『意見が割れる社員2人』の間に埋もれた、バイトでの苦い思い出

どうも、ゆうです。
今回はタイトル通り、昔あった「なんじゃこの状況!」という体験談とそこから学んだ事を書きたいと思います。

バイトでは2人の社員がいたって話

わたくし、かつてバイト三昧の日々を送っていた時代がありました。今回はその1つ、スーパーでの体験談をお話します。

私が所属していた部門には、社員さんが2人いました。どちらの方も「何だこの人は、、、」みたいな人ではもちろん無く、優しい人でした。

ただ、タイトルにもある通り、2人の社員が言う意見が“いつも違う”
流石にいつもは言い過ぎですね。でも、かなりの高確率で違いました。

例えば、2人の社員さんをAさんとBさんとしましょう。社員Aさんに「牛乳を品出ししておいて」と言われ、私は指示通り、牛乳を出していました。
その時、社員Bさんが台車を引っ張りながらやってきて私にこう言います。

「ちょっと、この台車に乗ってる物を先に出してもらっちゃってもいい??」

私は一応、「今、牛乳出して欲しいと言われて出していたのですが、先にそっちの台車のやつを出したほうがいいですか?」と。

すると社員Bさんは「おん、牛乳は後でいいや!こっち先お願い!」と言うので、私は社員Bさんが言う通りに牛乳を一旦放置し、台車にのっている物を先に出しました。

台車のものを出し終わり、一段落した私は牛乳を出し始めます。すると、社員Aさんが通りかかったついでに「まだ牛乳出してるの?」と言いました。

私はすかさず、「社員Bさんに頼まれていた台車を先にやっていたので!」と言おうとしましたが、言う間もなく社員Aさんは去っていきました。

なぜか自分が悪いポジションになる

社員さん2人の指示通りに動いていた私ですが、先程の社員Aさんの「まだ牛乳を出してるの?」という一言から察するに、社員Aさんの私に対するイメージはほぼ確で悪くなりました。

弁解する余地すらありませんでした。とは言いつつも、いざ弁解の余地を与えられても、相手を悪く言うような気がしてあまり気乗りしませんが。。。

まあ、自分にも悪い点があるとは思うので、皆さん思うところはあるかと思いますが、それを重々承知したうえで自分の行動や発言をスカイツリーのてっぺんまで棚に上げて、これだけは言いたい。

「なんか自分、理不尽な立場に立ってね?立ってるよね??」

これは大人として社会で働くなら理不尽など当たり前のことだと言われたらそれまでなんですが、少し違和感が残る経験になりました。

この体験から学んだこと

この経験から学んだ大事なこと、2つあります。

それは下の2つ。

①誰が指示を出すか等、権限を明確にすること
②前提知識・情報の共有を怠らないこと

① 誰が指示を出すか等、権限を明確にすること

一つ目は
『誰が指示を出すか等、権限を明確にすること』

当たり前ですが、王様ゲームを100人でやるとき、100人王様じゃあゲームが崩壊します。運良く、100人の命令が同じだったら何とか成立しますが、まあ、その命令に従う人が居ないので意味はありませんね。

王様ゲームと同じように、組織として活動する際は「誰にどの権限があるのか」決めることが大事なんじゃないかと思います。

人間年を取ればとるほど”我流”が真っ白な体育着に溢した墨汁の如くこびりついて取れなくなります。(今は選択で落ちやすい墨汁も売ってますよね。すごい時代だ~)。もちろん”自分なりのやり方を身に着ける”のは良い影響もあります。が、悪い影響も出てきちゃいます。

仕事などの集団で活動する際、どうしても、どこかに”自分流のやり方”が出てきてしまう。各々の自己流がうまい具合にマッチングすれば良いですが、そんなうまくいかないのが大半。よーいドン!と50m走のスタートの合図と同時に、各々が思うゴールへと四方八方進んでいってしまいます。

そこで大事なのが「権限を決める」こと。誰に何の決定権があるか、そして誰が何の責任を負うかを決めるわけです。まあ、権原を決めることも万能ではありませんが、少なくとも各々の自己流が飛び交うカオスを防ぐことが出きます。

権限を決めれば、私のバイトでの体験談みたいなこともなくなるわけです。バイトへの指示出しは一貫して社員Aが担当する、バイトが何やるか途方に暮れていたらそれは全て社員Aの責任である、と決めるんです(ここでは、バイトの責任問題は置いておきますね)。

そうすれば、「社員Aさんの言った通りにしたら、社員Bに怒られた!」みたいな謎の状況は解決できます。まあ、そんなうまくいくことは無いんでしょうが。

②前提知識・情報の共有を怠らないこと

2つ目が、
『前提知識・情報の共有を怠らないこと』

人間どうしても、自分が知っていることは相手も知っているはずだと考えがちです。当たり前ですが、人間の記憶は全人類共通のデータバンクに保管されているわけではないので、10人いれば10人知っていることが違います。

こうやって聞くと、当たり前の話のように聞こえますが、現実だとどうしても無意識に自分が知ってるなら相手も知ってるだろうと考えてしまいます。会社でよくある「考えればわかるよね?それくらい」や、学校でよくある「お前そんな漢字も読めないの~?」が典型例です。

これを『知識の呪縛』と心理学の世界などでは言うみたいですが、とにかく自分が持っている知識は誰しもが持ち合わせている一般常識だと考えるのです。

※詳しくは以下の記事で対処法含めて書いています。

ここで大事なのは「自分の当り前は他の人にとっての当り前じゃない」ということを手のひらに太字のマッキーで書くレベルで忘れないことかなと。

そうすれば「もしかして今自分が思っていることって相手にとっては当たり前じゃないかも?」「じゃあ、一応確認のためにも相手が知っているか話してみよう」となります。

前提として必要な知識や情報をお互い持ち合わせているか、意外と見落としがちですがすごく大事なポイントだなあと私は思います。

【まとめ】私も出来ない

ここまで大そう偉そうに言ってきた私ですが、ほぼ確実にこんなこと私も出来てません。し、自分にこんなことを言える権利も持ち合わせておりません。

でも、だからこそ、日々気を付けていきたいなあと、可能な限り実践していきたいなあと思う所存です。
では、今回はここらへんで。ばい~!

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