見出し画像

わたしはひとり である、ということを

 夢の中に見る言葉

 それは誰の夢 誰の夢

 共感という まやかしに 手も伸ばせず 振り返る

 それはただの 似たような解釈をする 集合体

 理解はできる? 理解はされる?

 その人の価値観も感覚も感性も その人だけのもの

 それを否定できる? 否定できる?

 わかりあおうとする前に 歩み寄ろうとする前に

 その傲慢を かえりみよう

 それはすべて 上から目線の 絵空事

 わたしの よろこびも かなしみも 
 しあわせも いかりも なにもかも

 すべて すべて わたしの もの

 だから 誰も 理解できない
 だから 誰も 理解されない

 うぬぼれてはいけない
 忘れてはいけない 
 これだけは 
 忘れてはいけない

 そう わたしは ひとり

 言葉は夢の中に溶けていく

 それは誰の夢 誰の……

 

いつも、ありがとうございます。 何か少しでも、感じるものがありましたら幸いです。