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vol.6 ともに “ 気づきの種 ” を芽吹かせるには~いくつになっても育て合い「おとなの子育て理論」~

こんにちは。あゆみです。

「大人の子ども心を癒しましょう」というコンセプトのもと誕生した、「大人の子育て理論」もいよいよ実践編に突入です😊複数回にわけて、私なりに考えた “見守りあい・育てあい” についてシェアできるとうれしいです。


前回は、理論編と実践編をつなぐ入門編と銘打って、こころのプレイルームで心ゆくまで楽しむための「ルール」について語りました。お時間の許されるかぎり、理論編の振り返りもかねてぜひご覧ください。


▼過去のお話はこちらです。

第一回:いくつになっても育て合い
第二回:ハグハグよしよしの安心感
第三回:癒されたい人を見つける眼差し
第四回:
私はあなたを想っているよ
第五回:
プレイルームへようこそ!


▼まだのかたは、はじめにお読みくださいね。






前回までの振り返り



ひとりでも多くの人の安全基地をつくることで、大人の子ども心が癒される。すると各々に心の余裕が生まれ、いろんなかたちの「困ったぞ・・・」に気づきやすくなる。この理解のまなざしが、サポートの手を伸ばしやすくさせ、それがさらなる「安全基地」を生み出すことになり、生きとし生けるものが笑って過ごせる「やさしい世界」がつくられる。

おとなの子育て理論編 まとめ


なるべくワルモノをつくらない「やさしい視点」をもち、具体的で親切な解決策を探ろうとする「にこにこ論」を選択して、あなたや私のハートに「癒しのひかり」を灯しましょう。

やさしい世界で生きるための目標


このように、まるっとまとめたら一息で概要をお伝えできるのですが、複数回にわたってお話を分割した理由としては「それができたら苦労しとらんのだよ・・・」と、どこかからともなく聞こえてきそうな “綺麗ごと” がずらずらと並んでいるからです。

本当にお伝えしたいことが伝わらないという落とし穴にうっかりはまってしまうのは、せっかくこの記事に出会ってくださったかたにとっても、メッセージを届けるために執筆している私にとってもよろしくないなと思うのです。(もちろん、食べたくないものをムリに押し付けるつもりはありません)


加えて、この「まどろっこしいやりとり」こそが、年齢や立場問わずの子育て論とも密接に関わっていると私は捉えていて、だからこそ一つひとつ、テーマに沿ってじっくりゆっくりお話してきました。

子どもごころというのはとってもやわらかくて繊細だからこそ、やさしく丁寧に扱ってあげたいですよね。また、純粋無垢で枠にとらわれない伸びやかな心に寄り添うことで、少しずつ、歩幅を合わせて「わかるよ」をつくることが必要だと思ったのです。


頭ごなしに「べきべき論」で怒られたり押さえつけられるよりも、うれしいことも、困ったことも、自由に表現して受けとめあえるほうが、よっぽど息がしやすい毎日を送れると思うのです。それが大人の子どもごころの「本心」ではないでしょうか。

そのためには、まずできる限りの安全を確保すること。そして「見守り続ける体力」と「辛抱強く支えるスタンス」が必要だと思っているのですが、今回は特に、「見守り育てるちから」に焦点を当てたお話をしていきますね。



見守り隊に必要な「4つのちから」



「こころのプレイルームへいらっしゃいませ☆」


前回は、安全に楽しむための心得として、大前提の考え方をシェアさせていただきました。「見守り隊は多ければ多いほどいい」ため、たくさんのスタッフを募集しますよ~♪と呼びかけましたね。

もちろん、コンセプトは「大人同士で子どもごころを癒し合う」ことなので、これを読んでくださっているあなたは「育てる側」でもあり「育てられる側」でもあるということです😊(私も含めて)

まさに、“ 一度で二度おいしい ” 育て合いっこなのですね。


今回は、いよいよプレイルームに入室して、お試し体験コースからお楽しみいただければと思います!

あなたや私が、心ゆくまでプレイフルになれるために。また、見守り隊として活躍するために「備えておきたい4つのちから」について、考えてまいりましょう。

※ひとことで「見守り隊」といっても、いろんな状況のかたが見てくださっていると思います。なかには「ちょっとお休みモードだよ」というかたがいるかもしれないので、あくまでも「できそうなことを、やりたい範囲で」という、むりのない受け取り方をしていただくといいかもしれません🌸ふむふむ。こんな考え方もあるんだなぁ・・・と思えるような、おいしい話ができるとうれしいです。


◇◇◇◇◇


実は「見守り隊が持っておきたいちから」というのは、すでに他のシリーズでお伝えしていることと重なるのですが、簡単に振り返っていきますね。



結論から申し上げますと、次の4つのちからが「見守り隊」に必要なものだと思っています。


ぐっとこらえて 「忍耐力
視点をふやして 「想像力
本当のところは 「洞察力
受けとめられる 「包容力

やさしさを育むために必要な4つのちから(あゆみの造語)


ひとまず、備えておきたいのが「忍耐力」と「想像力」です。(これらを繰り返し働かせ続けることによって、おのずと「洞察力」や「包容力」に進化をとげていくと考えています)

この2つのちからは、まさに、今回のテーマである「見守り育てること」にも、大きな恩恵をもたらしてくれることでしょう。

これらを踏まえて、おとなの子育てをするにあたり、大切なポイントを探っていこうと思います。



「プレイフル」は心の余裕から



ところで、やりすぎず、やらなすぎない「ちょうどよい見守り加減」って、一体どんなものなのでしょうか。「知らんぷりと過干渉の間」をほどよく保つのって、具体的にどういうことなんだろう・・・?ちょっとイメージしてみてください。



感覚的になりますが、私の場合は「なんとももどかしくて、歯がゆくてムズムズするかんじ」がしますね。思わず「あぁぁ・・・もうっ!」って言いたくなります。

こんなふうに、例えば「待たねばならない時」とか、「どっちつかずなこと」って、正直なところ、楽じゃないと思うのです。

だから、ついつい「こうしなされ!」って横から手を出したくなったり、頭ごなしに「べきべき」と言いたくなってしまうのではないでしょうか。また、反対に「見なければモヤモヤしないでしょ☆」と、知らんぷりしたくなるかもしれません。


でも、少し前にお話したとおり「べきべき論」では相手にそっぽを向かれてしまうし、だからといってなにもかも「好きにしていいよ☆モード」だと、肝心なところが抜け落ちてしまい、守り合えなくなりませんか。だから、その中間をいきましょう。

まさに、この「ちょうどよい中間地点」をどうにか保つための策が、見守り隊が持っておきたい「4つのちから」の正体なのですね。


なるべくたくさんの見守り隊たちが、ぐっとこらえて、たくさんの可能性を見出し、受けとめあおうとすることで、たくさんの場所に安全基地がうまれます。これが、「心ゆくまで楽しめるプレイルーム」をつくる秘訣です。

プレイフルとは、心の余裕!
そのために、忍耐力と想像力を発揮したいのです。

見守り隊に必要なちから(初級編)


ついつい「カチン☆」ときそうな一言を添えたくなったり、じれったくて先回りで何かをやってあげたくなった時。また、面倒で知らんぷりしたくなった時には、ひとまず「ぐっとこらえて」ふんばること。

ふんばるためにも「〇〇かもしれない」とたくさん想像して、自分や他者に対して理解のまなざしを向けること。同時に、自身が見ている世界を知って「思い込みの種」を見つけておくこと。

このように、地道にやさしいものの見方をしていくと、結果的に「なるほどね」と思える回数が増えて、ムリヤリ自分たちに言い聞かせる「べきべき論」を使う回数が減るからこそ、自然なかたちであなたや私を見守りやすくなるのではないでしょうか。

(根気が必要ですよね・・・わかります)



そうは言っても現実を見れば、「それができたら苦労しとらんのだよ・・・」と言いたくなることであふれていますよね。

私たちはいくつになっても大人になりきれなくて、根気強くなれなくて、ついつい言い過ぎてしまったり、無理解の態度を取ってしまいます。いつもいつも「ちゃんとしている大人」が、どれだけいるのでしょう。いないよね・・・?(私も含めて)と、こちらでお話しました。

いっそのこと、「みんなまとめてチャイルドだ☆」と認めてしまえたら、ちょっとは大目に見れたり、気が楽になるかもしれないなと思うのです。(もちろん、時と場合と内容によりますが)

きっと、そのほうが「いい意味で」あんまり期待しなくなりますから、現実的にわかりやすく対処しやすくなりますよね。すると、結果的に安全な解決策を探りやすくなって、楽になっていく気がするのです。

※「そんなことないよ♪私はまっとうなオトナだからね!」と思われた頼もしいあなたには、ぜひ「にこにこ見守り隊長」になっていただいて、みんなを力強くやさしく、的確にリードしてもらいたいです。綺麗ごと抜きにして困ってる人がたくさんいるので、どうか・・・よろしくお願いします😊


もし、「ええっ・・・それはちょっと・・・」と思われたのならば、やっぱり、みんなで子ども心を育て合いませんか?


年齢や立場を問わず、それぞれが「見守られる側」であり、「見守る側」でもあると受け容れたあとは。やさしい視点をもち、建設的に「育てあいっこ」したいですね。


ご一緒に、せっせと、子どもごころを全開にしても大丈夫だと思える「安心安全のプレイルーム」を用意できた暁には、心から遊びまわりましょう✨



悩むのは大きくなろうとしている証拠



ところで、今、もし「見守り育てるなんて、どうすりゃいいのさ・・・」と頭を抱えておられるかたがいましたら、まずは安心していただきたいのです。

なぜなら、その「どうすりゃいいのさ?」は、今まさに、意識しているいないにかかわらず「大きくなろうとしているあなたや私」がいる証拠だからです。目の前のモヤモヤに気を取られているうちに、「育てあいっこ」のルートに入っていたのですね。



お気づきのかたがいるかもしれませんが、実は、これが「おとなの子育て理論」の実践編に該当します。

私たちはなにかにつまづいた時、思い悩んだり、これまでのやり方が通用しないことを実感するのですが、このイヤァなモヤモヤ感こそが、やさしい世界を彩る「大輪の花」を咲かせるための「気づきの種」になるのですね。



じっくりゆっくり時間をかけて、たくさんの経験をして、たくさんの視点で世界を見られるようになると、気づきの成分があふれ出すようになります。すると、種のなかがきゅうくつになってきますよね。

「もっと、広い場所へ出たい」

自然なかたちで、もっと大きくなろうとしているわたしに気づいたなら。内側に秘めていたキモチが、おもてに出たがっていると感じたなら。

きっと、それが “発芽” の合図です。

これまでのわたし、今のわたしを大切に包んでくれていた、固い殻を脱ぐときには。見守りあえる人たちに、そばにいてもらいたいのです。

たとえ、今はいないと感じても、この世界のどこかでは、助け合いたいと願う人たちがいるはずです。そう思えるように、やさしさの花の絨毯を、たくさん敷きつめておきましょう。


気づきの種が発芽して 根が出て しっかりと定着するまで。

その間も 悩んだり もやもやしたり するかもしれないけれど。

根気強く 辛抱強く 見守りあって育てあおう。

いずれ しっかりと根を張って つながりあって 盤石な絆がうまれるはずだから。

おとなの子育て理論:実践編の標語


世の中にあふれる「気づきの種」を、自分たちのしあわせのために芽吹かせましょう。ちからを合わせて、やさしい世界をつくりましょう。



◇◇◇◇◇



今回は、ようやく「おとなの子育て理論」の実践編をスタートさせることができました。まだまだこれから、具体的なお話をしたいと思っていますので、ぜひ続きもご覧になってくださいね😊


お読みいただきありがとうございました♪




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