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私がカナダの大学を選んだ理由。~英語学校時代編~【現役大学生に特に読んで欲しい!】

こんにちは&こんばんは。成増餃子です^^

今回は以前に書いた私の高校時代編の続きとして、英語学校時代&大学オリエンテーションで得た気づきの話を少し書いていこうかなと思います。
自分が思うままにつらつらと書いたので、読みづらい箇所が多々あると思います。スミマセン。汗

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・以前の記事をまだ読んでいない方はこちらからどうぞ♪
私がカナダの大学を選んだ理由。~生い立ち&高校時代の短期留学の話編~

・私がカナダの大学を選んだ理由。~高校2&3年生編~
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無事に都内の高校を卒業した私は、その約2週間後に留学ジャー〇ルの斡旋で単身カナダへと旅立ちました。

当時(2008年頃)は今よりも情報が手に入り辛く、海外の大学に行く学生も今よりも(恐らく)少なかった事と私はなまじっか(カナダの大学に行くために)勉強は頑張っていたせいで、高校の先生方には卒業する時までカナダの大学に進学する事を止められていました。

「なんで日本の大学じゃダメなんだ」
「試験が嫌だったら推薦でどこでも入れてやる」
「海外の大学を出たら日本で働けないぞ」

などなど・・・最後の方はもはや脅しに近い感じですが(笑)本当に反対勢力が強すぎて、世の中と逆行するとはこういう事なのかと高校生にして味わった記憶があります。

でも、卒業してから気づいたのは、あれは私のためを思って、というよりも「進学実績」にこだわる私立高校ゆえの発言だったのかなと思いました。

いかに多くの生徒を大学にねじ込むか。

それによって高校の入学希望者の人数も変わってくるらしいです。
事実、私のクラスで専門学校を希望していた同級生達は度重なる面談の後に、短大・四大に進路を(なかば強制的に)変更させられ、入学後しばらくしてからほぼ全員が「(環境の)ミスマッチ」により退学しています。

高校としては大学に入ってくれさえすればオールオッケーなので、入学後に何があろうと知ったこっちゃあないのでしょうね、きっと。これだけ聞くと怖い話ですが、恐らく都内の大多数の私立高校は同じような状況にあるはずです。



高校の裏事情が長くなりましたが(汗)そんな大人たちの言葉を聞いて、海外の大学に行く自分は卒業後は日本では働けないし、働く気もさらさらないと思っていました。

それは「日本を捨てる」という事と自分の中ではイコールで、それぐらいの覚悟が自分にはありました。

まあ、家族とはそれほど仲が良いわけでもなくて、高校でもそれほど仲が良い友人がいたわけでもない。高校生の自分には捨てるものが全く無かったんですよね。それに加えて酷く無知だったので(笑)まあ、どうにかなると思い込んでいた。

無知がゆえの強さ。根拠のない自信。今の自分には絶対無い物ですね;;


カナダに到着後、大学付属の英語学校では、特に始めの頃は自分の英語力の無さには泣く日々も多かったものの、クラスメイトにはとても恵まれて充実した日々を過ごしていました。元から環境には適応しやすく、文化の違いを楽しめる性格だった事が災いしたと思います。

学校の勉強はかなりスパルタで、毎日朝9時~16時までみっちり授業があり、下のレベルはそれこそ文法の勉強が多かったのですが、上のレベルに上がるにつれて毎週プレゼンをしないといけなかったり、その場で出されたテーマについて1時間でエッセイを書かないといけなかったり、英語のクラシック映画を観てリスニング問題に答えるなんていうのもありました。

特にクラシック映画のクラスで観た「風と共に去りぬ」は最初から最後まで一言も英語を理解できず(泣)テストも散々だったのですが、あれは現地の人でも理解するのが難しいぐらいな南部英語だという事を後に知り・・・。アメリカの歴史を知る上ではとても良い映画でしたが。また近々自分の力試しに観てみようかなーと思っています^^



そんなこんなで、英語学校の最終テストに合格し、1年遅れでやっと!大学に進級出来ることが来まった日は本当に嬉しかったです><
恐らく、それまで生きてきた中で一番充実感があったと思います。


私が通った州立大学には、毎年約50か国から正規留学生・交換留学生が来ます。その生徒たちを集めて授業の取り方や生活の仕方をレクチャーするのが毎年9月初めに行われる「オリエンテーションキャンプ」。3日間ほど郊外のキャンプ場で行われるもので、私もこれに参加しました。

そこで私は沢山の衝撃的な出会いや学びを得るのですが、それよりも前にまずは他の国からの留学生の喜びぶりに圧倒されました。笑
大学に行ける!!やっほい!!!みたいなノリの∑(゜д゜υ) 

先にも書いたように私もそれまでずっと大学に入るために勉強をしてきた身だったので、もちろん喜びに溢れてはいましたが・・・でも、彼らの全身から溢れる幸せオーラはぜんぜん違う!なぜか????


それは、彼らのほとんどが「大学入学を当たり前としない」国から来ているから。


私は気づいたんです。

世界には200近い国があります。が、そのうち7か国のみが「主要先進国」と呼ばれ、日本もその7か国のうちの1つです。こう考えると、世界のほとんどの国はざっくり言うと「途上国」なワケですよね?

そういう「途上国」では学校に行く事のハードルがまずは高いですし、ましてや大学に行く事、さらには海外の大学に行く事なんてある種、夢物語に近い物があるはずです。

途上国でも相当なお金持ちであれば別の話かもしれませんが、(北米一般的に言えますが)私の大学の留学生は紛争地帯で「難民」だった子が奨学金を受けてきている場合も多かったので、そういう人生(しかも自分だけでは無くて家族の分も)を背負ってきた人たちがカナダにたどり着き、大学に入る。

私が圧倒されてしまったのは、単なる表面上の喜びではない、彼らの心の底からの「歓喜」であると気づきました。

先にも書きましたが、私の高校時代には「大学に行くのは当たり前」でした。そして、私もそう思って勉強をしてきた。でも、大学に行けるのって本当は当たり前じゃないんですよね。世界から見れば、とても特権的で贅沢な事なのだと思います。

だから、国や親に感謝すべきだ!という考えを押しつけるつもりはありません。ただ、こういった考えもあるという事が皆さんに伝われば幸いです。


以上、私の英語学校時代&新入生オリエンテーションで気づいた事までのお話でした!かなーり長くなってしまいましたが、読んで下さってありがとうございます><

私の怒涛×1000の大学1年目に関してはまた今度時間のある時に書きたいと思います!

もし気に入って頂けましたらスキ&サポートよろしくお願いします。
ジャンプして喜びます(∩´∀`)∩わーいっ


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