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ゆるゆら音楽映画放談

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レビューやつらつらっと書いた感想置き場的マガジン。音楽関係はだいたいここ。
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2020年9月の記事一覧

すきなようにスキを叫べばいい

すきなようにスキを叫べばいい

 「この歳だけど、聴くのよ。」
 この言葉の主は御年70歳を超える、人生の先輩だ。
 彼女がはにかみながら「聴くのよ」と言ったのは、年齢が半世紀も下のダンスボーカルグループだった。
 「えっ、いいじゃないですか。格好いい。」
 すかさず言ったわたしに
 「でも、年甲斐もなく、ねえ。」
 と顔を赤らめる。
 「わたし、モータウンやビートルズ聴きますもの。シナトラ、サッチモ、大好きですよ。好きなものの

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プレイリスト

プレイリスト

Spotifyのプレイリストをぼちぼち作り始めたので、なんとなくリンクを貼ることにしました。

やっていることが昔とかわらないな。再生メディアが変わっただけで。
このプレイリストは比較的メジャーな楽曲が中心。他にも随時思いついたら更新すると思います。よろしければ。 

夜に寄り添うプレイリスト夜に聴くといいかもしれない楽曲の、邦楽縛り。

smooth&kindnessタイトルそのまんま。

em

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病院の待ち時間をドラマにする

病院の待ち時間をドラマにする

通院にまつわる話でよく耳にするのが

「待ち時間が長い」

待ち時間は他の人の診察時間だから、なかなかどうこうできるものではないよね。

よし、ドラマにしましょう。

医療ドラマの主題歌てんこ盛りプレイリスト。

ゲスト出演を気取るもよし、モブとして楽しむもよし。

なお、このプレイリストを再生しても佐藤健くんや椎名桔平さんや山Pは出てきません。

・・・・・・急に現実。

 

ちなみに、院内

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ここぞMUSIC

ここぞMUSIC

踏ん張りどころ、頑張りどころ、はたまた落ちないようにしがみつく時、自然に聴きたくなる曲がある。

今回はその中から幾つかをピックアップ。一部おまけを除き、邦楽縛り。

キリがないから/藤井 風毎日何かしらキリがなく訪れる、頭を抱えるような何がしかやモヤモヤの数々。吹き飛ばして進むためのジェットエンジン。

さあ、そろぼち舵を切れ。

洋楽カバーから、こちらも。CDはより優しいアレンジで、ピアノも歌

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review 藤井 風「帰ろう」にみる救い

review 藤井 風「帰ろう」にみる救い

17世紀初頭のヨーロッパ。苛烈な宗教戦争をはじめ数々の闘争が巻き起こった、破壊と変革溢れる混沌の時代。それは、死が身近に存在した時代とも言える。

すべては虚無であるとする「vanitas(ヴァニタス)」
その中にあって常に死を思う「memento mori(メメント・モリ)」
だからこそ現在を大切に生きる「Carpe diem(カルペ・ディエム)」

世相を反映した3つのバロック精神は、ポール・

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素晴らしいMV(PV)を見ると、それを広めたくなる。どうしても、無性に。
これは染み付いた癖のようなもので、多分ずっとそうなのだろう。
今夜、また素晴らしいMVに出会えた。どんな言葉も陳腐になるような、いい作品に。

帰ろう/藤井風
https://youtu.be/goU1Ei8I8uk