君は歌う。未明から桟橋で横たわり歌を歌う。
空の色が藍色と紫と黒のグラデーションで曖昧な今に自己投影する。朝が来たら毅然とした青空と太陽が君を炙り出す。
陽が登らない頃にだけ見える世界。不安も高揚も過去も未来も、この刻だけは許容できる。
18時30分になれば星空が跨ぐ、君は誰も星を仰がない時間に自分を見つめる。
君が最も君らしいこの時刻に寝ている僕は、君を理解したそぶりを見せることでしか優しくできない自分の無力さを疎う。
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