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辛い状況から抜け出す第3の道もある

自分のやっている事が否定された様に感じることがある。

今まで、必死にもがいて、辛い思いもして、やっと手に入れた物があると思っていても、それが全く周りから共感されない事もあるのだ。

やってきた本人としては、時間を掛けてきて、それなりに手応えを感じているにも関わらず、それを否定されるということはどうしても辛い事だろう。

簡単な問題ではないが、辛い状況から抜け出す道もあると思っている。

では、どうすれば良いのか。

選択肢は3つある。

1つ目は受け入れるという選択肢。

理解などされなくとも、共感などされなくとも、我が道を進むという選択肢である。

ストーリーとして面白みがあるのはこの選択肢ではないか。

2つ目は諦めるという選択肢。

理解や共感されるために、自分の道を諦めて、万人と同じような道を進む選択する事である。

一般的な価値観の中では一番に選択されやすいものであり、一番現実に起こりやすいものである。

これら2つの選択肢で、全てを満たしている様にも見えるが、実はこのどちらかを選択する弊害もある。

それはリスク分散ができない事である。

理解や共感される事を全く考えずに我が道を進む事は、金融資産に乏しくなりがちな時期が続く事もあるし、何よりも家族や友人と言った無形資産も失いかねない。

逆に周りに理解や共感されるためだけの道を進めば、未来のどこかで「あの時、もっと素直になっていればな」などと後悔する可能性が高くなってしまうのだ。

極端なものには、相応のリスクがあることは、なんとなく理解している事だろうけど、自分の人生に関しては極端な道だけを選択している人も多いようだ。

僕もそのひとりである事は間違いない。

ここ最近の出来事が、僕にそんな事実を教えてくれたのだった。

大きな衝撃はあったけれど、そのお陰でもう一つの選択肢がある事に気が付いたのである。

それが3つ目の、受け入れながら、諦めるという選択肢である。

もっと簡単にいうのなら、理解される事と理解されない事の両方をやる道である。

この道は、やる事が多いので疲れてしまだろうし、不自由を感じる期間さえもあるかもしれない。

しかし、リスクを分散し、理解も得ながら、自分の道も進める。

中途半端とも言えるが、バランスが良いという表現の方がしっくりくる。

このバランスの良さが、有形無形の資産をも育て、本当の意味でのリスク分散を可能にするのだ。

この道も、他の2つの道と同様で、必ずしも万人に勧める事ができるという訳ではないし、僕自身がそうした方が良いなどというつもりも無い。

しかし、選択肢は多くあった方が、辛い状況から抜け出し易くなるはずだ。

もし、今まさに誰からも理解されずに辛い状況にいる人は、まだ選択肢があるという事を知って欲しい。

たったそれだけで心が軽くなることもあるだろう。

【本日の参考図書】

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