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ゆるゆら音楽映画放談

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レビューやつらつらっと書いた感想置き場的マガジン。音楽関係はだいたいここ。
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2022年10月の記事一覧

推せるときにも立ち止まる

推せるときにも立ち止まる

 なんというか、アーティストを追いかけている人たちのストイックさが、ここ数日色々な意味で目に入る。

 誰とかどれとか言うわけではないけれど、「最近熱狂的な気持ちが薄れてきた」とか「すべてを追いかける気持ちがなくなってきた」とか呟く人がタイムラインに増えたような気がするのだ。
 でもそれは多分当たり前のことで、たとえば街中で「今日が20000日記念だね!ウフウフ」といちゃつく老夫婦を見かけないよう

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JAZZ me sweet

JAZZ me sweet

 「高崎音楽祭」高崎芸術劇場個人的JAZZ三連戦の最終日、fox capture planの公演へ。
 ジャズレジェンドの渡辺貞夫グループ、ラテンジャズの熱帯JAZZ楽団に続き、今回は現代版ジャズロック・ピアノトリオ。

 演奏はとても良く、スタジオシアターの響きもやはり良い。メンバー3人に5人のゲスト込みで、最大8人編成になるという構成は贅沢。
 ただ、メンバー3人で演奏している状態にのみ合わせ

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秋だけどトロピカル

秋だけどトロピカル

 すっかり朝夕の肌寒さが増したこの頃。夏の鮮やかさをちょっと名残惜しく思い出したくなる、そんな週末金曜日のわたしにラテンジャズ。

 今回のチケットは企画によりご恵贈いただいたもの。感謝。
 もしいただけなくても購入しようと思っていたので、まさに渡りに舟だった。嬉しい。

 国内ラテンの一流ビッグバンドといえばサルサの代名詞オルケスタ・デ・ラ・ルス(以下デラルス)と、その流れを汲むラテンジャズの熱

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Legend was there

Legend was there

 すっかりお馴染みになった高崎芸術劇場、TENDREに続きスタジオシアターで渡辺貞夫グループの公演を鑑賞。
 見回す限り、人生の大先輩しか見当たらない会場内。端の席とはいえ最前列、僅かに緊張がはしる。そもそもこれからステージに立つのは、日本ジャズ界のトップランナーでありレジェンド・・・・・・。
 また、この日のkeyは小野塚晃。愛聴してきたDIMENSIONの元メンバーだ。g養父貴、bコモブチキ

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最新MV3選

最新MV3選

 秋に突入してからというもの、プレゼントでいただいたチケットなどもあってすっかりライブづいている。
 たまには気分を変えて、MV3選。

パジャマで海なんかいかない「Trip」

 YouTube上の表記は「PAJAUMI」になっているが、「パジャマで海なんかいかない」のMV。元々は別所のソロプロジェクトだったが、現在のバンドスタイルになった。曲名かバンド名かと戸惑われるが、パジャ海の名前は今後あ

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TENDRE LIVE in TAKASAKI

TENDRE LIVE in TAKASAKI

 10月に入り2日連続での高崎芸術劇場、本日は「TENDRE LIVE in TAKASAKI special guest 土岐麻子」を、スタジオシアターにて。

 このスタジオシアターは今回が初。かなりフレキシブルなキャパシティ設定をできる会場で、3間舞台568席、5間舞台466席、7間舞台389席、スタンディング1,000人+2階席98席となっている。

 今回は座席ありで、見たところスケール

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クラシック・タイム

クラシック・タイム

 高崎音楽祭初日、大友直人指揮・群馬交響楽団のオープニング演奏会へ。
 
 この公演は無料の完全招待制で、事前に応募した人の中から抽選が行われるもの。昼にチケットを引き換えたら、大変に前方の席だった。ポップスやロックならば、さぞファンが羨むことだろう。
 クラシックは中央すこし後ろの二階天井がかぶらない場所、もしくは上階席が音のバランス的には特等席とされるが、そもそもこのホールは音響がとてもいい。

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