connect the dots looking forward; you can only connect them looking backwards. So you have to trust that the dots will somehow connect in your future.
将来をあらかじめ見据えて、点と点をつなぎあわせることなどできません。できるのは、後からつなぎ合わせることだけです。だから、我々はいまやっていることがいずれ人生のどこかでつながって実を結ぶだろうと信じるしかない。
引用:
私たちはこの先、非連続的で、不確定な成長を
求めなければ、ならない社会に生きなければなりません。
そんな世の中には正解なんて、あって無いようなもので、
自分が決める裁量と自由と責任を負わなければなりません。
折角なら、自分の「興味の赴くままに」生きると、
自分の中の、小さな感情と感動と意味を大切にしながら、
面白い仕事が出来て、楽しい職業人生を歩めるかもしれませんね。
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