マガジンのカバー画像

チームでリモートワークを12年つづけてきた結果

14
NarrativeBASEの12年 -「はたらく」をかたる、つくる、つながる。 この3つにこだわって、チーム×リモートワークをひたすら続けてきたナラティブベース の12年の軌跡…
運営しているクリエイター

#働き方改革

#11 沈下と浮上の摂理

#11 沈下と浮上の摂理

パラレルをどう表す?協業をするためのプラットフォーム(仕組み)が立ち上がりはじめ、仕事も増え始めた2014年ごろ、人を増やすためにメンバー募集を行った。今までは、「ママのキャリアを考える会」(前述)で知り合った人や、私の元同僚、その知人を中心に紹介でつながってきていた。このときは、10数名だったメンバーを5名ほど増やす計画で、募集文などを書いて、既存メンバーそれぞれがSNSなどを通じてメンバーを募

もっとみる
#10 目に見えないオフィスをつくる

#10 目に見えないオフィスをつくる

同じ空気を吸うには?ナラティブベースはオフィスを持たない。だから共通するしくみを使うということは、同じオフィスに席を並べることと同じ効果が必要だった。インフラやルールは目に見える確かなしくみとしてもちろん必要だが、それ以上に、しくみが織りなす空気感を一緒に感じることが大切だった。つまり必要性をもって生まれ、それをみんなが理解しているという共通・共創意識だ。

当初(2011年〜2013ごろ)は今の

もっとみる
#09 2つのアプローチ

#09 2つのアプローチ

怒っていなければ、いい起業はできない?!演出家、故・蜷川幸雄は俳優に「不幸でなければ、いい演技はできない!」と言ったそうな。その言葉をオマージュするならば、「怒っていなければ、いい起業はできない!」のではないか、そう思う。私がいい起業をできたのか定かではないが、(この文章を書こうと)遡ってみると最初の方は相当お怒りだったご様子(笑)。

7年前の全体会議の発表資料では、やれ「『働き方の希望』と『働

もっとみる
#08 「働き方」のショーケース

#08 「働き方」のショーケース

こんなのもあり。あんなのもあり。「ひとりでスーパーマンになれないのなら…」と同様、創業期に別のメンバーが言ってくれた印象的な言葉があった。「ナラティブベースは働き方のショーケースみたい」。まわりの働き方や、キャリアの積み方をみていると、「あんなのもありかな?」「こんなのもあるんだ!」とワクワクするし、勉強になると。

信頼関係でつながっている人を誘い、その人ができることを依頼するというスタイルから

もっとみる
#07 社名決定 「ナラティブベース」

#07 社名決定 「ナラティブベース」

パッチワーク型集合体人材?!法人化を決めたころは、まだ4、5名のチームだった。それぞれができることを持ち寄りながら、子育てや別の仕事などの制約の中で互いをフォローしながら成果を出していた。そして、仕事を通して互いのスキルを学び合い、できることを増やして、次の仕事に繋げた。いわば、ひとりひとりが明確な役割とスキルを約束し協力しあうというよりも、融合して学び合いながら成果を出していくパッチワーク型集合

もっとみる