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”君の名は”をみた感想(※ネタバレ注意)

 どうも、Napoptosisです。今回は久しぶりに映画ネタでいきたいと思います。今記事で紹介するのは以前世間を大きく賑わした”君の名は”という映画について、自分自身が思ったことや良かった点、足りなかった点など記事にしていけたらと思います。
 なぜ今頃この映画?と思う方も多いと思いますが、個人的に結構いろいろな意味で衝撃を受けたため記事にしてみようと思いました。
 自分が観たのは、映画が公開されて数ヶ月経ってからだったのでまあまあ流行には遅い方だったのかなと思います。あまりにも友人やネットでの評価が高かったので、あまり興味はなかったのですがどんな映画かなと思って観てみたというイメージでした。
 今回のこの記事は思いっきり個人の視点なので、賛否両論分かれるかとは思いますがよろしくお願いします。

①ざっくりとあらすじ

君のなは02

 千年ぶりとなる彗星の来訪を一か月後に控えた日本。山深い田舎町に暮らす女子高校生・三葉は憂鬱な毎日を過ごしていた。
 町長である父の選挙運動に、家系の神社の古き風習。小さく狭い町で、周囲の目が余計に気になる年頃だけに、都会への憧れを強くするばかり。
 「来世は東京のイケメン男子にしてくださーーーい!!!」そんなある日、自分が男の子になる夢を見る。
 見慣れない部屋、見知らぬ友人、戸惑いながらも、念願だった都会での生活を思いっきり満喫する三葉。
 「不思議な夢……。」一方、東京で暮らす男子高校生、瀧も、奇妙な夢を見た。行ったこともない山奥の町で、自分が女子高校生になっているのだー。彼らが体験した夢の秘密とは?
(参照:https://filmarks.com/movies/65931/spoiler)

 とまあとある男の子と女の子がある日突然体が入れ替わって、驚きながらもなんとかその入れ替わった本人を演じようと生活をしていくところから始まったと思います。
 大体の方が視聴したかと思いますので、大幅に省きますが、ざっくりと説明すると主人公滝くんとヒロインの三葉が入れ替わっていたのはリアルタイムではなく時間軸がずれていての入れ替わりであったと。
 そしてその時間軸のズレは3年?だったと思います、3年のズレがあって滝くんの場合は今入れ替わっていた体は実は滝くんが今存在している時間から3年前の三葉の体に行ってしまっていたって感じです。(上手く言えない)
 けど実際には三葉はもうこの世に存在していなかったことが後のち判明します。三葉の村に隕石が衝突してしまい•••。それを知った滝くんは、なんとか助けられないかと、次の入れ替わりか自分で自ら入れ替わりにったのかあんまり覚えていませんが、そこで三葉を助けたいと思うべく行動を開始する的な物語だったと思います。

 時間軸の違う入れ替わり、隕石の衝突、こういった内容は個人的にも好きなジャンルですね。

②良かったところ

 まずは良かったところをみていきましょう。まずひとつめに出てくるのは”映像が綺麗”なところでしょう。現実では空気も汚く都会の喧騒で溢れている新宿の街などとても綺麗な描写で描かれています。
 それよりも自然の描写がとても美しいです。あまりアニメをみない自分ですが描写は凄い綺麗だなあと思いました。
 また物語的にも滝くんは都会育ちで三葉は田舎育ちで都会に憧れをもっていましたので互いの都会の美しいところ・田舎の美しいところが上手く平等に表現されていたなと思いましたね。

 また良かったところはストーリー(物語)の設定でしょう。日本の古きに伝わる文化など言い伝え、伝説などを上手く伏線として持ってきていたのは誰もがワクワクするような設定になっていたのではないかなと思います。
 そして細かく張られた伏線がまた、君の名はがヒットした要因のひとつでもあるでしょう。

 そして映画の見所はやはりミステリアスな点が個人的には見所のひとつだったのかと思います。しかしミステリアスな点というのはどんどん物語が進むにつれて紐解かれていくにつれ、面白さという物に変わるのものだと思います。この映画はこういった部分も上手かったなと思いましたね。
 

③個人的によくわからなかったところ
 

 ここからは結構細かい話が多くはなってくるのですが、鑑賞中ところどころ気になってしまう点があったのでそこを共有したいと思います。

・入れ替わりの時、3年のズレになぜ気づかなかったのか
 まずはこれですね。携帯電話も持ち合わせていたのにも関わらず、入れ替わっていたのが(滝くん視点)3年前だということに気づかないのが疑問でした。学校にも通っていたし携帯電話も持っていた。結構そういう日常では日付に出会う場面たくさんあったのではないかなという点ですね。

・滝くんはなぜ過去にあった大災害そのものを知らないのか
 物語が進むにつれ、緊迫したシーン(先輩たちと三葉の故郷へ向かうシーン)で思い出した?かピンときたそのタイミングがよくわからなかったですね。パラレルワールドでの入れ替わりだったならば可能性はあったと思いますがそうではなさそうでしたし•••

・クライマックスのシーンでなぜ滝くんは三葉の名前を忘れていたのか
 
ここのシーンも個人的に印象的でしたがなぜ思い出せないのかわからなかったです。タイムスリップ系だとこういう影響が脳に出てしまうのですかね、そういった設定が曖昧だったようにも思いました。

・いつから恋愛の感情が芽生えていたのか
 個人的にはラストまで滝くんは先輩のことが好きなんだと思っていました。がしかしクライマックスのシーンで、手に名前を書くシーンあったとお思いますが、てっきり思い出した名前を書くと思ったのですが「好き」的なこと書いてましたよね。
 あ〜名前思い出したんだな•••って思ったら好き?!って心の中でつっこんでしまいました。自分ひねくれものだからこういう点がどうしても気になってしまうのです。

 後々、矛盾点など調べていたらオカルトティックな三葉のおばあちゃんが三葉(滝くんが入れ替わってた時)の隕石衝突の話を一切信じなかったところだったり、彗星の向きが違ったり、滝くんと先輩のデートが気になり学校を休んでしまう三葉など結構出てきました。
 その点まとめてみると、物語はしっかりと構成できていた上に細かい設定の部分が少し疎かになってしまっていたのかなあと思ってしまったところです。

 しかし結果的に大きく捉えてみると、なんだかんだで必然性があっての展開だったのかなあと思ったりもしました。

④自分が理想としたラストシーン

君の名は

 ここが個人的に1番、この映画の本質ではあったんじゃないかなと思ったところです。結構印象に残っていたラストシーンです。(※凄く個人的な意見です)

 滝くんと三葉はお互い忘れてしまった状態で時は流れ、ある街で最後すれ違いをして、「ん?」な状態で終わりました。
 これは今後2人は結ばれるのか、それとも偶然な出会いをしてまた何か進展があったのかなど視聴者の方に想像を委ねられた感じでラストは”ハッピーエンドで終わった”と思います。

 しかし、個人的には感動のポイントがイマイチわからなかったのです。なんでだろうなーと観賞後に結構モヤモヤが続いていたんですが、ふとあるとき思って、多分ですがこの映画の個人的に理想とするエンディングは、滝くんが三葉を助けようと足掻くシーンがクライマックスで、結果的に過去は変えることができず、村が滅亡してしまうという。バッドエンドを自分は理想としていたのだなと、思った点です。
 そこで「過去は変えられないんだ•••」と滝くんがその場で崩れ落ちるラストシーンだったらば、個人的には相当な「傑作映画」として残っていたと思います。

 別にバッドエンドを好んでいるわけではないのですが、このような設定からするとバッドエンドな結末だったの方が映画の構成としてはより見所があったのではないかなと個人的に思いました。
 結果的に今回の視聴者の対象である若者や学生に向けて作った映画だったからこそ、このようにハッピーエンドになったのかもしれません、がこの辺の話となると新海誠氏か神のみぞ知る領域でしょう。


最後に

 以上、結構長く書いてしまいましたがここまで良い点も悪い点も含め考えさせられた映画は久しぶりだったもので記事にしてみようと思いました。

 割と個人的に矛盾した点が大きく映ってしまった映画ではあったのですがこれだけ多くの人から支持があるのですから結果的にこの結果が全てなのかなと思います。
 そしてこれだけのことを考えさせてしまうほど影響力はやはり強かった映画だったんだなと改めて思いました。
 そしてまた申し訳ないのがこの映画を観たのがもう4年程前なのであまり内容に関して真実を語れたのかといえば少し不安な点も多いです。
 なのでそこらへん違うよなどありましたらお気軽にコメントいただけたらなと思いますので、よろしくお願いいたします。

 本日は以上です。ありがとうございました。

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