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不登校になった私が人生の再スタートを切った話。


はじめまして!ポジウィルでトレーナーをしております、藤井なつみです。

このnoteでは自己紹介を兼ねて、私のこれまで、そしてポジウィルでトレーナーとして働く理由をお話しいたします。
 
今の人生にもやもやを感じている、自分に自信がない、何がしたいかわからない、そんな方へ。
 
自分の可能性に胸が溢れ、前向きに生きるための第一歩をトレーナーとしてサポートできれば嬉しいです。



私は今、自分の仕事に誇りを持って、日々充実した生活を送っています。

しかし、そんな私の過去は今とはかけ離れたものでした。



生い立ち


ごく一般的な家庭の長女として生まれ、祖父母、両親、弟と暮らしてきました。
両親は共働きで生活を支えてくれていたため、祖父母と過ごす時間は多く、大変甘やかされていたことを記憶しています。

最近、母に小さい時の私はどんな人だったのか尋ねると、
「とにかく家では自由奔放でワガママだった」と言われました。笑

おそらく、幼少期に始めたテニスがそこそこ上手であったり、習い事の習字で賞を取ったり、比較的欲しいものは何でも買ってもらえたりと、自分は、すごい、特別、できる、偉い、と言った、自己肯定感と、多少の自信過剰さを持っていたと思います。

そんな風にして育った私は、小学校という環境の中で、クラスの中でも活発的で目立つタイプのグループに属していました。
目立つというより、目立ちたがりという方が正しいかもしれません。笑


人生の挫折


私が住んでいた地域には保育園、小学校、中学校が、1校ずつしかなく、幼少期、思春期を同じメンバーで過ごしてきました。
それは仲の良い友達とは長く付き合える一方で、嫌なことがあっても逃げ場がない閉塞感のようなものを感じる環境です。

そんな環境の中、中学3年生の時、私はいじめの標的になりました。
学校に行くと直接悪口を吐かれ、無視され、仲間外れにされ、家に帰っても、SNS上で悪口を書かれました。
 
仲良くしていた友人はだんだん離れていき、当時は担任の先生も信頼ができず、いつの間にか学校で相談できる人がいなくなっていました。

ただ、私も学校は行かなくてはならないものと理解していましたし、家にいても両親に「学校に行きなさい!」と言われるため、数日は歯を食いしばって通っていました。


しかし、ある日、ついに限界に達します。

朝起きると、怖い、辛い、苦しいという感情に支配され、私は部屋に閉じこもってしまいました。

そこから私は不登校になりました。


差し伸べられた救いの手


不登校になってからは、人生に希望を見出すことは到底できませんでした。

私なんて高校に行けない
どうせニートになるのだろう
私はもう頑張れない
もう人生を諦めようかな

そんな思いが毎日頭をよぎり、精神的に崩壊していました。
楽しい将来を描いていたはずなのに、自分一人でどう乗り越えればいいのかわからず、学校に行きたくても恐怖に打ちのめされ、毎日1人部屋で泣いていました。

不登校になって間もなく、学校の先生たちが家を訪れるようになります。
1階から先生たちの声が聞こえても、嫌すぎて自分の部屋から出ることはありませんでした。

しかし、その中で辛抱強く私を訪ねてくれた先生がいました。
それが、私が人生の再出発を切るきっかけをくれた学年主任の先生です。

部屋に閉じこもっていた私に、先生はドア越しで声をかけ続けてくれました。
先生は、週に何度も家を訪ねて声をかけて帰る、そんな訪問を繰り返していました。

繰り返されるうちに「 先生ならきっとわかってくれる 」とほんの少し期待を抱き、私は重い扉のドアを開けました。

ここが私の人生の転機となります。
先生に会うと、先生は、

「なつみさんは悪くない。」

と、優しい声をかけてくれました。
慰め、理解し、私を一切否定することがなかったのです。そして、私がこれからどうしたいのか本音を引き出してくれました。


「 …本当は高校に行きたい。」



その日を機に、私の高校受験までの勉強がスタート。

勉強期間は1ヶ月間で先生と一緒に勉強計画を作成しました。
日中は決められた時間しっかり勉強し、夕方以降は学校終わりの先生が、私の家を訪れ、直接授業をしてくれる。

そんな先生との二人三脚の受験勉強が始まると、久しぶりの勉強はやっぱり楽しかったし、その上、私を理解してくれる人が教えてくれるという居心地の良さがありました。

先生は、私が勉強を継続できるよう励まし続けてくれていたことも印象的でした。


( 後から気づいたことですが、実は勉強はほとんど必要なかったのです。なぜなら、出席日数が全く足りないので全日制の高校に行ける条件を満たしておらず、行けるのは昼間の定時制高校だけだったからです。笑 )


再出発で得られたもの


その後、私は無事に高校に入学しました。

合格発表の時、自分の受験番号を見つけると、再び人生が動き出す感覚で涙が溢れたことを今でも覚えています。

入学当初は、定時制高校ということで、見た目が派手だったり、怖そうな同級生に圧倒されていましたが、直接話してみると内には熱い思いを秘め、思いやりを持った人たちが多く、私の固定観念は次々と覆されていきました。

今思えば、高校での同級生との関わりは、私の人生に大きな影響を与えたと思います。固定観念は持つべきではない、人は見た目で判断できない、人の可能性は無限、といった価値観が形成されていった過程だったと思います。

授業に積極的に参加したり、文化祭の催しを自ら仲間を招いて企画したり、アルバイトにも専念したり、授業での勉強以外にも、趣味をきっかけに始めた韓国語の勉強も楽しく、高校生活は、忘れていた現実世界の楽しさを教えてくれました。


韓国に没頭したことで語学や海外に興味を持ち、大学では国際関係学を専攻しました。
大学生活の中でも、最もやりがいを感じていたことは、困っている留学生のサポートをしたいと思って取り組んだ日本語支援活動でした。
今思うと、不登校を経験して、今度は私が誰かのために役に立ちたい!という意志が現れた一つの行動だったのかもしれません。

素晴らしい教授、楽しい友人、ゼミの仲間に恵まれ、大学生活も人生の中でかけがえのない時間でした。


就職後に陥った自分が本当にやりたいこととは


そして大学卒業後は、約500人規模の外国人人材の紹介会社に新卒で入社しました。

担当していた法人営業の仕事は、夢中になるくらい充実していました。
特にやりがいを感じていたのは、お客様との商談で、お客様の会社の課題を解決するために、徹底的に向き合い、外国人の方をご紹介し、感謝されることができることがこの上なく幸せでした。

また社内でも、クオーター・年間MVPを受賞させていただくなど営業成績を残し、マネジメント等で社内で裁量をいただけるようになり、先輩や同期、後輩、たくさんの素敵な同僚に恵まれ、それなりに充実した社会人生活を送っていたと思います。

一方、充実していた仕事の裏で、モヤモヤしていた自分がいました。
成績を上げてもその場の一瞬で満たされている感覚がなく、日々の仕事も「やらなければならない」という義務感に苛まれ、そんな状態で後輩をマネジメントすることはとにかく罪悪感で、様々な負の感情を抱くようになってしまいました。

なぜここまでモヤモヤしているのかその正体を探ると、社内の方針で業務範囲と、担当する商材が変わったことをきっかけに、やりがい、すなわち自分のモチベーションの源泉としていたことが満たされなくなっていたことが理由でした。

当時の私のやりがいは以下でした。

悩みを抱えるあらゆるお客様に向き合い、寄り添って、自分が直接介在することでポジティブな変化や影響を与えられること

そこから私は、社内での裁量や成績、居心地のよい仲間以上に、自分がどうありたいのか、何がしたいのかの重要性を感じ、転職を決意しました。

当時、自己分析をしてたどり着いた私の将来の理想像は、以下です。



<私はどうありたいのか>
人に向き合い、寄り添って、誰かの人生の悩みにポジティブな影響を与えられる人になりたい。

<私が作りたい社会>
自分らしさを追求し、固定観念にとらわれずに、自由に行動を選択できる社会を作りたい。
 


過去を振り返り、自分を見つめ直し、将来の理想像を言語化した時は、やっぱり私はこれなんだと確信できました。何の違和感もなく、心の底から私が本当に目指したいものと胸を張って言えます。


こうして自分のありたい姿や作りたい社会を考えた時に、コーチングに出会い、コーチングの仕事をしていきたいと思うようになりました。


ポジウィルトレーナーとしての思い


そんな中、ポジウィルに出会い、ミッションと事業内容を知って、ここであれば私のありたい姿と作りたい社会が実現できると確信し、入社を決めました。

私は自分自身の経験から、人は、人の助けがないと立ち上がれない時もあると知っています。一方で、人には無限の可能性があると信じています。


ポジウィルに入社した今、私は自分の仕事に大きな誇りと価値を感じています。

中学時代、人生を諦めかけた私に先生が手を差し伸べてくれたように、人生やキャリアにおいてあらゆる悩みを抱える人、特に自分と同じように幼少期や思春期に傷ついた過去がある人に対して、向き合い、寄り添って、ポジティブな変化を感じてもらえるようにサポートしていきたいです。

そして、たくさんの方のサポートをしていくことで、この日本を自分らしいポジティブな人で溢れる社会にしていきたいです。


最後までお読みいただきありがとうございました。

皆さんとお話できることを楽しみにしています!


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