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猪瀬ポールがついになくなる

この記事を見て、
何のことだろうと疑問に思われた方も
多いかもしれません。
妙なタイトルをつけていますが、
今日はこのような記事で書いていこうと思います。


猪瀬ポールとは

猪瀬ポールとは文字のごとく、
人の名前をとっています。
ご存じの方も多いと思いますが、
2012年ごろの東京都知事だった猪瀬直樹さんです。
ニュースなどでは大々的に取り上げられている
わけではないので、猪瀬ポールといわれても
あまりしっくりこない部分があるかもしれませんが、
実は現在もそのように呼ばれています。

猪瀬さんは当時、建設中の新東名高速道路の規格を
減らしてもいいのではないか、という主張をされており
高速道路の路肩にポールを配置するようになったと言われています。
一部では別の政治家が動いていたのではないか、
という意見もありますが、真相は定かではありません。


当初は完全6車線の予定だった

新東名高速道路はもともと6車線で完成させる予定でした。
区間としてはまずは、静岡県の御殿場~浜松間、
その後は、愛知県の豊田~浜松間、という順で、
徐々に開通していきました。
しかし完全6車線ではなく、ほとんどが4車線です。
さらに路肩が違和感を感じるほど広く、
小さい障害物があります。
これが猪瀬ポールです。

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当初は最高速度が120km/hにすることが可能となるように
建設が予定されていました。
予算もそのとおりで計上されており、
建設も4車線に変更になる途中まで進行していました。
このように路肩が広くなったのもそのためだと考えられます。
ちなみにこのポールですが、
1個80,000円近くするそうです。
それが多数存在するとなると
費用も無視できないレベルになってします。

当初の予定↓ ※汚い図ですみません

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インターネットでは、

なぜポールなんか置いたの?
邪魔だよ。


などの意見が多数寄せられています。


6車線であれば、今後予想される災害、事故等の迂回路として
大きな効果を発揮できます。

猪瀬さんの考えた方として、速度を上げる車両が増えて事故に
つながることへの可能性を示唆していたようです。


しかし、建設時はもともと東名高速道路の迂回路として建設された
とのことで、それをもとに考えると現在の施策はそれと逆行する動きと
なってしまっています。

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実は静岡県内の区間すべてに
ポールが存在するわけでもなく
一部区間では試験的に時速120km/hで
走行しても可能な区間がありました。
その区間は新静岡~森掛川間で、
比較的直線であるため
この区間として検討されたという見方があります。

愛知県内は半分以上が4車線規格

余談ではありますが
事業変更が検討された後の
建設であった区間である
愛知県の区間(浜松~豊田間)は
半分以上が6車線ではなく4車線で工事が進められました。
そのため、路肩は静岡県内と違い狭くなっています。
東海環状自動車道、伊勢湾岸自動車道の接続地点である
豊田東JCT付近では6車線規格になっているので
問題はありませんが、浜松いなさJCT付近は
そのようになっています。

一般的に交通量も多いとされている区間なのと
4車線規格だと事故などが起きた場合だと
場合によっては通行止めなる可能性もゼロではありません。
その点、何か問題が生じたときの柔軟な対応が
困難になる可能性が高いです


やはり当初の計画を優先すべきでは

高速道路を利用される人たちの意見からも
6車線を望む声が多いのと
災害時渋滞のことを考えると
6車線が望ましいのかもしれません。
もちろん猪瀬さんの考え方も一理あると
思いますが、完成してもそのような問題が
起きるようであればその時に対策を
検討してもよいのではないでしょうか。
建設事業は変更や改良が進めばその分
事業費は膨大になりやすい
ので
なるべく当初の計画のまま
進めていくことが妥当なのではないかと
思います。


ついに猪瀬ポールがなくなる

最近になって6車線になる動きが高くなりついに
猪瀬ポールが撤去されるようになりました。
建設事業費900億円を追加計上し
中日本高速道路によると静岡県内で6車線規格と
なっていたところから順次運用を開始するとのことです。

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休日のお出かけで高速道路を利用する人が多いと思いますが、
やはり利用する人が快適で便利に利用できたら一番良いですよね。
今回はここまでです。


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