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ワクワクのシグナル

新しく何かにチャレンジするときに、ワクワクするだろうか。

それとも不安でドキドキするだろうか。

ぜひ、あなたがどちらの性格なのか考えてみて欲しい。

多分、不安でドキドキするという人が多いのではないだろうか。

僕も不安な場合の方が多いように思う。

しかし、日々を過ごしていると、決して不安でドキドキしているばかりでない事もあると感じる。

確かに、新しい事に初挑戦でのぞむ時には、「大丈夫かな」と思う事がほとんどではあるのだが、こうなりたいという姿を思い描いている時に、「こんな風になれたらな」と考えている時は、ワクワクの割合が多くなる事を感じる。

僕にとっては、ワクワクの占有率が多くなる事は珍しい事なのだが、逆にこの珍しい状況が大事だと思っている。

ワクワクするという事は、それだけ興味をひかれている証拠であり、心身レベルでやってみたいなと思っているという事だ。

これは心身レベルのシグナルに気が付く能力と言い換える事ができるが、人によっては当たり前だという人もいるだろう。

しかし、一方で「何もやりたくない」とか、「やりたい事がわからない」という人が数多くいるようだが、多分その人たちは、このワクワクを蔑ろにしてしまったのだ。

そうすると無条件でワクワクできるという事は、ひとつの才能だと言える。

この能力があるだけで、行動力も実行力も格段に上がるだろう。

僕の周りにいる人にも、何人かはこの個性が強い人がいる。

そのような人は総じて、活発で、人の集まる人であった。

でも、この個性が強い人は稀で、基本的に人間は臆病で慎重だ。

今の安全な状態を手放してまで、新しい事を始めようとはしない人が多いのだ。

そのような大多数の人は、ある意味生物的な側面を発揮してそうなっているのだが、「やりたい事がわからない」となってしまうようでは、別のリスクがあると感じ得ない。

それは過去に僕がこれを経験しているからに違いない。

サラリーマンの時に、現状ではいけないとわかっていても、何もしなかった時があり、あの時は友人がせっかく勧めてくれた事も否定して、やってみようとも思わなかった。

無気力状態だったのだと思う。

あの時ばかりは趣味をやっていても、ワクワクしなかった。

時間をただ消費しているような感覚だった。

あれは辛かった。

そこから、ビジネスを始めた事で、ワクワクを体感する事ができ、今でも不安な事もあるけれど、貴重なワクワクに出会えるようになったのだ。

きっかけは何にせよ、ひとつの事実としては、不安ばかりで前に進めない性格を部分的に変える事は可能であるという事である。

最初は心の機微を感じ取る事ができないかもしれない。

でも、感じ取ろうとしなければ、いつまで経っても感じ取る事はできないものであるから、辛抱強く自分を待ってあげて欲しい。

「やりたい事がわからない」という人でも、きっとワクワクのシグナルは既に出ている。

あとはそれに気が付くだけなのである。

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