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浅草駅に見る、レジェンダリーと象徴性の価値
東武鉄道本線の起点駅として90年の長い歴史を有する浅草駅。行き止まり式のプラットホームを特急列車が頻繁に発着し、戦前に建てられた百貨店入りの駅舎を堂々と構える様相は私鉄随一の風格あるターミナルであると言えましょう。
しかし浅草駅は他の私鉄のターミナルとは少々異なる事情を持っています。この記事ではその辺りに触れながら、東武浅草駅を題材に「レジェンダリー」と「象徴性」について書いてみたいと思います
推しを「愛している」と叫べるか ―推し続けて見えてきた新たな「愛」と向き合い方
こんにちは。ナトリウムという者です。オタクです。
推しを推すということについて、ここ数日考えていたことをまとめるべく筆を執りました。たいそうなタイトルの記事ですが、つまるところいちオタクの思考の覚え書きですので、適当にお付き合いしていただければと思います。
自己紹介さて、私は物心ついたときから鉄道オタクでした。サブカルチャーに触れ始めたのは中学生頃から、その後いつしか明確な趣味となっていましたが
J-POPアーティスト“ときのそら”の確立と成熟 ―「ON STAGE!」リリースに寄せて
2020年10月21日、ときのそらの3つ目のタイトルにして2ndアルバムの「ON STAGE!」がリリースされました。活動3年目を迎えた彼女の「いま」をこのアルバムから捉えていきたいと思います。
本作全体を通して抱いた感想は主に2つ、「J-POPアーティストとしての確立」と「彼女が持つ種々の概念の融合による“ときのそら”としての成熟」です。各曲を追いながらこれらについて解説していきましょう。
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「紅藍クロニクル」はバーチャルを生きるSorAZの覚悟の歌である
(2020/9/22 12:12加筆修正)
私は今感激しています。
2020/9/22にリリースされたときのそら・AZKiのユニット「SorAZ」による楽曲「紅藍クロニクル」を聴きました。SorAZでのオリジナル曲は「刹那ティックコード」に続き2曲目で、前作と同様スピード感のあるかっこいい曲に仕上がっています。またホロライブが誇る最高の「シンガー」であるAZKiと、「アイドル」にして今やその枠に
今だからこそVtuberコンテンツをおすすめしたい話
今、世界中が大変な困難に直面しています。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大…各国では逼迫した医療体制の崩壊を防ぐべく、都市封鎖(ロックダウン)など外出を制限する措置を取っています。日本も例外でなく、外出自粛が強く叫ばれており特に不要不急とされる余暇での外出は自重せざるを得ない状況になっています。
よって多くの人が現在、休日もずっと家に巣ごもりしていることと存じます。ただ、そんなに長いこと家に居た
アイドル、シンガー、ときのそら ―「My Loving」リリースに寄せて
2017年9月7日、一人の17歳の少女がある道へ足を踏み出しました。それは「アイドル」というほんの一握りの人間にしか成ることができない存在を目指す道。その道のりは決して順調ではありませんでしたが、彼女を信じ続けた親友やスタッフ、ファン、そして彼女自身の努力の積み重ねが実を結び、彼女はいま「アイドル」と呼ばれるに相応しい存在に成ることができました。
彼女の名前はときのそら。2019年3月にフルアルバ
「Vtuberバブル」を考える
はじめまして。この度この記事を投稿するべくnoteに登録したナトリウムと申します。
今回は評論記事です。
Twitterのアニメ垢をフォロー頂いている方はご存知かと思いますが、私ナトリウムはVtuberのファンをやっております。Vtuberそのものについて知らない方は各自適当に調べてもらうとして、今回はこのVtuber界隈が抱える問題について考えてみたいと思います。だいぶ厳しいこと言うと思うのでV