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認知は広告と来店は口コミと分けて考えよう

店舗ビジネスは基本的に広告そのものが認知と来店を目的に使われています。

チラシを見て「安い!」「新しい店!」と思えば顧客が一定人数は来店してくれていました。私も幼い頃は新聞の折込チラシを見るのが好きでした。

もちろん、まだ一部の業界と大手企業の広告効果は高く(バイイングパワーがあるため)集客につながっています。

しかし、折込チラシも年々高齢化しているためF1F2、M1M2層へのリーチの難易度が上がり続けています。

F3M3層へは新聞の折込チラシでもある程度集客ができるとクライアント事例を見ていても思うのですが、それ以外の層の多くはリスティング広告へと移行しているように感じます。

情報収集の中心が紙か、スマホの違いですね。

広告を使った来店動機は基本的にディスカウントが中心になるためリピート率は価格勝負になりがちです。

(本音は安いから来た、という顧客は本当の顧客ではないです)

一部の大手企業であればOKかもしれません(当社大手クライアントも低価格で勝負しています)が、中小企業はやめた方が良いです。

基本的には値引きは最小限にとどめて(高単価)商品販売・サービス販売をすることが大切です。折込チラシでリーチできない層へはリスティング広告を活用する企業も多いでしょう。

来店予約型の店舗であればそのまま予約できるシステムに飛ばす方法をとっているところが多いと思います。

しかし、ここでも一つ難点があり、無断キャンセルが横行してしまうのも広告の特徴の一つです。気軽に予約して気軽にスルーしてしまいます。

店舗経営者からしてみたらそれなりに準備をして待っているので「なんでやねん!」とブチギレたくなるでしょう。

でもそれが現状の店舗の実力だし、会社の実力なのです。

適正価格で商品を販売して、高リピート率を獲得するにはどうしたらいいのか?せっかく予約を入れてくれたお客様の無断ブッチを防ぐにはどうしたらいいのか?

この問いを4年前にしてじっくり作り込んで出来上がったのが新刊です。まさに、口コミを集めることですべての問題が解決できると設計しました。(この時点ではもちろん仮説状態)

ある日突然、「これからは口コミ集客の時代です」と言い出すから、クライアントも成田が狂った・笑

と思っていたでしょう。それでも私の仮説を信じて取り組んでくださったことで確信するに至ることができました。

これからは広告で集客は完結しない、なぜならば口コミを見てから来店するからだ!と言い切るようになってから広告だけで集客効果を判断することはなくなりました。

ここで登場するのが、口コミです。

当社クライアントは物販が多く、基本的にグーグル口コミを利用しています。

飲食店だったら食べログでも良いし、美容院だったらホットペッパービューティでも良いです。

口コミを集めることで同額の広告効果が上がるのか?を検証するようになりました。

本にも書いているようにこの仮説はドンピシャで当たり、顧客の獲得コストは大幅に下がりました。

すでに口コミ1000件以上・4.9点・全ての口コミに返信済みの店舗がたくさんあるのではっきり言いますが、折込チラシは90%減でも同数以上の顧客が集まるようになりました。

しかも、リピート率も高いし、無断キャンセルなんてほとんどありません。

広告で認知をとる(オープン半年間程度で終了してもいい、あとは年に1、2回くらい)、そして口コミで集客をするという流れが今後のスタンダードになります。

まだ折り込みチラシやリスティングが効いているうちに、口コミ集客の土台である「口コミ収集」に力を入れましょう。

まだまだ各業界ブルーオーシャン状態なので本気でやれば地域一番店を確実に作り上げられます。

・・・ここまで読み進めておそらく皆さん「そうだよそうだよ」となると思っています。

がしかし!

ほとんどの企業がやらないんですよ。

だからチャンス!

なぜやらないのか?理由は簡単です。めちゃくちゃ面倒だからです。

広告は資産になりません。ずっとお金をかけ続けないといけないからです。

口コミは資産になります。はじめに1000件さえ集まれば集客無双モードに入ることができます。

ぜひ新刊をお読みいただき、口コミ集客していきましょう。

当社への依頼はホームページからお願いします。


小売・サービス・飲食業専門コンサルティング会社を経営している成田直人です。元ABCマートアルバイト個人売上日本一/PCデポ個人売上7か月で1億円/東久邇宮文化褒章受章/ビジネス書作家/研修講師/コンサルタント