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50課の場面『みんなの日本語』

『みんなの日本語』は文法ばかりを教える教科書じゃない!と言いたかったのに、文法事項の説明ばかりになってきて、こんなはずじゃなかったのにな・・・と更新が途絶えてしまっていました。

そんな中、先日、日本語教師の心構えとして「その言葉が使われる場面を手元にもっておく」という素敵な言葉をいただきました。そうだ、それなら私にもできる!『みんなの日本語』で学ぶ言葉の場面を考えるシリーズを始めようと思います。

さて、50課で学ぶ文法は「謙譲語」。謙譲語が使われる場面を考えてみます。

〈1〉コンビニで

導入はコンビニに行ったときに店員さんに言われる言葉を出しあえば、その中には謙譲語が含まれていると思います。「いらっしゃいませ、こんにちは」からはじまり「お待たせしました」「「お預かりします」「お返しします」など。

〈2〉ホテルで

ホテルに入り、チェックインしてから部屋に案内されるまで。または、チェックアウト時など、フロント役とお客様役になって。

「お荷物、お持ちします」「お運びします」「ご案内します」「タクシーをお呼びします」「お写真をお取りします」「ご説明します」「すぐ参ります」「拝見します」「お伺いします」「お調べします」「ご用意します」など

〈3〉進学先での会話

今現在学んでいる日本語学校の想定だと、今まで丁寧体で話していたのに、急に敬語で話せと言われても、練習のための練習になる可能性があります。進学先のまだ見ぬ先生を想定してなら、緊張感も高まり、敬語を練習する価値も上がります。

「先生、ご相談したいことがあるんですが、授業の後、先生の研究室にうかがってもよろしいでしょうか。」

これはN3公式問題集の中の問題の1つです。JLPTをこんな風に意識しながら練習に織り交ぜておくのもいいかもしれません。

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