あるバンド女子の一週間 6月20日 最終回
今回のライブは大盛況!客席からの熱いコールにバンドのメンバーみんな煽られちゃってもうやりたい放題。私なんか思わずヘビメタみたいな長いギター・ソロまでやっちゃった。ライブが終わってもお客さんの歓声は止まらなくて、「アンコール、アンコール」の大合唱!それでアンコール演ったんだけど、一回じゃ収まらなくて結局時間の限界まで延々と演っちゃった。
観客の歓声を後にして楽屋に戻ったら、そこにいたのは見知らぬ外国人の二人組。
ありえない事態にびっくりして目をパチクリして、もう一度彼らを見て二度びっくり!え~っ!あのグラミー賞アーチスト達を手掛ける世界的なプロデューサーチームじゃない!彼らは「Sorry」と謝ってきて、そして言った。
「ライブ最高だったよ!日本に来たら有名なカメラマンに君たちのライブを観るよう勧められたんだ!君たちは日本にいてはもったいないよ!よかったらアメリカでデビューしないかい?」
え~っ!マジでぇ!信じられない!いきなりの海外デビューなんて!
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