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東雲そら
2020年4月12日 18:53
君は歌う。未明から桟橋で横たわり歌を歌う。 空の色が藍色と紫と黒のグラデーションで曖昧な今に自己投影する。朝が来たら毅然とした青空と太陽が君を炙り出す。 陽が登らない頃にだけ見える世界。不安も高揚も過去も未来も、この刻だけは許容できる。 18時30分になれば星空が跨ぐ、君は誰も星を仰がない時間に自分を見つめる。 君が最も君らしいこの時刻に寝ている僕は、君を理解したそぶりを見