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エッセイ

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#今日のあのね

半分このわたしたち。

半分このわたしたち。

朝、わたしのアラームで、彼のほうが先に目を覚ました。朝と夢の間をさまようわたしをよそに、少し暑かったのか、彼が窓を開ける。梅雨特有の冷たくて湿った空気が部屋に流れこんでくると、彼は再び眠りについた。そうか、彼は今日休みと言っていたなあと、ぼんやりした意識のなか思う。

だんだん少し寒くなって、寝ている彼の腕の中に潜り込んだ。わたしは寒がりで、彼は暑がり。そんな彼の腕の中は案の定、ほかほかに暖かくて

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そらいろ

そらいろ

10時20分ごろの空が一番好き。11時だと白すぎて、9時もまだ違くて。10時20分の空の色が、大好きなんだよね。

とあるインタビューを読んだとき、わたしの心はどうしようもないくらい揺れた。

言葉の主は、わたしが10年以上恋をしているアーティスト。
恋、と言うと語弊があるかもしれない、憧れと言ったほうがスムーズなのかもしれないけれど、本当にわたしは、彼の作る言葉や歌声や音楽に支えられ生きてきた

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14歳の教室。

14歳の教室。

すれ違った瞬間が、永遠に感じられるような恋だった。

もしも、恋を選ぶことができるのなら。好きになる人を選べるというのなら、わたしは決して彼を好きにはならなかっただろう。

彼はわたしの親友であるMに、恋をしていたのだから。

叶わないことなんてわかっていたのに、崖の上から滑り落ちるように、気づいたらその恋の淵に立っていた。
彼は毎日まいにち、Mと話すために教室に通っていた。側から見れば、彼がMの

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