学校に行かなくても大丈夫!不登校の不安解消バイブル

子どもが不登校になったとき、なぜ親は「学校に行くこと」に尽力してしまうのでしょうか。
私もその一人だったのですが、振り返ってみますと、そう突き動かしていたのは、いくつかの不確かな不安のせいだとわかりました。

卒業はできるのか?
高校受験はどうなるの?
知識や教養のない子になっちゃうの

この記事は
まさに不登校になりかけている
不登校に直面して不安を抱えている
ご家庭の親御さんもご本人にも読んでもらいたい記事です!


登校してもしなくても卒業できる!

「え?中学校(小学校)中退になるの?」と思ったのは私だけでしょうか?
「高校中退は耳にしたことがあるけど…」と。

義務教育という定義を勘違いしていたゆえに至った思考で、恥ずかしい限りです。
以下が正解なんですね…

義務教育の「義務」とは「子どもは小中学校に通わなければならない義務」ではなく「市町村が区域内に学校を作らなければならない義務、保護者が子どもに教育を受けさせる義務」という意味である

多くの保護者は、教育を受けさせるための場所は「学校」しかないと思っていて「学校に行かせる義務」に変換されているのかもしれません。

実際、学校は、知識を得るだけでなく、集団生活での学び、クラブ活動、委員会、発表会など、多岐にわたって人格を育てる場であることは間違いなく、その代替の場となると、ほかには思いつきません。
それに、最初から通わない選択をする家庭はほぼないのが現状でしょう。
保護者が義務を果たす、すべとして、「学校」がデフォルトになるのも、いたしかたないといえます。

なので結論からいうと
「教育を受けさせる義務」を果たせば、学校に登校しなくてもよいのです。
息子は、中学の後半はほとんど学校にに行っていませんが
卒業証書はきちんと自宅に届けられ、卒業したことになりました。
卒業式では名前が呼ばれたそうです(出式はしていません)。
小学校でも同じような対応になるかと思います。

安心してください
登校してもしなくても卒業ができます!


受験をしなくても高校生になれる!

小学校で不登校を選んだお子様の中には、中学から登校するケースもありますが、中学校でも不登校の場合、次のステップである「高校受験」が大きな不安材料になります。

普通高校は、公立でも私立でも、内申書が受験の合否をわけるカギになるため(私立の方がより重視される)
【学校に行かない=出席日数が足りない】
という壁にぶつかります。

高校は圧倒的に普通高校が多く、進学する選択肢として主流なので、その道を選択肢から外すということは、親も子も学校も、なかなかできません。
しかも、大学進学を視野に入れると、普通高校からの進学が圧倒的に多いので、さらに外せなくなってしまいます。

そこで、出席日数の確保のために、別室登校(教室以外で自習や給食を摂る)や、教育支援センター(市町村の機関、校舎に通えない場合の代替施設、出席日数が認定される)へ通うよう勧めたりします。
不登校の原因や度合いはさまざまですし、テストを受けたり、自習で学力を維持できるメリットもあるので、本人が望めば、全く問題ないシステムです。

ちなみに息子は、そのどちらも希望しませんでした。
それはすなわち、受験での高校進学の選択肢を捨てることになります。

最低限、高校卒業だけはして欲しいのが「親の本音」です。
高卒の資格があれば、働くにしても進学にしても、将来の道に幅ができるとの考えからです。

受験のない高校を調べ始めると、定時制や通信制、いろんな学校があることがわかりました。
通信制の中でも、学科によって通学システムがあったり、一年ごとに変更ができたり、状況に合わせた選択ができる学校もありました。
新設から間もない、もしくは新設予定のところもあり、学校自体も選択肢が増えてきています。

安心してください
受験しなくても高校生になれます!


知識や教養より大事な力が得られる!

学校に行かない=「知識や教養が身につかない」
親として、漠然とそんな不安が頭にありました(笑)
学校はそれを担保してくれる存在だと思っていたのです。

息子は不登校になって、勉強からは気持ちがどんどん離れていました。
彼も同じように、学校=勉強、だったのでしょう。

しかし3年生になって、個別塾に通うことになります。
受験する可能性をゼロにできなかったこと、塾長さんに「受験関係なく、中学の勉強はしておいたほうが良い」と指南されたからです。
幸い、塾とは相性がよく、学習の内容を個人に合わせてくれるので、モチベーション皆無でも、楽しく通えていたようです。

波に乗るかどうか様子を見ましたが、受験勉強にスライドした途端に拒否反応が出てしまい、完全に受験をしない決断をすることになりました。
その後は、好きな教科と社会情勢をからめた授業にかえて、何とか冬頃まで通塾することができました。

通信制の高校では、いわゆる普通高校で学ぶような形式とは異なり、教科書を読んで問題を穴埋めするような課題が主で、いわゆる偏差値で測るような学力は一切身につけることのないまま、高校2年生を終えることになりました。

ところが、3年生になって間もなくの頃、総合型選抜で大学受験をしたいと言い出しました。
AO入試といわれていた入試は「総合型選抜」と名称を変え、採用する大学は年々増えています。
いわゆる偏差値・知識重視ではなく、思考力・記述力を問う、小論文や面接で行う形式の試験です。
驚くことに、彼は受験勉強を経て、大学生の座をゲットします。

彼の通信制高校は、総合型選抜に強い特徴があったので有利だったのかもしれません。詳しくは、今後またご紹介したいと思います。

一つ言えることは、興味がない受動的な学びは、つまらないので続かない。逆に、興味がある能動的な学びは、楽しいから継続しやすい、ということでしょうか。
「学び」とは本来、そうあって欲しいと思います。
「学校の学び」は果たしてどちらなのでしょう?

息子は不登校ですべてを捨てた代わりに、自由で膨大な時間を手に入れました。そして微力ながら彼なりに「自分で考えて行動できる力」を身につけたのだと思います。
自分の強みを探し、必要な知識や情報を能動的に掴みに行く力。
この先の人生では、偏差値を1上げることよりも「大事な力」なのかもしれません。

安心してください
知識や教養より大事な力が得られます!

とにかく明るい〇〇さん調でおとどけしました!(笑)


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