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数字に強くなれ

社会人は、学生時代とは努力の仕方が変わる転換点となります。

学習をして結果を得ることと、
仕事をして結果を残すことは、とてつもないほど差があります。

自分の努力は当然のこととして、自分以外の要素が多く、努力だけでは達成できない壁のようなものがあります。

ここで、私が大事に感じている価値観を記載します。
それは「数字に強くなれ」というものです。

「神は細部に宿る」とは良く言ったもので、仕事をこなすには、営業で成績を残す為には、 徹底的に数字に強くなる事が必須となります。

私が新卒で入った会社では、予実管理を毎日行う事が成績を確実に伸ばすコツだと教わりました。

予実管理とは、予算と実績の差異を管理する事で、一般的な会社では、全取引先・全チャネル・全商材に関して、毎日予実管理をしている会社はほぼ無いらしいです。

営業進捗などを日次で把握することにより、当時は圧倒的な成長率を誇っていました。

その為には、まず数字を正確に認識する事、予算を弾き出す感覚を正確にする事。これが必要です。

「数字に強くなる」とは色んな意味がありますが、私は数字のミスを見つける事でもなく、誰でもいずれは読めるようになるPL/BS/CFを読める事でもなく、自分のアクティブな行動と結果の関連性に関する予測の精度、これを徹底的に磨く事なのかなと感じました。

もちろん、PL/BS/CFを否定するものでは決してなく、会社の健康状態を把握するものとして、最も有用な指標となり得ると考えており、この内容を理解することはフロントでもバックでも有用なのは言うまでもありません。

今回、記載しているポイントとしては、当時は厳密に言葉にできませんでしたが、何をすれば(私はInputやレバーと呼んでいます)、どういう結果が得られて(同様にOutputと呼ぶ)、どれだけの売上が見込める(Outcomeと呼ぶ)、その因果関係を読み取ることと、目標達成のために何のInput要素を積み上げる必要があるのかを認識することが何より重要だと考えています。

朝から晩まで寝る事を惜しんで働いた社会人1年目、毎日予算と実績に差異があると、詰められていた日々。
今感じると、世間一般の企業では常識ではない事を丁寧に教えて頂いていたんだなと感心させられました。

社会人1年目にこの大事さを教えて頂いた事が、今の私の礎になっていると感じています。そして、ここで記載したことが次の世代に伝わればいいなと心から思います。

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