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47課の場面『みんなの日本語』

47課の文法は(伝聞の)そうです と (推測の)ようです。初級ですから「みたい」との違いなど、そんなに躍起にならなくてもいいと思っています。天気予報も参考程度にわかればいいと思っています。

〈1〉友達から聞いたことを話す

異なる国からきたクラスメイトがいれば、その国の話を日々聞いているはずです。どんなことを聞いたか聞いてみましょう。「ベトナムの警察はとても厳しいそうです。」「ネパールの地震はとてもひどかったそうです。」「フィリピンの大統領はこわいそうです。」

〈2〉休んでいた友達に、テストの詳細を伝える

「〇月△日にテストがあるそうですよ。」「とっても難しいそうですよ。」「40点とれなかったら、もう一回試験を受けなければならないそうですよ」「試験時間が長いそうですよ」「漢字の試験はないそうですよ」

と、ここで「漢字の試験はないそうですよ」と「漢字の試験はなさそうですよ」では、大きな違いになります!インフォメーションギャップがあるペアワークにするとおもしろいかもしれません。

〈3〉推理する・助ける

「ようです」は書き言葉で丁寧。ですから、それをあえて話すということは、一歩引いた、冷静な判断で会話をしているとき、ということなるでしょうか。だから、セリフを考えていると、刑事ドラマのようになってしまう気がします。例えば、町で。「あの人、何か探しているようですよ」「何か困っているようですよ。」「道がわからないようですよ。」など、助けたほうがいいか相談する場面になるでしょうか。話す場面でなければ、文法コロケーションハンドブックによると「ようだ」の用例は「Yahoo!知恵袋」に多いとあります。SNSの書き込みを読んで返信をつけるときの「お困りのようですね」「お疲れのようですね」のように使うのでしょうか。私はSNSの書き込みを練習に取り入れたことはありませんが、そういう授業をされる方は「ようです」を使った書き込みの練習をしてもいいかもしれません。

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