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誰かにまつわるエトセトラ

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誰かを思い出しながら書いたエピソードたち
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2024年6月の記事一覧

好み

好み

好みの人と好みじゃない人
どんな方にもそういう人っていると思う。

好みの人って、
雰囲気とかいろんな部分をまとめて好き
って人ももちろんいると思うが、
全部は好きじゃないってこともあると思う。

例えば、容姿はちょっと・・・とか、思考が・・・とか、立ち振る舞いが・・・とか。
でも、まぁ、そこは置いておいて、好きなんだよなぁとか。

ところで、ここまで書いて少し思い浮かんだので話は変わるが、私は鹿

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安心できる人

安心できる人

普段は特に必要以上に触れてきたりはしないのだけど、ここぞという時には近寄ってきてくれる人っている。

いつも見ていてくれている。
後ろから見守ってくれている。
そういう表現が合うような人。

たいがいそんな人は、人が言った何気ない一言を覚えている。覚えていて欲しいことは忘れているくせに。

ちょっとした御守りみたいな。
そんな存在。

feeling

feeling

感覚が似ている人っていると思うんですよね。
価値観っていうか、感覚。

思うようなことが同じだったり、
動く時が同じだったり。

いまは声をかけない時
こういう時は声をかけなきゃいけない時
そういうタイミングが似ていたり。

だからなのかはわからないけど、
視線がぶつかるタイミングも似ていたり。

ガラス越しに見つめ合って微笑みあってみたり。
なんだかちょっとエモい。

切り取る場所

切り取る場所

写真を撮る時に、
下から撮るか、上から撮るか、目線で撮るか
撮り方で見える景色は変わってくる。

空を撮る時には基本下から撮るしかないのだが、
一緒に何を添えるかで撮り方はいくらでもある。

自分と同じ感性を持っている人が好みだけど、
自分とは切り取り方が違う
そんな写真を見つけるのも好きだ。

虹はふもとの辺りが好き。
お宝があるらしいよ。

人誑し

人誑し

「結婚式は結構盛大にしたよ。
なんせ職場婚だったから上司とかも呼んだしね。」

そんな会話をした男がいた。

“自分は人見知りだよ”と彼は言った。
だが私は彼は人たらしだと思う。

自分から行かなくても人が寄ってくる。
寄ってきた人の心を掴むのがうまい。
心を開き、開かせる。
だから結婚式の話なども私にしたのだろう。

女に対しての距離、隙の見せ方。
その塩梅もちょうどよかった。

まるでこちらの

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尺度

尺度

他の人が何を考えているかなんて、
全部はわからない。
気持ちの大きさや言葉の温度なども。

それはそうなんだ。
だってそれをはかる術がない。

ただ、気持ちの大きさはなんとなくだが
わかる気もする。

どっちが先に押しているのか。
押す頻度も目安になる気もする。

猫に擦り寄るのか
猫が擦り寄ってくるのか

さぁどっちだ。