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マレを歩く|2020.07.10(fri)

本帰国を控え、積極的にフランス国内やヨーロッパを歩き回りたいものの、もしも最後に感染してしまったら…と考えると、なかなか外出できないのが現実。

パリ市内であろうと、EU内からの観光客はどんどん増加していて、「ただ外出する」行為が面倒に感じる。常に周りに神経を使い、帰宅後の消毒作業など。

こんなに早くに日本に戻るとは想定外だったため、フランスで欲しいと渡航前にチェックしていたものを全然買ってなかった。その一つがアンティーク食器。

パリでアンティーク系を買うなら蚤の市がいいと言われているけれど、治安がよくないこともあり、お得に買い物へ行ったつもりが、スリやコロナで逆に高くつくというのが嫌だったため、今回はマレ地区に行ってみた。アンティーク系の行きたいお店があったのだ。

およそ5ヶ月ぶりの地下鉄は、結構混んでいた。規則通りみんなマスクはつけていたが、距離をとるために貼られている「座っちゃだめなスペースシール」は守られていなかった。


マレに到着し、アンティークショップが並ぶサンポール通りを歩く。イメージと全く違う。金曜日の平日のせいなのか、このあたりの雰囲気なのか知らないけれど、人は全然いないし、そもそもお店が全く開いていない。

そして何よりも、行きたかったお店は閉店していた。Mapsでは今日も営業中だったのに…。そこには日本のアンティーク店が入っていた。

ヴィラージュサンポールという、これまたアンティーク店が集う場所に足を運ぶものの、工事中のためなのか、お店はシャッターを下ろしていた。

お目当のものが見つけられないまま、サンポール通りの突き当たりにたどり着き、今日の目的は終了。

ただこのまま帰るのも悔しかったので、サンポール駅周辺のマレを軽く散策。

そこで、日本のお土産に買う予定だったトリュフ塩のお店を発見し、買えるときに買っておいた。本当はうちの近所にもあるんだけれど、こちらの店舗のほうが大きかったので、在庫等を踏まえるとこちらで買ったほうが一回で済みそう。25個のトリュフ塩をお願いすると、絵に描いたような丸い目をして店員さんが驚いていた。そりゃそうだよね。

その隣のワインショップ「ニコラ」で、今夜のワインを買った。ワインはGrand Cruという種類を選ぶことにしている。日本で買ったら5000円以上するものが、こちらでは半額程度で飲めるんだから、今のうちに楽しんでおかなきゃ。

パリ市庁舎の前を通った。相変わらずうっとりする佇まい。ただ庁舎前広場にはたまにメリーゴーランドがあるらしいのだけれど、行くたびにそれがない。一度はみてみたかったけれど、それも叶わず帰国になりそう。


夜はさきほど買ったワインで晩酌。夕食はカルボナーラとトマトサラダとポテトとサラミ。どれも白ワインによく合って美味しい。

調子にのって空きっ腹で勢いよく飲んでしまったため、少し気持ち悪くなった。年々お酒が弱くなる。


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