🏥病院から、「家族にお話がしたいんです」と「ICUに入りました」の電話があった 10/21(1/2回)
10/18、うちの父はペースメーカーを入れた総合病院に入院したのだが、10/21午前7時48分、私のスマホに病院から電話があった。
「高梨(父)さんのことで、ご家族に話がしたいと(医師の)先生がおっしゃってるので、出来れば午前中、病院に来られませんか。
今後の治療方針をお話ししたいということなんですが。」
あー。と思う。
これは割と重篤なやつ。
脳内で計算する、自分の身支度、朝食、母への連絡、母の準備。
「午前10時までには行きます。」
そう返事をして、午前7時58分に母に連絡する。
本日の予定としては、本当は心臓内科からありがと紹介された総合病院へ母を粉瘤の診察のために連れてつもりだったが、そちらのほうは予約を入れているわけでもなく、明らかに緊急性が異なる。
しかし、治療方針の相談とは言いつつ、父は今後入退院、一進一退を繰り返して衰えていくのだろうという気配を察知した。
だがまあ、母には「治療方針の話らしいよ。」と言っておく。
午前10時までに病院に行くと言ったので、9時過ぎに実家に迎えに行ったが、いつも通り、母親は準備できていると言っておきながら出来ていなかったので、結局9時半ぐらいに出ることになった。まあ仕方ない。
病院に向かっている真っ最中、午前9時50分くらいに母親のスマホが鳴る。病院からの電話だったが、心ひそかに第一連絡先は私のはずだがなぜ母にかけてきたのかと思わんでもない。
まあ、私は運転中だったので、今回は母親の携帯で正解ではあった。
後部座席で母は「はっ、えっ、病院!?」みたいな問答を繰り広げていたが、途中で
「えっ、ICUに入ったんですか!」
という声がした。
病院からの電話は、父親が今ICUに入ったので、荷物をICUに入れられないので引き取ってほしいと言う電話だったようだ。
まあ仕方ないのは分かるんだが、ICUに入ったという連絡でパニックになっている母には非情な要求だったようでもある。
病院に着く。看護師がしばらくして案内に来たのだが、まずは主治医の説明がある。
父の状態は良くなくて、うっ血性心不全と、誤嚥性肺炎があると言うことで、写真があって説明された。治療が難しく、血圧が上がり過ぎるのでインシュリンを打っていたら今度は低血糖になって、とにかく処置が大変だったということは理解した。
そして治療の方針を確認されたのだが、現在行っているような治療に関してはもう行っていることでもあり、継続するが、最終的の、それ以上の蘇生処置等は希望しないということで意思決定を伝えた。
母は終始「あんまり無理させたら可哀想です、死なせてやってください。」と言ってたが、母よ、奴はまだ死んでない。
ICUに案内される。
ICUで治療されている父は、喉にも鼻にも管を突っ込まれていて、見るなり母が
「ああ、お父さん、可哀想にー!」
と取り乱し、父の手を握ってた、ICUなんだから触らん方が良いと思ったが、それで気が済むならいいかとも思う。
そうこうするうち、主治医の先生とは別に、この治療の担当医の先生がいらして説明を受ける。しかし、母は父が痩せ衰えているのを見て、そちらばかり見ていたので、先生の説明はあんまり真面目に聞いていなかった。
ただまた「苦しませたらかわいそう、しなせてやってください。」と言ってたので、医師の先生は返事に困ったと思う。
いずれにしろ、病院が最善を尽くしてくれている事は非常によく伝わった。
ここは、父親がペースメーカーを入れた病院で、さらに胃がんの時に救急車で担ぎ込んだ病院なので、いつも大事なときにはこの病院にお世話になっているなあとちょっと思う。
その後は書類を大量に書いて(10種類以上あった、かなわんな!)、一旦母親を連れて、荷物を持って帰宅した。
荷物はそこそこ多かった。というかメイバランスが重かった。
投げ銭歓迎。頂けたら、心と胃袋の肥やしにします。 具体的には酒肴、本と音楽🎷。 でもおそらく、まずは、心意気をほかの書き手さんにも分けるでしょう。 しかし、投げ銭もいいけれど、読んで気が向いたらスキを押しておいてほしい。