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目の前の選択肢だけが選べる道じゃない。

「”〇〇しなきゃいけない”って思わなくてもいいよ?」
「人それぞれだよ」「だから自分のペースで考えていいよ」

っていうようなことを、昨年末から、何人もの人に話しているなぁ、と思う。

2年目、3年目の社員の人たちの研修のフォローのキャリア面談をしていて。
みんなすごいまじめにがんばってるなぁ、こうしなきゃちゃんとやらなきゃってなっているなぁと思って。
それでいい感じにできてて大丈夫!って人はいいんだけど、ちゃんとやらなきゃと思うけどできなくてへこむ、って言われると、じもっと選択肢たくさんあるよ、って伝えたくなる。

そもそも会社で言われたり上司から言われたりって、会社都合のことだしさ。
管理しやすくするための項目だったりするしさ。
研修で出される事例って、そうしなければいけないわけでもないしさ。
そこで言われたのだけが正解とかでないよ、って。

仕事の成果とかは、求められるようにがんばってみてほしいけど、自分の働き方とか生き方(=キャリア)は求められるようにでなくて自分でしたいように決めたらいいよ、って。

事例みたいなキャリアプランでなくてもいいよ、さっきこんなことがんばりたいって言ってたよね?それもキャリアプランのひとつだよって。
5年後わからなくてもいいよ、何年か後に異動が決まってるのにその先わからなくて当然だよ、それまでのこと考えてるので大丈夫だよ、って。
愚痴ってもいいし迷ってもいいよ、って。
いろんなタイプがいるよ、目標あって突き進むのもいいけど、進んでいるうちに目標見えてくることもあるよ、って。

ほんとは、キャリコンである自分がそんなに語ってるのはよくないとは思うんだけど。
(相談にくる方の話は聞いてるけど。話の内容にもよるけど。ついつい聞くだけでなく話してしまって、わーごめんなさい!って言ってる。)

*

半強制的にキャリア面談ってどうなん?って思っていたけども、「キャリアデザインしなければ」「5年後10年後しっかり考えなければ」みたいなのに悩んでしまった人に、学んだら決めないといけないわけじゃないよ、自分のペースで見つけていいよって言える機会があってよかったなとも思う。
自分で考えられないなら、キャリコン頼っても上司頼ってもいいんだよっていうのも、こんな風にキャリア支援室つかってねって例とかも、伝えられるしな。

*

ほっとしました、とか言われて嬉しくもなるけど、やっぱ自分が話しすぎているときって、自分の思いや意図も入っているから、そこ気をつけないとな、とは思う。

だけど、
「こうしなければいけないけどできない」って言ってるときに、
ただ、じゃあできるようにがんばろうか、っていうのでなくて、
「こうしなくてもいいかもしれないけど」「ほかのこんなのもあるけど」「それならどうする?」
って聞いてから、決めたのがんばろうか、ってしたいんだよな。

自分のエゴの部分もあるけど、選択肢はそれだけじゃないよ、っていうのと、その中で自分で決めようか、っていうのを、私は言っていきたいな。

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